【デッキ紹介】変幻自在!水のバレット戦術が環境を支配する!!WTB(ウォーターツールボックス)デッキ【バトルリージョン】

WTBサムネデッキ紹介

アローラ!!ポケントニスライターのいきうす です!!

CL愛知開催が直前に迫った先週のシティリーグで新たなデッキタイプが現れ結果を残しました。
デッキ名はWTB(ウォーターツールボックス)。または水バレットとも呼ばれているデッキです。

バトルリージョンで新登場した かがやくゲッコウガ を中心に優秀な水タイプのアタッカーを1枚ずつ採用した構築になっており、うらこうさくラインと特性:ひょうせつのまいモスノウ がデッキの動きを支えます。

本記事では環境で今後数を増やしていくこと必至のWTBの構築をご紹介いたします!!
是非ご覧ください!!

※用語解説
バレット…弾丸の意特定のポケモンをデッキのメインアタッカーと定義せず適材適所のアタッカーを使用するデッキタイプ。
ツールボックス…道具箱の意。意味合いはバレットとほぼ同義。海外ではツールボックスという名前の方が一般的。

デッキリスト

WTB

ポケモン

かがやくゲッコウガ 1枚

かがやくゲッコウガ

バトルリージョンで新たに登場した超強力アタッカーです。

3エネワザ げっこうしゅりけん は相手ポケモン2匹にそれぞれ90ダメージを出せます。
相手ベンチにいるうらこうさくラインなどの非ルールポケモンを一気に2体落とし相手のデッキの動きを鈍らせることでアドバンテージを稼いでいきます。
またポケモンVMAXやポケモンVSTARにあらかじめ90ダメージを乗せておくことで、後述するケケンカニVの火力をありえないくらい上げることが出来ます。

特性:かくしふだ も勿論強力です。
このデッキにはトラッシュに落とした水エネを使い回す手段が多く存在するので、実質ノーコスト2ドローと言えるでしょう。

スイクンV 1枚

スイクンV

序盤・中盤・終盤のいつ出しても仕事をしてくれる優秀なポケモンです。

2エネワザ:ブリザードロンドは相手のベンチ依存のワザではありますが、現環境はアルセウスジュラルドン以外は基本的にベンチにポケモンを展開していくことを想定したデッキなので、環境での通りは非常に良いです。

特性:しゅんそく によって手札事故を回避できる場面もあるので、アタッカーとしてもデッキエンジンとしてもオールラウンドに活躍できる1枚です。

スターミーV 1枚

スターミーV

主に環境で活躍している アルセウスVSTAR に対して打点を出せるアタッカーです。

2エネワザ:エナジースパイラル は相手の場のエネルギーの数だけ50ダメージ出せます。
アルセウスVSTARがトリニティノヴァを打った後だと、場に6エネあるはずなので300ダメージでお守りが付いてなければワンパン圏内です。
結構トラッシュにこのポケモンが見えてるだけで対戦相手にプレッシャーを与えることが出来ます。

ケケンカニV 1枚

ケケンカニV

ポケモンVSTARもVMAXもワンパンで沈めることができる最終決戦兵器です。

3エネワザ:デストロイヤーパンチ は素点90ダメージに加えて相手バトルポケモンに乗っているダメカンの数×60ダメージを出せます。

相手ポケモンに
ダメカン2個乗っていると90+120=210ダメージ(合計230ダメージ)
ダメカン3個乗っていると90+180=270ダメージ(合計300ダメージ)
ダメカン4個乗っていると90+240=330ダメージ(合計370ダメージ)
つまりクイックシューター2回で全てのポケモンをワンパンすることが出来ます!!

モスノウ ユキハミ 2-3枚

ひょうせつのまい(逃げ2)

このデッキがデッキとして成立している要因です。
特性:ひょうせつのまい は手札の基本水エネルギーを何枚でもベンチの水ポケモンに加速できる特性です。
これによって、あらゆるアタッカーが1ターンで即起動して攻撃を開始できます。

モスノウは3枚あると安心ですが、ユキハミさえしっかりベンチに2体出せていれば、ルリナで回収できるため2枚採用に留めています。

ユキハミ

また、本記事ではワザ なかまをよぶ のユキハミを採用していますが、逃げエネが1のユキハミも採用が検討できます。

うらこうさくライン 1-2-3-4枚

クイックうらこうさく

このデッキにおいてはうらこうさくラインは単純なデッキエンジンではなく立派なアタッカーです!!
特にアクアバレットは2エネで120ダメージ+ベンチにも20ダメージとミルタンクへの回答となっています。

マナフィ 1枚

マナフィ

れんげきウーラオス対策であると同時にWTBミラーマッチの際に相手のげっこうしゅりけんを通さないようにするために採用しています。

このデッキが登場してからより一層デッキから抜けないポケモンになりました。

グッズ

クイックボール レベルボール しんかのおこう 4-4-2枚

サーチカード

ボール系は初動の事故回避のためしっかり採用しています。
しんかのおこうはサーチ対象がインテレオンのみです。トラッシュに落ちている場合はルリナで回収できるため、2枚採用で充分と判断しました。

ふうせん 1枚

ふうせん

ひょうせつのまいの都合上ベンチにしかエネ加速できないため、ベンチのアタッカーをバトル場に出すという工程が必要になる場合があります。

この構築ではスイクンVにふうせんを付けておくと、1ドローしながらベンチに交代できるのでバリューが高いです。

タフネスマント 1枚

タフネスマント

ポケモンVがワンパンで倒されないようにHPラインを上げられように採用しました。
マナフィに付けて、クイックシューター→ヨガループされないようにする場合もあります。

あなぬけのヒモ 2枚

あなぬけのヒモ

ふうせんの採用理由と同じですが、こちらは相手の盤面にも干渉できます。

たっぷりバケツ 2枚

たっぷりバケツ

ひょうせつのまいとの相性抜群です。
デッキに残っている水エネルギーの枚数を気にしながらたっぷりバケツの使い所を見極めていく必要があります。

回収ネット 2枚

回収ネット

うらこうさくラインを使い回します。
また入れ替え手段としても利用できるので、汎用性の高いカードです。

レスキューキャリー 1枚

レスキューキャリー

ルリナでもほぼ同じことが出来ますが、ジメレオンを回収してサポートをサーチして使うなど、レスキューキャリーじゃないと出来ない動きもあります。

ともだちてちょう 1枚

ともだちてちょう

サポートの枚数を絞ってますので、1枚保険として採用しています。

サポート

ルリナ 3枚

ルリナ

水ポケモンと基本水エネルギーを4枚まで自由に選んで手札に戻せます。
このデッキとの相性があまりにも良すぎるため3枚採用していますが、序盤に使い所はなく中終盤から実力を発揮するカードですので2枚採用にして別のカードを採用しても良いかなと思います。

博士の研究 2枚

ナナカマド博士

一番汎用性が高いため採用。
ポケモンをトラッシュしてしまっても後からレスキューキャリーやルリナで手札に戻せるので躊躇なく使えます。

マリィ 1枚

マリィ

ツツジでも良いかと思いますが、このデッキは頂への雪道を採用していませんのでマリィにしました。

シロナの覇気

シロナの覇気

比較的毎ターンポケモンが倒されるデッキなので、シロナの覇気でドローできる場面が生まれやすいです。

ボスの指令 2枚

ボスの指令

ともだちてちょうで再利用できるので2枚で充分と判断しました。

スタジアム

トレーニングコート 2枚

トレーニングコート

かがやくゲッコウガの特性:かくしふだ によってトラッシュした水エネルギーをトレーニングコートで手札に戻すことによって実質0コスト2ドローになります。

相手のスタジアムを張り返すためにも2枚採用しました。

エネルギー

基本水エネルギー 7枚

基本水エネルギー

ルリナやトレーニングコートで回収できるので7枚で充分な枚数と判断します。
たっぷりバケツで2枚サーチできるようにデッキの残り枚数は常に頭に入れながらプレイすると良いでしょう。

キャプチャーエネルギー 2枚

キャプチャーエネルギー

ベンチの展開は重要です。
このエネルギーのサーチ手段はないですが、引けるとかなりバリューが高いので2枚採用しました。

弱点・課題

このデッキはバレットですので、様々なアタッカーを駆使してゲームを進めていきます。故に弱点が少ないのが特徴です。

しかしこのデッキはポケモンの特性にかなり依存しているため、ガラルマタドガスが後攻1ターン目に立ってしまうとピタリとデッキの動きが止まってしまいます。
ガラルマタドガス自体、環境で頻繁に見るわけではありませんが、今後このデッキが台頭してくると対策として採用が増えてくる可能性は十分あり得ます。 

キャンセルコロンの採用やあなぬけのヒモの枚数を不安など対策が必要になるかもしれません。

またWTBが増えてきたことでセイボリーの採用が増加傾向です。
ベンチに残さなければいけないポケモン、後から回収しても間に合うポケモンの正しい取捨選択が必要です。
WTBの使用者は大会で勝ち上がるためにより高度なプレイングスキルが求められることになるでしょう。

セイボリー

さいごに

いかがだったでしょうか?
環境で急激に数を増やしているこのデッキタイプ。メタカードなど構築ベースでの対策は難しいので、プレイングベースでの対策が求められるでしょう。
デッキパワーが非常に高く、使ってみるとデッキリストを見ているだけではわからない強さをたくさん発見することが出来ます。

現環境の様々なデッキに対応できるのが筆者好みですので、今後はWTBをメインデッキとして回していくことになるかなと思います。

新弾の発売も間近になっています。環境の変化がこのデッキにとって追い風となるのか、はたまた向かい風となるのか。
今後の動向に要注目です!!

最後までご覧いただきありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう!アローラ〜!!