【決定版】徹底解説!!シールド戦に備えてパックを剥いてデッキを組んでみよう【白熱のアルカナ】

サムネカード紹介

お世話になっています。J.T.Parkです。
皆様、ポケモンカードゲームやってらっしゃいますでしょうか。

最近はいくらか涼しくなってきました。

風が気持ちいいな、などと思いながら街中を移動していると、小学校などでは運動会の練習をしており、いろいろな角度で秋が迫っていることを実感します。

皆様は秋、感じられていますか?

さて、今回はシールド戦に向けた記事になります。

お付き合いください。

はじめに

正直、シールド戦難しすぎますよね。

引いたカードに左右され、そこからのデッキの組み立てに経験が必要になり、さらにサイドプランなどプレイングも大切になってくる。

この難しさから少しでも解放される方法を考えてみましたが、カードのヒキをよくする方法はなく、プレイングは日々の研鑽の中で培われるもの以外にないため、楽を出来るポイントは結局デッキの組み立てをいかに素早く終わらせるか、くらいしかありませんでした。

そこで、今回の記事では実際に引いたパックからデッキを作り上げる工程をご紹介。
シールド戦時にデッキを組むのに抑えたいポイントを解説していきます。

加えて、複数の開封結果とそこから作ったデッキをご紹介し、デッキを組む際の引き出しを皆様の脳内に増やしていただくことで、カードピックアップの時短を目指し、本番では時間と心に余裕を持てるようにしていただきたいと思います。

よろしくお付き合いください。

1.今回の10パック

シールド戦1
シールド戦2

今回実際に引いた10パックの中身をご紹介。

以下にリスト化したものも用意しました。

リスト化

デッキコード:g6HQQg-IdtgGI-LLgnQn

では早速、デッキに使いたいカードをピックアップしていきましょう。

2. 使いたいカードをピックアップ

当サイトの記事で、当日引いたらピックしたいカードをまとめているものがあるので、よろしければ一緒にご覧ください。

ポケモンV、VSTAR

まずV、VSTAR枠を確認してみるとクチートVSTARライン、マギアナVがいます。

シールド戦のデッキ構築の基本は出てきたポケモンVを中心にデッキを組んでいくことになりますので、この2体を基盤にデッキを考えていくことにしましょう。

クチートV
マギアナV

かがやくポケモン

かがやくポケモンは今回フーディンということで、全体的に低い打点をダメカンを特性:ペインスプーンにより動かせることで調整することが出来るため、間違いなく採用です。

かがやくフーディン

グッズ

ポケモンいれかえ、きんきゅうゼリー、キャプチャーアロマの3枚が当たりました。
3枚とも採用です。

ポケモンいれかえ、キャプチャーアロマは考える必要もありません。

きんきゅうゼリーはクチートVSTARに使う事はもちろん、HP100台のアタッカーになるポケモン達にも使い道があるため採用します。

サポート

ふりそで、ジャッジマン、ミクリが当たりました。
当然全部採用です。

手札を増やし、ポケモンをベンチに並べないことには戦うこともできません。

エネルギー

ダブルターボエネルギー、Vガードエネルギーが当たりました。
全部採用です。

今回の「白熱のアルカナ」のリストを見てみると、意外とダブルターボエネルギーに対応しているワザが多く、優秀な逃げエネにもなってくれるため採用しておいて間違いはありません。

Vガードエネルギーも貼り得なエネルギーなので入れておきましょう。

シングルプライズ(非ルール)のポケモン

ここからが大変な作業になってきます。
デッキの動きを支えてくれるぺラップドーブルが2枚ずつ出てきてくれたのは幸運でした。

ペラップワザ:サイクルドローを使う事はもちろん、逃げエネ0である点が優秀なので採用します。
ふりそででペラップを持ってきて場に出す、という動きも強力です。

ペラップ

エネ加速要因としてドーブルも入れておき、エネルギーの安定と山札圧縮も狙います。

ドーブル

肝心のサブアタッカーですが、ぱっと見だけでも優秀なアタッカーとして

・チルタリス
・ザシアン
・フリーザー

・ザルード

がいます。

チルタリスはエネルギーの色を選ばず、中終盤での活躍が見込まれるため採用です。

チルタリスライン

マギアナVと鋼エネルギーを共有できる点でザシアンは採用しても良いでしょう。

ザシアン

ここからが難しくなっていきます。
第4のサブアタッカーとしてザルードフリーザーも採用したいですが、ここでエネルギーの色とそれぞれのポケモンの特徴を考えていくと

  • クチートVSTAR、マギアナVをデッキの軸としているため超エネルギーと草エネルギーは確定
  • デッキの安定感を考えるとホウオウV軸でない限りは3エネ軸が限界
  • きんきゅうゼリー+フリーザーの確定マヒ&回復コンボが超強力
  • ザルードのベンチ呼び出しも非常に有効

今回筆者はザルードを採用することにしました。

理由としては

1.セレナを引けていないのでベンチ呼び出し手段は強力
2.
草2エネで70〜210ダメージ与えることができる
3.サーチ手段として強力なバドレックスと草エネルギーを共有することができる

という3点です。

最後に強力なサーチ手段としてバドレックスを採用します。
逃げエネが2という点がシールド戦の環境においてはかなりデメリットではありますが、

  • クチートVをしっかりVSTARに進化させたい
  • 特殊エネルギーをサーチして220ダメージのスペシャルレーザーを打ちたい
  • 倒されなければブルームシャインで攻撃することも可能

ダブルターボエネルギーが2枚当たっているので、早いターンに使う事が出来ると強力なサポーターになってくれます。

3. 試してみる

ピックで考えた事をもとに40枚に押し込んでみました。

クチートマギアナ

デッキコード:gnLnLn-Rz2TRu-LnH6Ln

会場でジュンは1枚支給されるのでジュンはもちろん採用し、エネルギーの配分はマギアナVが安定してワザを打てるように鋼エネを多く採用しました。

各対面の立ち回りを考える

デッキは作って終わりではありません。
カードをピックした後は各対面との立ち回りを考えていきます。
それぞれのポケモンVに自分のどのポケモンを使って戦っていくかプランを考えることでデッキ構築の見直しをしていきます。

対ジャローダVSTAR HP270
ジャローダVSTAR
  • クチートVSTAR サドンイーター×2(180+90ダメージ)
  • マギアナVスペシャルレーザー220ダメ+ザシアン等による50ダメージ
  • クチートVSTAR サドンイーター→1発耐え→チルタリス マジカルエコー

やや不利対面。
シングルプライズ(非ルール)のポケモンではジャローダVSTARに対して打点を持てないので、早期にクチートVSTAR、もしくはマギアナVを立てる必要があります。

対レシラムV HP220
レシラムV

  • マギアナVのスペシャルレーザーによるワンパン
  • クチートVSTAR サドンイーター×2(180+90ダメージ)
  • クチートVSTAR サドンイーター→1発耐え→チルタリス マジカルエコー

微不利。
レシラム側が煌く翼で動いてきた場合はサイドを1枚与えてでも後でアタッカーを育てていく必要があります。

対アローラロコンVSTAR HP240
アローラロコンVSTAR
  • マギアナV スペシャルレーザーによる弱点ワンパン
  • マギアナV 基本エネのみスペシャルレーザー+40ダメージ
  • ザシアン スライスブレード+40ダメージ
  • ザシアン ダブルターボ込みスライスブレード+80ダメージ

やや有利
クチートVSTARが使えないことは厳しいですが、マギアナVとザシアンで弱点が使えるので比較的優位に戦うことができます。

対クチートVSTAR HP260
クチートVSTAR
  • マギアナV スペシャルレーザーによる弱点ワンパン
  • マギアナV 基本エネのみスペシャルレーザー+60ダメージ
  • ザシアン スライスブレード+60ダメージ
  • ザシアン ダブルターボ込みスライスブレード+100ダメージ
  • クチートVSTAR サドンイーター×2(180+90ダメージ)

やや有利。
マギアナV ザシアンで弱点が突けるのとアローラロコンと違ってクチートVSTARも攻撃に参加できるのでポケモンVの中では一番戦いやすいかもしれません。

対マギアナV
マギアナV
  • マギアナVのスペシャルレーザーによるワンパン
  • クチートVSTAR サドンイーター+マギアナV ギアスロー

五分。
HPが210と低めなので、マギアナVで先殴りができるかが大切になります。
クチートVSTARが弱点を突かれてしまうため、出す場面は注意したいとところ。
ギアスローなどで先に30ダメージ入れておければ、クチートのサドンイーターで倒すことができます。

対ホウオウV
ホウオウV
  • マギアナVのスペシャルレーザー+10ダメージ
  • クチートVSTAR サドンイーター×2(180+90ダメージ)
  • クチートVSTAR サドンイーター→1発耐え→チルタリス マジカルエコー
  • マギアナV スペシャルレーザー→1発耐え→チルタリス マジカルエコー

五分。
HPが230と高めなのでワンパンプランは組めません。
ツーパンプランを通していくのが良いと思います。

総括

こうして見てみると、シングルプライズ(非ルール)のポケモンの火力が心許ないため、クチートVSTAR、マギアナVのどちらかが立たなければ勝負にならないですね。

バドレックスのサーチが非常に大切になってきそうです。
またせっかく立ったポケモンVをすぐに倒されてしまっては負け濃厚になってしまうため、チルタリスによる回復プランがマストになってきそうです。

またザルードをあまり計算に入れられていませんね。
「時間を稼ぐ」という観点から見るとマスキッパに変えてもいいかもしれません。

マスキッパ

もちろんシールド戦はアドリブ力がとても大切ですが、試合前にプランをあらかじめ組んでおくことで、行き当たりばったりな戦い方にならずに済むと思うのでオススメです。

デッキサンプル

当サイトのライターに募りまして、実際に引いた10パックのデータとそこから組んだデッキリストをご紹介します。

完全な正解というのは難しいですが、このパックから組むならこうなるよな、というような結果を見ることで、

サンプル1

開封結果

開封結果0930

デッキコード:y3yy32-ZEatkD-yypySU

アローラロコンVSTARとレシラムVが引けているので水と炎を中心に構築していきます。
ホウオウVも採用したいところですが、逃げエネ2のポケモンをデッキの中に増やしたくないのと、アローラロコンとレシラムで十分戦えるため今回は不採用とします。

組んだデッキ

アロロコレシラム
デッキコード:yMypMp-P3PdZn-UyS3yy
 

サブアタッカーとしてボルケニオンを採用。水炎のデッキ構築の時にしか採用できませんが立てば超強力です。
ホウオウVを入れる場合はハッサムラインを不採用にして、ザルード、マスキッパ、メガヤンマなど優秀なアタッカーがいる草エネルギーを採用したいですね。

ゲームプラン

対ジャローダVSTAR
  • レシラム、ボルケニオンによるワンパン
  • エンニュート→アローラロコンによるツーパン
対レシラムV
  • アローラロコンによるワンパン
  • ミロカロスのメロウウェーブ×2(コイントス2回で拘束)
  • レシラム先殴り→1発耐える→何らかで20ダメージ
  • ハッサム3エネワザ+ぎんせつスター
対アローラロコンVSTAR
  • アローラロコン先殴りツーパン
  • ミロカロスorハッサム1エネワザ+レシラム200ダメージ
  • ハッサム3エネワザ+ぎんせつスター
対クチートVSTAR
  • アローラロコンのスノーミラージュによる完封
  • レシラム200ダメージ+ハッサム1エネワザなど
対マギアナV
  • レシラム、ボルケニオンによるワンパン
  • ハッサム3エネワザ+50ダメージ
対ホウオウV
  • スノーミラージュによる完封
  • レシラム200ダメージ+30ダメージ
  • レシラム200ダメージ→きんきゅうゼリー起動→ハッサム3エネ
  • ボルケニオン3エネワザ+ぎんせつスター
  • ハッサム3エネワザ+ぎんせつスター

サンプル2

開封結果

デッキコード:DG8c4c-nWkIzM-8K4a88

デッキコード:DG8c4c-nWkIzM-8K4a88

ジャローダVSTARとレシラムVという強力アタッカーを2体引けているので草炎を軸にデッキを組んでいきます。
ダブルターボエネルギーを引けていないので、ジャローダVSTARはドーブルでなんとかするしかないですね。

組んだデッキ

ジャローダレシラム1001
デッキコード:NnLQni-ncUPxh-nHggLN

サポートが少ないので、ニャオニクスの特性:おまねきイヤーでセレナをサーチして、ゲームを決められるように採用してみました。
進化ポケモンはサーチしにくいのでたね1に対して進化先2の枚数配分にしています。

ゲームプラン

対ジャローダVSTAR
  • レシラムVによるワンパン
  • ジャローダVSTAR 5エネスターワインダーによるワンパン(ダブルターボ込みでも可)
対レシラムV
  • レシラムV 200ダメ+20ダメージ(エンニュートで混乱にさせとくと良し)
  • メガヤンマ160ダメージ+60ダメージ
対アローラロコンVSTAR
  • ジャローダVSTAR 4エネスターワインダーによるワンパン
  • 40ダメージ+レシラムV 200ダメージ
対クチートVSTAR
  • レシラムV 200ダメージ+60ダメージ
  • ジャローダVSTAR 5エネスターワインダーによるワンパン(ダブルターボ込みでも可)
対マギアナV
  • レシラムVによる弱点ワンパン
  • ジャローダVSTAR 5エネスターワインダーによるワンパン(ダブルターボ込みでも可)
対ホウオウV
  • レシラムV 200ダメージ+30ダメージ
  • ジャローダVSTAR 4エネスターワインダーによるワンパン

メガヤンマも160ダメージのワザを持っているので3エネつけて育てても優秀な働きをしてくれます。

サンプル3

開封結果

デッキコード:n66HgL-Suu4KC-gN9ngn

デッキコード:n66HgL-Suu4KC-gN9ngn

アローラロコンVSTARがいるので水エネ主体のデッキになることは確定。
ドーブルが2枚引けているのでカイオーガの起動も実現できそうです。

もう一方のポケモンVはホウオウVですので、カスタムの自由度が高そうですね。

組んだデッキ

ロコンホウオウ221007
デッキコード:xGa8cc-e4ZM4V-cccx8a

アローラロコンを中心にミロカロス、フリーザー、カイオーガと水の強力なアタッカーを採用しました。
高火力ワザを持っているザマゼンタをサブアタッカーとすることでマギアナVへのカウンターも意識しています。
水、鋼のデッキの動きを阻害しない程度に5色のエネを採用し、ホウオウVの火力アップも狙います。

ゲームプラン

対ジャローダVSTAR
  • フリーザー 70ダメージ×2+アローラロコン 160ダメージ
  • ザマゼンタ 220ダメージ+50ダメージ
対レシラムV
  • アローラロコンV ホワイトドロップ ×2(Vガードエネルギーをつけている場合のみ)
  • アローロコンVSTARによるワンパン
対アローラロコンVSTAR
  • アローラロコンVSTAR 160ダメージ+80ダメージ
  • アローラロコンVの段階でのザマゼンタ、ハッサムによるワンパン
対クチートVSTAR
  • アローラロコンVSTARによる完封
  • クチートVの段階でのザマゼンタ、ハッサムによるワンパン
対マギアナV
  • ドーブル→ザマゼンタによるワンパン
  • ストライク おんそくぎりによる特殊エネ破壊
対ホウオウV
  • アローラロコンVSTARによるワンパン
  • ハッサム 160ダメージ+70ダメージ(アローラロコン VSTARパワーなど)

サンプル4

開封結果

開封結果221007
デッキコード:SUXypM-wHw3KQ-SyySXp

デッキコード:SUXypM-wHw3KQ-SyySXp

クチートVSTARとレシラムVというかなり強力な組み合わせなので、本番でめちゃくちゃこの引きをしたいですね。

クチートVSTARはエネの色拘束がないので、超えねを採用せずサブアタッカーの色は自由に決められそうですね。

組んだデッキ

クチートレシラム221007
デッキコード:xc8ccc-6dZYFz-Gc8xDc

炎に加えて、足止め能力が高いフリーザーと水エネを採用。
さらにHP70のシステムポケモンを倒せたり、打点調整にも役立つザシアンと高火力を狙えるザマゼンタを採用。
炎水鋼の三色デッキとしました。

ゲームプラン

対ジャローダVSTAR
  • レシラムVによるワンパン
  • クチートVSTAR 180ダメージ+ルージュラorエンニュートorテテフ
対レシラムV
  • フリーザー 弱点込み140ダメージ×2
  • ザマゼンタ 220ダメージ
  • エンニュート 20ダメージ+レシラム
  • レシラム220ダメージ+フリーザーorザシアン
対アローラロコンVSTAR
  • 40ダメージ+レシラム
  • ザシアン 弱点込み200ダメージ+40ダメージ
  • ザシアン 弱点込み160ダメージ(ダブルターボエネ付)+エンニュートorテテフ
対クチートVSTAR
  • クチートVの段階でのザマゼンタワンパン
  • クチートVSTAR 180ダメージ+エンニュートorテテフorルージュラの2エネワザ
  • レシラムV200ダメージ+60ダメージ
対マギアナV
  • レシラムVによる弱点ワンパン
  • ザマゼンタ 220ダメージ
  • 30ダメージ+クチートVSTAR 180ダメージ
  • エンニュート 弱点込み120ダメージ&やけど+ザシアン 70ダメージ
対ホウオウV
  • クチートVSTAR 180ダメージ+50ダメージ
  • レシラムV 200ダメージ+30ダメージ
  • カプテテフ120ダメージ確定+ルージュラ

1、2エネでワザが打てるポケモンが多数なのでポケモンVがワザを打った後に倒されたとしても即座にツーパンを狙えるのがこのデッキの強みです。

最後に

いかがでしたでしょうか。

デッキサンプルの項目ではかなり駆け足の解説になってしまいましたが、少しでも当日のお役にたてればと思います。

デッキサンプルの欄に貼ったデッキコードのリンクからカードリストを見ることが出来ますので、自己流で組んで遊んでみるのもオススメです。

今回は以上になります。
また次回別の記事でお目にかかれればと思います。