こんにちは!ポケントニスのライター のらしあ です!
今回は10月21日に発売予定の新弾「パラダイムトリガー」に収録される 森の封印石 をご紹介します!
ソード&シールドから始まったポケモンV環境もいよいよ終盤。スカーレット&バイオレットから登場するexポケモンとの世代交代が近づいている今、ポケモンVに大幅な強化が入りました。
この記事を読んで新カードに対する理解を深め、残り少ないポケモンV環境を一緒に楽しんでいきましょう!
カード
印象
とんでもないカードがでたなぁ(笑)
っていうのが最初の印象です。
これに関しては大半のポケカプレイヤーと同じだと思います。
全てのポケモンVがアルセウスVSTARごっこできる訳ですからね。弱いわけありません。
ただそれだけをお伝えしても価値のない記事になってしまうので、冷静な頭で考えたことをまとめてみました。
- 救われるVMAXポケモンは少ない
- 非ルールデッキに追い風
- 1ターン目の安定感が向上
- 頂への雪道への解決札
1つずつ順を追って説明します。
救われるVMAXポケモンは少ない
森の封印石は一見、VMAXポケモンでも汎用的なVSTARパワーを使えるようにすることで、活躍の機会を増やしてくれているカードなのかなと受け取れます。
ですが実際のところは救われるデッキは少ないのかなと感じました。
なぜなら 多くのVMAXポケモンは既にアルセウスVSTARが救っている からです。
アルセウスVSTARの特性は森の封印石の完全上位互換です。ワザを使えばエネ加速要員としての役割も担ってくれるので、特別な理由がない限り、VMAXポケモンの相方はアルセウスVSTARが選ばれるでしょう。
ではアルセウスVSTARを採用できない特別な理由があるデッキはどのくらいあるのでしょうか?
一撃・連撃・フュージョンのデッキ
これらのデッキは採用こそできますが、特別なテーマを持っており、特殊エネルギーに依存しているため無理してアルセウスVSTARを採用する理由がありません。
その分、森の封印石との相性は抜群です。
ミュウVMAXは既に環境上位のデッキのため、森の封印石という強化を得ることで環境TOPに返り咲けるかもしれません。
ムゲンダイナVMAXのデッキ
悪タイプでしかデッキを組めないためアルセウスVSTARの採用ができません。
現状はVSTARパワーの枠として ヒスイダイケンキVSTAR が選ばれることが多いですが、今後は 森の封印石 が選ばれるかもしれません。
後で触れる予定ですが、森の封印石を使う条件は「ポケモンV」としか書かれていないため、進化前に付けても問題ありません。
その場合、VSTARポケモンと違い進化するまで待つ必要がないので、1ターン目からVSTARパワーを使うことができます。
先攻1ターン目に スターアルケミー を使い ぐんぐんシェイク をサーチ、最速で ガラルマタドガス を立てるなんてことも狙えます。
VMAXポケモン単体の耐久デッキ
当サイトではあまり紹介したことがありませんが、1種類のVMAXポケモンのみでひたすら耐久するデッキが存在します。
それが メタグロスVMAXやパッチラゴンVMAX を使ったデッキです。
これらのデッキは絶対にVMAXポケモンと闘わせるため、ポケモンはVMAXへの進化ラインのみで構成されています。
他にも採用したいどうぐがあるため必ず採用されるかは怪しいですが、森の封印石によって安定感が向上するかもしれません。
非ルールデッキに追い風
非ルールデッキの強みはサイドを取られる枚数が少ないことにあります。
安定感を向上させるため、止むを得ず クロバットVやネオラントV を採用することがありましたが、可能であればポケモンVは採用したくありませんでした。
ですが、森の封印石の登場でこれらの考え方は見直されるかもしれません。
システムポケモンとしての役割を終えたクロバットVやネオラントVがスターアルケミーを使えるようになれば、サイドを2枚取られてしまう以上のメリットを提供してくれる可能性があります。
1ターン目の安定感が向上
森の封印石を使う条件はポケモンVのため、進化前の状態からVSTARパワーをつかう事が可能です。
盤面の展開やドローの補助、好きなカードを1枚引くことができれば、1ターン目に行いたい理想の動きに一気に近づくことができます。
また、1ターン目にしか使えない あとだしターボ や効果を使うことでターンが終わってしまうため1ターン目に使いたい ぐんぐんシェイク などは評価が見直されるかもしれません。
頂への雪道への解決札
公式のQ&Aでは以下のように書かれています。
このQ&Aが意味することは 「頂への雪道では森の封印石は止められない」 です。
なぜ止められないのかを簡単にご説明します。
まず、頂への雪道で特性を消せる対象は「ルールを持つポケモン」です。
森の封印石の効果を使うことができるポケモンは「ポケモンV」に分類されるため「ルールを持つポケモン」に該当するのですが、スターアルケミーという特性を保持しているのは「森の封印石という道具」であるため、頂への雪道の対象から外れてしまうのです。
正直、頂への雪道で止められないという利点はかなり大きいです。
アルセウスVSTARとの差別化ができるようになるので、スターバースの完全下位互換という特性でありながら環境次第ではアルセウスVSTAR以上の活躍を見せるかもしれません。
デッキレシピ
森の封印石採用型ミュウVMAXデッキ
森の封印石採用型れんげきウーラオスVMAXデッキ
森の封印石採用型ムゲンダイナVMAXデッキ
最後に
いかがだったでしょうか?
森の封印石は環境に大きな影響を与える強力なカードです。この記事では紹介できていない使い方や相性の良いカードもいっぱいあるかと思われますので、思いつき次第記事を更新していこうと思います。
また、対となる 大地の封印石 に関しても記事にしますのでよければご覧になってください。
それではまた次の記事で!アローラ!