今回ご紹介するデッキは「パラダイムトリガー」に収録される新カード、バオッキーVSTARを使ったデッキ になります。
ポケモンカード公式YouTubeチャンネルでは、ワザ:エンバースターと相性の良い特性:ヒートブーストを持つギャロップと組合せたタイプのデッキが紹介されていたので、本記事では趣向を変えてワザ:ひのたまフィーバーを有効活用できるような構築を紹介します。
今回の主役
今回の主役は「VSTARユニバース」収録の【バオッキーVSTAR】です。
デッキリスト
コンセプト
バオッキーVSTARのワザ:ひのたまフィーバーを上手く使おうと考えた際にネックとなるのがデッキをトラッシュしてしまうという点です。
ポケモンカードにおいては、トラッシュからカードを回収するにはかなりの手間がかかってしまうため、意図しないカードをトラッシュしてしまうのはかなりのデメリットとなってしまいます。
そこで今回はそのデメリットを可能な限り有用に扱えるように、トラッシュのセレナの枚数×60ダメージを出すことのできるテールナーを組み合わせることにしました。
戦い方としては大きく2パターンあります。
1つ目が非ルールポケモン(テールナー、かがやくリザードン)を多用し、サイドを2-1-1-1-2で取らせるパターン。2つ目がバオッキーVSTARを主軸としてサイドを2-2-1-2と取らせるようなパターン。
このデッキは相手によって戦い方を変えられる程器用なデッキではないため、自分の手札の状況に合わせて戦術を切り替えていきましょう。
上手く回れば、継続して220以上のダメージを出し続けることができるため、ポケモンVSTAR、VMAXを主軸とするようなデッキに対して有効に攻めていくことができます。
カード
ポケモン
バオッキーVSTAR:4枚、バオッキーV:4枚
このデッキの主役です。
このデッキはバオッキーVSTARから戦い始めるため、最優先に場に要するようにしましょう。
1ターン目にバオッキーVを最低1枚用意し、エネルギーを付けることが最も優先すべき動きになります。
ワザ:ひのたまフィーバーは2ターン目で使うことができれば、相手のHP220以下のポケモンVを刈り取ることができるのが優秀です。この時にトラッシュされたカード次第ではテールナーで高火力を狙うことができるので、相手ポケモンのHPが低いとしても5枚トラッシュするのをオススメします。
ワザ:エンバースターは終盤に300ダメージ以上の高火力を狙うのも強いですが、序盤・中盤で上手くエネルギー加速できなかった場合のリカバリー手段としても有用です。
ワザ:はじけるちからは後攻を取ってしまった場合のリカバリー手段として活躍してくれます。
ワザ:フレアファンブルも、ルギアVSTARデッキのように大量にエネルギーを付けてくるようなデッキに対してもちゃんとした火力を出すことのできるで、進化できないからといって攻撃の選択肢から外すことのないようにしましょう。
かがやくリザードン:1枚
このデッキのサブアタッカーです。
バオッキーVSTARをきぜつした後に相手サイドは4枚になるため、ワザ:かえんばくをマグマの滝壺+ダブルターボエネルギー手貼りでつかうことができるのが強力です。
このデッキはテールナーをサブアタッカーとして採用していますが、1進化ポケモンであることから場に用意できないケースも想定されるため、採用して損はないと思います。
テールナー:4枚、フォッコ:4枚
このデッキのサブアタッカーです。
非ルールポケモンでありながら上手くいけば240ダメージを出せるすごいヤツです。
戦い方によっては1匹~3匹を用意して戦う必要があるため、トラッシュされてしまうことも考慮して最大枚数の4枚採用としています。
テールナーを1回~3回出すためにフォッコも最大枚数の4枚採用としています。
ワザ:みちびくは後攻で手札事故を起こしてしまった際のリカバリー手段としても活躍してくれます。
クロバットV:1枚
1ターン目、バオッキーVにエネルギーをつける動きをする上で必要となるカードを探しにいく際に使います。
ネオラントV:1枚
基本的には事故回避に用いますが、セレナをトラッシュに送る際にも有用に働くので使いどころには気を付けましょう。
グッズ
クイックボール:4枚、ハイパーボール:4枚
エネルギーやセレナを手札からトラッシュできるという観点から、しんかのおこう等は用いずにこの2種類をそれぞれ最大枚数の4枚採用する構築としています。
ふつうのつりざお:1枚
基本的に何がトラッシュされても問題ないような構築にしていますが、バオッキーVSTARやテールナーが4枚すべてトラッシュされてしまうといった最悪の事態を回避するために1枚採用しています。
トレッキングシューズ:3枚
グッズで山札を1枚掘り進めつつエネルギーやセレナをトラッシュできる便利カードです。
このカードを入れれば入れるほどデッキを圧縮することができますが、その分選択肢が減ってしまうので何かカードを差し替え対場合にはこのカードの採用を見直してみるのが良いと思います。
ポケモンいれかえ:2枚
マグマの滝壺でエネルギーを加速したポケモンをバトル場に出す際に重宝します。
セレナで相手ポケモンをバトル場に呼び出しやすいのでポケモンいれかえを採用してみましたが、あなぬけのヒモを採用しても問題ないです。
ふうせん:3枚
マグマの滝壺はベンチポケモンにしかエネルギーを付けることができないため、ポケモンの出し入れを円滑にするために厚めの3枚採用としています。
サポート
博士の研究:4枚
基本的に手札のエネルギーやセレナをガンガントラッシュしていく動きをするため、手札をトラッシュしながら大量ドローできる博士の研究を採用しています。
セレナ:4枚
テールナーを採用しているので最大枚数の4枚採用が必須となります。
トラッシュしすぎると終盤にバトル場に呼び出すことができなくなってしまうため、セレナという選択肢をと残さないと勝てない状況か否かを考えるようにしましょう。
スタジアム
マグマの滝壺:2枚
各アタッカーを1ターンで起動するためには必須のカードとなります。
基本炎エネルギーが10枚の採用であるため、有効に使えないタイミングもまちまち存在するため2枚の採用としています。
エネルギー
基本炎エネルギー:10枚
1ターン目にバオッキーVにエネルギーを貼る動きが重要であるため、可能な限り多くのエネルギーを採用したところですが、枠の関係で10枚のみの採用となっています。
ダブルターボエネルギー:4枚
炎タイプにはマグマの滝壺というエネルギー加速手段がありますが、3エネルギーつけるのに2ターンかかってしまうため、バオッキーVSTARで継続的な攻撃をするには不安が残ります。
そこでダブルターボエネルギーを採用し、マグマの滝壺とダブルターボエネルギー手貼りをすることで1ターンでワザ:ひのたまフィーバーを使えるようにしています。
また、バオッキーVSTAR以外にもテールナー、かがやくリザードンのワザを使う際にも使用できるため、最大枚数の4枚さいようしています。
最後に
いかがでしたでしょうか。
必要となるパーツがハイクラスパック「VSTARユニバース」に収録されていますし、構築も動きも極めてシンプルになっているので、VSTARユニバースからポケモンカードを始めた方にもオススメです。
是非皆さんも実際に組んで遊んでみてください。