アローラ!CL福岡0回戦敗退の いきうす です!
激戦のCL京都からもうすぐ1ヶ月が経過。その間にメタゲームが目まぐるしく変化し続けています。
本記事ではそんなCL京都のメタゲームがどんな構造なのか、また環境デッキのレシピを初心者の方にもわかるように徹底的に解説いたします。
CL福岡2022はYouTubeでも配信される予定です。この記事を読めば当日の配信をもっと楽しめるようになると思いますので、是非お読みいただけると幸いです!!
メタゲームのキーワードは「循環」
CL京都からCL福岡にかけてのメタゲームを一言で表すと「循環」です。
それはCL京都終了後のシティリーグの結果を追っていくと良く分かります。
時間が経過し戦いが重ねられるにつれ、その時の最大シェア数のデッキがグルグルと変化していく様子が見られます。
ミュウVMAXとはくばスイクンが基本的に環境の中心
↓
ミュウとはくばに強いクワガノンが大流行
↓
クワガノンに強い三神とれんげきウーラオスが流行
↓
三神に強いムゲンダイナ、ウーラオスに強いミュウとはくばが流行
↓
クワガノンが流行…(以下略)
と言ったように、そのタイミングで一番強いデッキが違ってきます。
良く言えばメタゲームがうまく機能している良環境なのですが、プレイヤー目線で見ると一体どのデッキを握ればいいのか非常に悩ましいところです。
そこでプレイヤーの選択肢は主に3つ
- 自分が使い慣れたデッキを使う
- 直前まで情報収集をしてメタゲームを読み切る
- うらこうさくラインで動く安定したデッキを選ぶ
以下で主要デッキのリストを紹介していきますが、中でもうらこうさくを採用した構築がかなり多くいます。
秘訣はその安定性で、試合回数が多いことでとにかく事故らないことが大切です。
そう言った意味でうらこうさくラインはデッキの安定性を底上げしてくれるので非常に大会向きのデッキとなります。
それでは早速デッキリストを見ていきましょう!
CL福岡2022主要デッキTier1
はくばスイクン
はくばスイクンはCL京都2022優勝であり、総合的な安定性は環境のデッキの中でも群を抜いています。
その要因として、
- うらこうさく ラインにより欲しいカードを常にサーチできる
- はくばバドレックス、スイクンV共に2エネで起動する
- 頂への雪道により相手の動きを妨害できる(自分の行動するためのターンをもらえる)
- メロン、キバナ によるエネ加速+αの動き
が挙げられます。
最近ではこの構築を基盤に様々なカードが採用されており、
グッズロックによって、クワガノンデッキ等の動きを止められる
フリージオや
フィニッシュ性能を高めることができる クロススイッチャー 等が採用されているケースもあります。
CL福岡でも安定を求めるプレイヤーがこのデッキを持ち込み相当なシェアになることが予想されます。
ミュウVMAX
前回大会のCL京都にて最大シェア数を誇ったデッキです。
ゲノセクトVによるドロー性能によって手札を補充し続け、状況に合わせてフュージョンポケモンの技を打ち分けることができる大胆かつ器用なデッキとなっております。
1ターン中に取れる選択肢が他のデッキよりもかなり多く、対面に合わせて勝ち筋を見出して戦うことができます。
この強するデッキに対して うねりの扇 や クラッシュハンマー で対策する構築が増え、ミュウVMAXへの対策はエネ破壊というのが一般化されてました。
そこで基本エネを軸とした闘型ミュウVMAXがCL京都後に増え始めました。
フュージョンエネルギーの採用を切って基本闘エネルギーを採用することによって、うねりの扇をケア。
加えてガラルサンダーVを採用することで、苦手とする悪デッキへの対策にもなっており、
さらには格闘道場の採用によって打点を上げることもでき、かなり万能に近い構築となっております。
基本的にはどちらの構築もTier1の強さを持っており、環境のうねりの扇の数に応じて、どちらの型が多くなる変わってきます。
三神ガラルファイヤー
CL京都のシニアリーグで優勝したデッキです。
三神を主軸にしたデッキは三神ザシアンと三神ファイヤーとがありますが、現在の主流は三神ファイヤーです。
それはフュージョンアーツから登場したミュウVMAXの強さが異次元レベルで、悪ポケモンで弱点をつかないと相手のデッキパワーに押し負けてしまう可能性があるからです。
またオーロラエネルギーによってガラルサンダーVの採用も可能で、ミュウVMAXの台頭で悪タイプが増加傾向の中、そちらにも強く出ることができます。
こう考えると三神ファイヤーの万能さはずば抜けていますね。
最近ではオーロラエネの汎用性を利用してクワガノンVを採用した構築もいるようです。
クワガノン(エレキブラスター)
前回大会のCL京都で彗星の如く現れ、ベスト4の結果を残し一気に環境に広がったデッキです。
特性:バッテリーのデンヂムシによって簡単にクワガノンのエネ条件を満たせることが魅力。
エレキブラスターによって相手の場のどこにでも200ダメージを出すことで、バトル場を攻撃せずとも相手の場を制圧することができます。
非ルールポケモンとは思えない高火力とうらこうさくラインによる安定性によって対策をしていない相手には、一方的に勝てるほどのデッキパワーを持っています。
一方で特殊エネ対策やグッズロックには滅法弱く、逆に一方的に負けてしまうゲーム展開に陥ることも。
クワガノンの対策が薄くなっているタイミングを見極めることが何よりも大切になるでしょう。
こくばバドレックスVMAX
前々回大会のPJCSで優勝したデッキタイプです。
CL京都では、ミュウVMAXの台頭に伴う悪デッキの増加で数を減らしていましたが、悪デッキの減少に伴い再び環境に現れ始めました。
こくばバドレックスVMAXの特性;めいかいのとびら によって、エネ加速と手札補充を同時に達成し、様々なサブアタッカーに繋げることが可能ですし、バドレックス自身も強力なアタッカーです。
デッキパワー・安定性ともに環境デッキの中でもトップクラスに高く、事故率も少ないので非常に大会向きのデッキです。
また、ゲンガー&ミミッキュGXやオーロット&ヨノワールGXのワザも非常に強力です。
悪デッキこそキツいものの、それ以外の対面にはかなり優位に試合を進めることができる強力なデッキであることに間違いありません。
CL福岡2022主要デッキ Tier2
れんげきウーラオスVMAX
CL京都では数を減らしましたが、相性有利のクワガノンが減ったことや、対策カードのミュウが減ったことでフタタに風向きが良くなり始めているデッキです。
従来通りの闘単タイプの型に加えて、ガラルファイヤーVを搭載した悪型も流行しております。
いずれにしてもうらこうさくラインによる高い安定性がこのデッキの再現性高めています。
ムゲンダイナVMAX
超タイプの流行、うらこうさくラインの流行によって再びドガスダイナに注目が集まりました。
序盤は特性:かがくへんかガスによってあらゆる特性を止めながら、強力な悪のアタッカーを育てていくデッキです。
元々のデッキパワー、安定感が共に高くこのデッキも相当事故率が低いデッキです。
今回の記事これしか言ってない気がするんですが、本当にそうなんです。
苦手対面のウーラオスが戻り始めている中、どれだけ結果を残せるか。
ゲンガーVMAX
ミュウVMAXの登場によってタイプ弱点がつけることから一気にシェア数が上がったデッキです。
このデッキはゲンガーVMAX単体の火力性能が環境でもずば抜けており、あらゆるポケモンを一撃で葬るパワーを有しています。
ただし、環境に戻り始めたウーラオスがキツい点や、マリィやリセットスタンプ を打たれた際に動きが止まってしまうことなど若干ゲンガーにとって向い風な環境にも見えます。
CL福岡ではどうなっているのか見ものです。
ルカメタザシアンザマゼンタ
シェア数は多くないものの確実にいるであろうデッキという立ち位置だったのが、クラッシュハンマーや耐久&回復の戦法が現環境において通りが良いということでシェア数を増やしています。
またこのVMAX環境において ザマセンタV の通りは非常によく、VMAX主体のデッキは本当にしんどくなります。
ロングゲームになりがちなデッキですので、25分間でゲームを終えられるようなゲームプランを要求されます。
そう言った意味でプレイング難易度が高い中〜上級者向けのデッキと言えます。
CL福岡2022主要デッキ Tier3
ジュラルドンVMAX
ジュラルドンVMAXの特性:まてんろう で特殊エネがついているポケモンからのダメージを無効化することができます。
クワガノンを始め、環境では特殊エネで起動するデッキが多くシティリーグではジュラルドンが結果を残した大会もありました。
しかし基本エネで動くデッキに対してはモミで回復できること以外特筆した点がなく、使用するタイミングを選ぶデッキである側面はあります。
クワガノンV系統
うらこさくラインを主体としているデッキに対し、クワガノンVでグッズロックをして動きを止めることをメインにしたデッキです。
雷のデッキはモココによって雷エネの加速が安定し、技を打てないターンが発生するような事態が起きにくくなりました。
クワガノンVのパラライズVで動きを止めながら、パルスワンを育てるかレックウザを育てるかで型が分かれます。
れんげきウーラオスが環境に戻り始めたことが向かい風ですが、どこまで食らいついていけるか。
サンダースVMAX
最近シティリーグなどで結果を残し始めている構築です。
うらこうさくラインの安定性とエレメンタルバッジによるエネ軽減によって、デッキの再現性が非常に高くなっています。
個人的にかなり注目しているデッキで、やはりうらこうさくで動かせるデッキは非常に大会向きで強いと思います。
ウーラオスだけどうするのかが課題です。
れんげきテンタクル
アルセウス&ディアルガ&パルキアGX と れんげきウーラオスVMAX のデッキがキツすぎますが、デッキ自体のポテンシャルはかなり高く、苦手としているデッキタイプ以外にはかなり強く出ることができます。
ウーラオスが環境に戻り始めているので、数はかなり少ないと予想します。
こう考えるとれんげきウーラオスが環境に与える影響って凄まじいですね。。。
最後に
いかがだったでしょうか?
CL福岡は本当に正解のデッキを見極めるが難しい大会だと思います。
裏を返すとそれだけ環境に多様性があり、あらゆるデッキに可能性がある大会だとも言えます。
果たして当日頂点に立つデッキは何なのか本当に目が離せません!!
↓大会の詳細はこちらから
最後までご覧いただきありがとうございました!
また次回の記事でお会いしましょう!アローラ!!