お世話になっています。J.T.Parkです。
皆様、ポケモンカードゲームの最新情報、追っていらっしゃますでしょうか。
シンオウ神殿、すごいカードが出てきましたね。
ダブルターボエネルギーは無色1になってしまい、フュージョンエネルギーはクイックシューターやかんしゃくヘッドを通すエネルギーになりました。
いちげきポケモンもれんげきポケモンもかなりお通夜の様相を呈していますし、筆者としては本当にこの鬼の強さを誇るパックを買うことができるのかということだけが心配でなりません。
さて、今回はムゲンダイナデッキのバトルリージョン環境における最新の型をご紹介します。
今回の主役
今回は、新弾が出るたびに向かい風を受け続けるムゲンダイナVmaxのデッキに登場した新たな相棒【ヒスイダイケンキVstar】です。
むじひなやいば 110+
相手のバトルポケモンにダメカンがのっているなら、110ダメージ追加。
ザンゲツスター
自分の番に使える。相手のポケモン1匹に、ダメカンを4個のせる。[対戦中、自分はVSTARパワーを1回しか使えない。]
ポケモンカードゲームトレーナーズウェブサイトより
ヒスイダイケンキにつきましては、当サイトで【ヒスイダイケンキ単】のデッキもご紹介していますので是非ご覧ください。
ヒスイダイケンキVstarは、かなり高水準なワザや特性を持っています。
ワザ:むじひなやいば はどちらも悪エネルギーであり最高火力を出すにも条件がありますが、2エネで最大220点を出すことができるため、Vポケモンをワンパンの範囲にとらえています。
ワザ:むじひなやいば の最高火力を出すための条件は相手にダメカンが乗っていればよいので、Vスターパワー:ザンゲツスター でダメカンを乗せてあげてお手軽に最大火力を出してあげましょう。
むじひなやいばの注意点としては、一番倒したいミュウVmaxなどについている【フュージョンエネルギー】が【特性の効果を受けなくなる効果を持っている】ので、ザンゲツスターはもちろんのことジグザグマのかんしゃくヘッドの効果も受けなくなりダメカンばらまきがうまくいかなくなる、という点です。
そこで今回は、基本的にムゲンダイナを出して戦いつつ、雪道を貼ってくる敵にはダイケンキVstarとガラルジグザグマをぶつけて戦っていく2WAYムゲンダイナを作成しましたので、ご紹介します。
デッキリスト
コンセプト
このデッキの1番良いところは、アタッカーが弱点をちゃんとずらすことができているところです。
ムゲンダイナは闘弱点、ダイケンキVstarは草弱点ということでどの対面を相手にしてもある程度のポテンシャルを発揮することができます。
ミュウVmaxには弱点であるムゲンダイナが強いですし、アルセウスVstarにはこだわりベルト込みで十分に勝負をする事ができます。
はくばデッキとの対面では、エネルギーをトラッシュしなくてよい分、継戦能力で差をつけることも可能です。
今ムゲンダイナVmaxは【こだわりベルト】や【ダークパッチ】の恩恵をかなり受けられる環境であるはずなのに、それ以上に各デッキが積んでいるミュウVmaxへの対策札である【頂への雪道】や【崩れたスタジアム】、【セイボリー】などによって巻き込まれ事故のように盤面が広げられず、かなり苦しい立場に置かれています。
そんな現状にダイケンキVstarはかなりの光明です。
ムゲンダイナで戦えないターンもダイケンキVstarがVポケモンを倒すことができることや、ザンゲツスターのダメカン4つがあればベンチが5体しかいなくてもドレッドエンドで180点+40点で220点とVポケモンが倒せる火力になったり、ベンチフル展開で270点+40点で310点と落とせるVmaxポケモンにもかなり幅を増やすことができます。
他にもダイケンキVstar単のデッキとの差別化は相手にHPが特に高いムゲンダイナVmaxを含めたサイドを3-2-3で取らせることが可能になることと、ブラッキーVmaxの 特性:ダークシグナル までもを絡めた倒せるポケモンをしっかりと倒す、という動きが取れるところです。
ムゲンダイナとの組み合わせの良さについて語ってきましたが、あとは読んでくださっている皆様のその時の気分や環境に合わせて、ムゲンダイナと組み合わせるか単騎で戦っていくかをぜひ選んでみてください。
では、一部カードの採用理由などを解説していきます。
カード
ポケモン
ムゲンダイナVmax:3枚、ムゲンダイナ:3枚
ダイケンキよりもムゲンダイナの採用枚数が多いのは、単純にムゲンゾーンを切らせたくないからです。
当然ベンチの枚数が多いほどできることも増えますし、バトル場のムゲンダイナVmaxを落とされてムゲンゾーンが切れてしまうと、必要なポケモンまでトラッシュに送らなくてはならなくなります。
ムゲンダイナVmaxを大切にしましょう。
ヒスイダイケンキVstar:2枚、ヒスイダイケンキ:2枚
最新の相棒です。
今までの相棒であったガラルファイヤーVと比べると、HPの多さや、頂への雪道に弱いガラルファイヤーに比べると2エネで動けて与えるダメージも大きいというところが良いところで、1進化である、というところがかなりネックになってきます。
ただ手数はダイケンキのほうが抜群に多いのでこちらが主流になっていってもおかしくはないと思います。
使って1体である場合が多いので2-2で採用しています。
ブラッキーVmax:2枚、ブラッキーV:2枚
頂への雪道に弱いとはいえ、それでもやはり 特性:ダークシグナル がとても強いです。
悪の塔ともシナジーがあり、ドローソースにもなってくれます。
ブラッキーVのHP200が現環境だとワンパンで落とされやすい、ということで、むやみにベンチに置くことは憚られますが、むしろアタッカーを取られなくてよかったと思うようにした割り切りでベンチに出しましょう。
ガラルジグザグマ:2枚
かんしゃくヘッドの10点はかなり効きます。
ムゲンダイナのドレッドエンドを280点にすることができたり、ダイケンキVstarの最大火力を成立させたり本当に大切なカードです。
サイド落ちが本当に怖いので2枚入れています。
グッズ
クイックボール:4枚、ハイパーボール:2枚、しんかのおこう:3枚
ポケモンサーチ用のカードです。
ハイパーボールは正直難しいです。
必要なポケモンを連れてこれたり、クロバットVのドロー枚数を増やすことができるなどでいえば当然ハイパーボールが強いのですが、意外と手札がない場面が多かったり雑にトラッシュに送れるカードがなかったりするのでスーパーボールといまだに悩んでいます。
基本的にクイックボールと進化のおこうで回せるに越したことはないので、そちらを厚めに積んでいます。
こだわりベルト:2枚
ムゲンダイナへの追い風の1枚です。
ベンチのポケモン1枚分火力が変わります。
ムゲンダイナにもダイケンキにもつけられるので本当は3枚入れたいですが、枠が足りないので2枚採用です。
ふつうのつりざお:1枚
悪の塔でトラッシュしたブラッキー軸や、トラッシュされたクロバットVを回収するために採用しています。
悪エネルギーを戻す際はダークパッチと相談してください。
ダークパッチ:2枚
メインアタッカーがどちらも2エネで動けるデッキなのでかなり使える場面は多いですが、エネルギーをベンチにしか加速できないこと、頻繁に使えるほどトラッシュにエネルギーもいかないため2枚の採用にとどめています。
回収ネット:1枚
ジグザグマをとことん使いまわすために入っています。
そのくらいジグザグマは大切なカードです。
サポート
博士の研究:4枚
ドローソースとしてクロバットは心もとない部分もあるため4枚採用です。
マリィ:2枚
ツツジと悩んだのですが、汎用的に使えるマリィを採用しています。
ボスの指令:1枚
ブラッキーVが使えないターンにこちらに頼りましょう。
枠がなかったので1枚ですが、本当は2枚以上採用したいと思っています。
冒険家の発見:2枚
デッキにポケモンVが多く、進化ポケモンも多いためボール1枚ではどうにもならないベンチ展開を強力に後押ししてくれます。
スタジアム
悪の塔:3枚
ブラッキーVmaxをドローソースにできたり、頂への雪道をはがすためにも採用しています。
本当は4枚採用したいです。
エネルギー
キャプチャーエネルギー:2枚
ヒスイダイケンキにのみエネルギーが腐ってしまうのが痛いですが、強いエネルギーです。
しっかりアタッカーを準備しましょう。
ハイド悪エネルギー:1枚
逃げエネをなくせるのが強いです。
ダイケンキにつけることで弱点であるリーフィアVmaxを回避できる可能性があります。
悪エネルギー:7枚
ダークパッチを強く使うためにもトラッシュに何枚かはおいておきましょう。
入れ替え候補
今回も、最後まで採用を悩みに悩んだカードたちをご紹介します。
ガラルファイヤー
ガラルファイヤーを1番強く使える瞬間は、クララと合わせてエネルギーごとトラッシュから引っ張ってきてベンチに出ことです。それ以外の場合エネルギーをつけている間にサイドを1枚相手に渡してしまうだけになる可能性が高いため今回は不採用です。
フーパ
1エネでワザを使えて、相手にダメージを刻めるのは強いのですが、今回はあくまで相手にサイドを3-2-3で取ってほしい、という思惑があるので、バトル場に出したらやられてしまうフーパは不採用にしました。
レパルダス
ドローソースです。
引けるカードが多くないため最低でもデッキに3-3など複数準備する必要があり、デッキスペースがないため不採用です。
課題
何はなくともミュウVmaxへの対策札がとても刺さってしまいます。
ドローソースがクロバットVということもあり、早いターンでの頂への雪道が終戦に繋がるのは変わらずです。
バケッチャのようにグッズから触れるスタジアムへの対策札も使うことができません。
セイボリーで削られることも痛いですし、ベンチを展開しているときに使われる崩れたスタジアムはクロバットなどを出すスペースがなくデッキが止まります。
そして何と言っても、今まさに環境トップを走っているれんげきウーラオスには、相手が致命的に止まらない限り勝てないことも変わっていません。
ダイケンキを使って戦いたくても、ドローソースであるクロバットがあまりにもカモであるためです。
そもそもこのデッキ、ムゲンダイナというデッキにダイケンキVstarをくっつけたという側面が大きく、進化ポケモンが多いため手札に進化先が固まってしまうと本当に何もできないまま終わってしまうので、デッキスペースはありませんが何とかして特性:とりひきのレパルダスなどを採用して回すしかないのかもしれません。
ミュウvmaxに強く、火力もあり、ダメカンで後押しができる点など強いということは本当ですが、安定感を考えればダイケンキVstar単に軍配が上がると思います。
最後に
いかがでしたでしょうか。
ムゲンダイナVmax受難の環境はこれからも続いていきます。
さすがにスタジアムの効果を受けない、といったことが書かれているポケモンの道具や、混沌のうねりが返ってくることを願わずにはいられません。
フルスペックのムゲンダイナを見ることができる日々を待つばかりです。
今回は以上となります。
また次回、別の記事でお目に書かれればと思います。