【コラム】初心者&これから始める方必見!新カテゴリー「ポケモンのどうぐ」について【ポケカ】

ポケモンのどうぐコラムコラム

こんばんは、ポケントニスライターのくくすけです。

2023年1月20日に発売される拡張パック「スカーレットex」「バイオレットex」の情報とともに、スタンダードレギュレーションの変更が発表されましたね!

これから発売される「レギュレーションマーク:G」のカードを加えた、E・F・Gマークの書かれたカードが今後のスタンダードレギュレーションでどのように活躍するのか楽しみですね。

そして、今回のスタンダードレギュレーションの変更に伴い、新たなルールの変更も発表されました。

ポケモンのどうぐ が 「グッズ」ではなくなり、ポケモンのどうぐ」という新カテゴリーになる

というものです。

今記事では、この「ポケモンのどうぐ」のルール変更によってどのような影響が出るのかについて、ポケモンカードの種類や考え方について、初心者やこれからポケカを始める方にもわかるような説明を交えてご紹介していきたいと思います。

注意

2022年12月現在の情報による考察となるため、実際の裁定とは異なる可能性があります。
ご了承ください。

カテゴリー変更について

今回のルール変更は、ポケモンカードの種類がどのような形で分かれている必要があります。

まず初めに、現在のスタンダードレギュレーションにおけるポケモンカードの種類についてご紹介します。

現レギュレーション

まず、ポケモンカードは「ポケモン」、「トレーナーズ」、「エネルギー」の3種類に分かれており、それぞれのカードは、ポケモンカードバトルにおいて役割が大きく異なります。

そして「トレーナーズ」はさらに「サポート」、「グッズ」、「スタジアム」の3つのカテゴリーに分かれ、グッズの中の一部カードが「ポケモンのどうぐ」となっています。

カードの種類_DEFレギュレーション

上の図のように、「ポケモンのどうぐ」はグッズカテゴリーの中に含まれた、少し特殊なカード という種類分けとなっていました。

新レギュレーション

ところが、今回のルール変更によって「ポケモンのどうぐ」はグッズカテゴリーから抜け出し、新たなカテゴリーとして分類されるようになりました。

カードの種類_EFGレギュレーション

上の図のように、トレーナーズは4カテゴリーに分けられ、

  • グッズ:自分の番に何回でも使えるトレーナーズカード
  • ポケモンのどうぐ:ポケモンにつけることで効果を発揮するトレーナーカード

というように使い方に合わせたカテゴリー分けとなりました。

ルール変更による影響

では、このポケモンのどうぐが新たなカテゴリーになったことで、どのような影響が起きるのか、既存のカードを例にご紹介します。

「グッズ」を対象としたカード

今回のルール変更においてルール的には一番影響があると思われる、「グッズ」を効果の対象とするカードを例に挙げて紹介します。

ミュウ(ふしぎなしっぽ)

ミュウ25th
ミュウ

特性ふしぎなしっぽ
このポケモンがバトル場にいるなら、自分の番に1回使える。自分の山札を上から6枚見る。その中からグッズを1枚選び、相手に見せて、手札に加える。残りのカードは山札にもどして切る。

ポケモンカードの効果では上記のようにカードの種類を指定し、その種類のカードを山札・トラッシュから手札に加える ようなカードが多く存在します。

今までの種類分けでは「ポケモンのどうぐ」もグッズの一部だったため、ミュウの特性:ふしぎなしっぽ の効果で山札から手札に加えることができました。

しかし、ルール変更によりポケモンのどうぐはグッズではなくなったため、「グッズ」と指定された場合の効果では「ポケモンのどうぐ」を選ぶことができなくなりました。

単純に、選べるカードの種類が少なくなってしまうため、このようなグッズを対象にした効果にとっては今回のルール変更による影響が一番大きいと思います。

ウッウロボ

ウッウロボ
ウッウロボ

このカードは、自分の手札からグッズを1枚トラッシュしなければ使えない。
コインを1回投げオモテなら、自分の山札から好きなカードを1枚選び、手札に加える。そして山札を切る。

今回のルール変更によってポケモンのどうぐがグッズではなくなるため、手札からポケモンのどうぐをトラッシュしてウッウロボの効果が使うことができなくなります。

不要なポケモンのどうぐであっても今後はウッウロボでトラッシュできないため、採用枚数の検討が必要かと思います。

ポケストップ

ポケストップ
ポケストップ

おたがいのプレイヤーは、自分の番ごとに1回、自分の山札を上から3枚トラッシュしてよい。その場合、その中にあるグッズをすべて、相手に見せて、手札に加える。

今までは、ポケモンのどうぐを手札に加えることができていましたが、ルール変更後はポケモンのどうぐは手札に加えられず、トラッシュするカードとなります。

こちらは逆にトラッシュのポケモンのどうぐを利用するロトムVSTARにとって、ワザに必要なカードを用意するための新たな手段として利用できるようになりました。

ロトムVSTAR

「ポケモンのどうぐ」を対象とするカード

続いて、ポケモンのどうぐ自体を対象とするカードについてご紹介します。

ツールボックス
ツールボックス

自分の山札を上から7枚見て、その中から「ポケモンのどうぐ」を好きなだけ選び、相手に見せて、手札に加える。残りのカードは山札にもどして切る。

ツールボックスはポケモンのどうぐを対象としているため、今回のルール変更によって効果自体は変わりません。

ですが、ポケモンのどうぐがグッズではなくなることによって、欲しいポケモンのどうぐを手札に加えるための手段が新たに必要となるため、ポケモンのどうぐを引きたいデッキにとっては採用を検討する必要があると思います。

「トレーナーズ」を対象とするカード

今回のルール変更はあくまでポケモンのどうぐがグッズに含まれなくなるという変更のため、ポケモンのどうぐがトレーナーズのカードであるというルールは変わりません。

しかし、ルール変更後におけるグッズとポケモンのどうぐの両方を選ぶことができるカードとなるため、サーチ手段としての採用に影響が出ると思います。

ポケモンのどうぐ

今回のルール変更によって、ポケモンのどうぐそのものの効果は変わりません。

しかし、大事なのは今回のルール変更が「既に登場しているカードに対しても適用される」という点です。

例えば、Eレギュレーションで登場したポケモンのどうぐであるツールジャマーの場合、

ツールジャマー

カード表記上は「グッズ」となっていますが、ルール変更後はグッズではなくポケモンのどうぐであるため、前述したミュウの効果で対戦中に間違えて選択してしまう可能性があります。

特に初心者やこれからポケカを始める方にとって、ルールとカードに書かれている種類が異なる状況は、デッキ構築や対戦中の動きに大きな影響を及ぼすと思います。

ルールミスをなくすためにも、今回のルール変更をきちんと理解することが大事だと思います。

さいごに

いかがでしたでしょうか。

本記事ではスタンダードレギュレーション変更によって変わる「ポケモンのどうぐ」のカテゴリー変更の内容とその影響についてご紹介しました。

繰り返しになりますが、今回のルール変更は既存のカードに対しても適用されるため、Eレギュレーション、Fレギュレーションのポケモンのどうぐを使用する際は、グッズではなくポケモンのどうぐであることを踏まえ、プレイする必要があります。

対戦中に判断に迷うことがないよう、今回のルール変更を踏まえてポケモンカードのカテゴリーについて、理解の一助となれば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!