2023年7月7日にポケカ入門に持ってこいのアイテム「exスタートデッキ」が発売されます!
ポケカ対戦に必要なデッキ・ダメカン・マーカーが収録されて税込550円というお買い得価格!
デッキの選択肢も10種類(8種+シークレット2種)と豊富でお気に入りのデッキがきっと見つかるはず。
今回はそんな「exスタートデッキ」全種類を徹底レビュー!
「どのデッキを買おうか迷ってる!」「デッキそれぞれの特徴を詳しく知りたい!」という方、ぜひご覧ください!
※デッキの評価は「exスタートデッキ同士で対戦したとき」の評価です。
環境デッキや他の構築済みデッキと対戦した場合は想定していません。
↓↓↓「exスタートデッキ」全10種の改造案は以下の記事でご紹介しています↓↓↓
一番気になる!ネストボールの再録は?
ガチデッキ・カジュアルデッキ拘らず9割以上のデッキに現在採用されているのがこのネストボール。
ほぼ必須カードということだけあって、多くのプレイヤーは深刻なネストボール不足に陥っています。
そんな中での「exスタートデッキ」発売とあってネストボールが収録されるかどうかに注目が集まっていました。
6/30発表の情報ではネストボールは
水・草・ドラゴンの3デッキにのみ収録となっております。
見たところ、メインのポケモンexが2進化ポケモンのデッキにはネストボールが収録されるそうです(それぞれ2枚ずつ収録)。
全てのデッキに採用されないのは非常に残念ですが、立てるのが難しい2進化ポケモンexを立てやすいようにネストボールを収録したと言えるので、各スタートデッキ間のバランス調整は信頼できそうです。
exスタートデッキ草
デッキリスト
ジュナイパーex
特性:じゅうおうむじん は自分のバトルポケモンとベンチポケモンを入れ替えられるというもの。
グッズの ポケモンいれかえ と同じ効果を持っています。後述する オリーヴァ との回復コンボと非常に相性の良い特性です。
ワザ:ハンティングアロー は必要エネが2エネと軽い上にベンチにもダメージを与えられる非常に使いやすい技になっています。
130ダメージあればスタートデッキのたね・メルメタルexを除く1進化のexポケモン2発で倒すことが可能。
2進化exポケモンを相手にする場合は回復を挟んで3発で倒すプランを取ると良さそうです。
注目のカード
オリーヴァ
ワザ:いやしのかじつ によって自分のベンチポケモン1匹のHPを全回復させられます。
ジュナイパーexがバトル場でダメージを受けたら、特性:じゅうおうむじん を使ってオリーヴァを前に出し、ワザを使ってジュナイパーexを全回復するコンボが強力です。
サワロ
自分のポケモン2匹のHPを50回復できるサポート。
オリーヴァは2進化ポケモンであり立てるまで時間がかかるので、オリーヴァがいない状況などではサワロ による回復が有効でしょう。
ジニア
進化ポケモンを2体山札からサーチできるサポート。
ジュナイパーexとオリーヴァがデッキの軸となっているので、この2体を早期に立てることが大切になります。
ジニアを使って必要なポケモンをサーチしましょう。
評価
「回復」をテーマにしており、ジュナイパーexとオリーヴァによる回復コンボが決まれば強力なデッキ。
ジュナイパーexは2進化ながらも特性、ワザともにクセがなく非常に使いやすいポケモンです。
オリーヴァは全回復はもちろんのこと、1エネで90ダメージ出せるワザも持っており、攻守に渡って優秀。
しかし他のポケモンは要求エネが高いもしくは火力が低いため、この2体を満足に攻撃することが難しくなってしまうでしょう。
多少サイドを先攻されてしまっても、まずはデッキの軸となるジュナイパーexとオリーヴァを完成させることに注力しましょう。
exスタートデッキ炎
デッキリスト
ビクティニex
3エネワザ ビクトリーフレイム が強力。
ビクティニex、ミライドンex、ジュナイパーex(弱点) メルメタルex(弱点) はこのワザでワンパン可能です。
次の自分の番はワザが打てなくなってしまうので、入れ替えて別のポケモンで戦うか、ビクティニexをベンチに下げてもう一度バトル場に出し直す必要がります。
(一度ベンチに下げることによって状態がリセットされる為、再度バトル場に出せばワザを使うことが可能)
注目のカード
シャンデラ
1エネワザ れんさねんしょう は相手のバトルポケモンについているエネの数×50ダメージ。
大体2〜3エネついていることが予想されるので、1エネで110、160ダメージを出すことが可能。
相手依存の技ではあるものの非常に良いコスパですね。
グレンアルマ
特性:しゃくねつのよろい によって、このポケモンがバトル場でワザのダメージを受けた時に、相手バトルポケモンをやけど状態にすることが可能。
ビクティニexがビクトリーフレイムを使った次のターンに攻撃できなかったとしても、このポケモンをバトル場に出しておけば、やけど状態にすることができます。
イラストがかっこいい。
げんきのハチマキ
ワザのダメージを10底上げしてくれます。
この10ダメージが大事になる時が必ずやってきます。
たとえばコライドンexのHPは230でビクトリーフレイムを10耐えますが、げんきのハチマキをつけることでワンパン圏内になります。
相手ポケモンを倒すのに2ターンかかるのか、1ターンで倒されるのかこれはとても大きな差です。
評価
ビクティニexの単体スペックが優秀。
ビクティニex1体だけでワンパンできるポケモンexが4体もいるのはかなり大きなアドバンテージと言えるでしょう。
デッキにカード同士のコンボは特にないものの火力の高いポケモンが多く、ひたすら攻撃で押していくのが特徴です。
今回のスタートデッキの中でも特にやることがシンプルで扱いやすいでしょう。
exスタートデッキ水
デッキリスト
ゲッコウガex
1エネワザ おんみつしゅりけん は相手の場どこにでも40ダメージ。
倒し損ねってしまったポケモンの処理などに非常に便利です。
2エネワザ げきりゅうぎり は120ダメージで、相手にダメカンが乗っていれば120ダメージ追加の240ダメージが出せるワザです。
2進化exポケモンもげきりゅうぎり2発の360ダメージで倒すことが可能。
非常にコスパの良いポケモンですね。
注目カード
ハルクジラ
スイーピングタックル 200ダメージの高火力が魅力です。
このポケモンが100ダメージ以上受けていればワザの火力は0になってしまいますが、先制攻撃できれば問題なし。
倒しきれなくてもゲッコウガexのおんみつしゅりけんで処理できるのも安心です。
ラプラス
2エネワザ あられ は相手のポケモン全員に10ダメージ。
それだけで試合に勝つことはできませんが、ゲッコウガexのげきりゅうぎりのダメージ追加条件を満たしてくれます。
あられを1度使えば、ゲッコウガexの通りが格段によくなりますので可能であれば狙っていきたいです。
ザングース
1エネワザ きりさく 40ダメージのみ。
非常にシンプルであり、地味とも言えます。
しかしスタートデッキ同士の対戦においてこのポケモンほど燻銀な活躍をするポケモンはいないでしょう。
このポケモンでポケモンexを倒すことは困難ですが、進化前のポケモンを倒すには十分すぎる火力です。
結局進化させなければ、1進化ポケモンも2進化ポケモンも怖くないのです。
しかも1エネで40ダメージはたねポケモンの1エネワザの中で最も高火力。
後攻1ターン目から攻撃可能で試合の優先権を得ることもできます。
デメリットがなくメリットしかなポケモン。
評価
エネが少ないアタッカーもいれば、高火力を出せるアタッカーもいてデッキ全体のバランスが一番良いと思います。
ラプラス→ゲッコウガexのコンボもあり、デッキとして非常に楽しめる仕上がりになっている点も評価できます。
ネストボール が2枚収録されていたり、カイ などわかりやすいデッキの強化パーツもあったりとカスタマイズ性も高く、「改造してデッキを育てていく」という楽しみもありますね。
exスタートデッキ雷
デッキリスト
ミライドンex
1エネワザ クイックドロー が結構便利だと思います。
手札が多い=取れる選択肢が多い ということになりますので、やっぱりどのカードゲームだろうとドローできるカードは大事ですね。
ついでに20ダメージも出せるのもいいですね、相手を小突きながらリソース確保できる無駄のないワザです。
3エネワザ テクノターボは150ダメージと火力は中程度ですが、ベンチポケモンにエネ加速することができます。
エネ加速はスタートデッキでは雷タイプにのみ許された特権で、非常に戦いやすくなります。
ワザを与えながら+αの動きができる素晴らしいポケモンですね。
注目カード
エレキジェネレーター
雷タイプといえばコレです。
山札上から5枚を見てその中の雷エネルギーを2枚までベンチの雷ポケモンに加速できます。
スタートデッキには雷エネルギーが19枚採用されてるので、ほぼ確実に1エネは加速できると考えて良いでしょう。
スタートデッキには1枚しか採用されていないので、改造するならまずはこの枚数を増やすところからですね。
ライチュウ
エレキチャージ で雷エネルギーを加速からの 10まんボルト 200ダメージを喰らわせる高火力アタッカーです。
自身でエネ加速→高火力ワザまで自己完結してるのが素晴らしいですね。
エレキジェネレーターやテクノターボでエネを加速することで、いきなり攻撃から入ることも勿論可能です。
エレキチャージの後に倒されてしまっては意味はないので、出しどころは慎重に見極めたいですね。
ジバコイル
かみなり 180ダメージでライチュウと同程度の火力を出すことが可能。
エネが揃わなくても1エネワザ マグネリジェクト で相手のポケモンを入れ替えさせて時間を稼ぐことが可能。
評価
非常にバランスの良いスペックのミライドンexと高火力のアタッカーで構成されたデッキ。
強力なエネ加速手段であるエレキジェネレーターも収録されており、他のタイプのデッキでは味わえない爽快感があります。
逆にミライドンexやエレキジェネレーターがなければ若干苦しい展開を強いられることにもなるので、その場合はたねポケモンのカラミンゴなどで時間を稼ぐような形になりそうです。
ドローすることにも優れたデッキですので、ガンガンデッキを回してこの2枚を探しにいきましょう。
exスタートデッキ超
デッキリスト
ピクシーex
特性:げつめんゾーン によって超エネがついている自分のポケモンの逃げるためのエネルギーが全てなくなります。
自分のポケモンが倒されたくない時などは、本来ついているエネルギーをトラッシュして逃げることとなります。しかしスタートデッキはエネ加速手段がない為、逃げるを連発してると場のエネルギーが枯渇し、攻撃ができなくなってしまいます。
そこでこの特性が活きてきます。逃げエネがなくなることで倒されない限り場にエネルギーが残り続けるので、倒されそうになったら次のポケモンを出すという戦法が可能となります。
3エネワザ:ムーンワンダー は170ダメージで2進化exポケモンを2発で倒せる火力を持っています。
更に場の超エネルギーを好きに付け替えることが可能ということで、特性のげつめんゾーンと合わせて、次々にアタッカーを繰り出しながら戦っていくことが現実的に実現できそうです。
注目カード
クエスパトラ
注目したいのは3エネワザ:サイコキネシス 。
相手の場のポケモンについているエネルギーの数×50ダメージが追加される技で、相手に3エネがついていた場合は180ダメージを出すことが可能です。
相手依存のワザではありますが、サイド1枚のポケモンの中ではかなり高い火力を出せるので、相手によってはクエスパトラがメインアタッカーになります。
クチート
ワザ:いたずらクランチ はクチートについている超エネルギーの数だけ火力が青天井に上がっていくものです。
3エネついていると90ダメージ。4エネで120ダメージと火力は少し寂しいですが、1エネからワザが打てる為、ワザの火力を自身で調整できると考えることもできます。
倒し損ねてしまったポケモンを必要最低限のダメージで倒せばエネルギーを節約することができます。
ヤレユータン
注目は2エネワザ:さくしのぐんばい 。
30ダメージとサイドを取れるような火力ではないが、相手のバトルポケモンの持っているワザを一つ選び、次のターン使わせなくする効果を持っています。
ワザを一つしか持っていないポケモンは一度ベンチに下がるしかなく、逃げさせることで実質的なエネ破壊を行うことができます。
ワザを2つ持っているポケモンも大体は低火力ワザと高火力ワザという組み合わせであり、ヤレユータンを倒すにも数ターンかかってしまうでしょう。
自分はその間にベンチでアタッカーを育てておくなど、時間稼ぎにとても有用なポケモンです。
評価
ピクシーexの特性とワザを駆使して、様々なアタッカーを交代で出して戦っていくことがコンセプトのデッキ。
フワライド、クチート、グランブル、クエスパトラといったアタッカーを場面に合わせて使い分けていく為、場面場面で適切なアタッカー、適切なワザを選択することが求められるやや難易度の高いデッキと言えます。
しかしポケカのスタートの段階でこういったデッキに触れておくことで長期的に見ればプレイヤースキルが向上していくことは間違いないので、挑戦してみると必ず自身のためになるでしょう。
exスタートデッキ闘
デッキリスト
コライドンex
純粋にアタッカーとして優秀なポケモン。
1エネワザ:スプリットビーム はバトルポケモンとベンチポケモン2匹に20ダメージずつの計60ダメージが出せるワザです。
1エネワザの中ではかなりコスパが高く、序盤は相手にプレッシャーをかけていき、中盤以降は倒し損ねてしまった場合の打点調整などゲーム全体でずっと使い所があるワザです。
3エネワザの ガイアプレスは230ダメージと今回登場するポケモン達のなかでもトップクラスの火力を誇っており、自身に30ダメージというデメリット効果も退ける魅力を持っています。
注目カード
ルカリオ
注目したいのは1エネワザの アベンジナックル 。
前の番に自分の闘ポケモンが、ワザのダメージできぜつしていたら火力が150ダメージになるというもの。
条件付きではあるものの150ダメージが出せる場面はかなり多く、サブアタッカーとして大活躍してくれると思います。
ワルビアル
2進化ポケモンというだけあって、HP170と耐久力が高く、ワザに必要なエネルギーも少ないことが魅力のポケモンです。
ガブガブバイト は1エネでエネ破壊が可能。コイントスが裏で失敗したとしても50ダメージは与えらるので、最低限の仕事はしてくれます。
2エネワザは じしん 180ダメージとかなりの高火力。ただし自分のベンチポケモンにも30ダメージが入るので、ダメージ管理には注意しなければいけない。
岩のむねあて
闘ポケモンがつけることによって、相手ポケモンから受けるワザのダメージが-30されるどうぐ。
コライドンexにつけることで実質のHPが260となりワンパンすることは困難となるでしょう。
またガイアプレスの自身に30ダメージというデメリット効果を1回分なしにすると考えることもできます。
コライドンex以外にも効果は適用されるため、場面に合わせて倒されたくないポケモンにつけていきたい。
評価
コライドンexを筆頭に優秀なアタッカー達が正面から高火力ワザをぶつけていくデッキ。
特にルカリオ、ワルビアルは必要エネも少ないので積極的に立てていきたいです。
デッキコンセプトも非常にシンプルなので、扱いが難しくなくカードゲーム自体が初めての方にも特にお勧めしやすいところは非常に良いですね。
デメリットを挙げるとすれば、「exスタートデッキ悪」のポケモン達は草弱点・闘弱点・雷弱点に弱点が分散されており、闘弱点の「無色タイプ中心デッキ」はシークレット扱いのため、弱点をついて試合を有利に進められる場面がかなり限られるという点です。
exスタートデッキ悪
デッキリスト
ヘルガーex
2エネワザの イビルクロー はビクティニex、ミライドンex、コライドンex に対し非常に有効なワザです。
このワザを打つだけでこれらのポケモン達は攻撃を諦め別のポケモンで戦っていかなくてはならず、かなりの苦戦を強いることができます。
3エネワザの ハウンドファング も220ダメージの高火力であり、自身に30ダメージのデメリットはありますが、HPが270と高いためこれでもなかなかワンパンは難しいでしょう。
妨害と高火力、悪タイプらしさを体現した強力なポケモンです。
注目カード
マフティフ
注目したいのは特性の いかくのとおぼえ 。
相手のバトルポケモンとベンチポケモンを入れ替えさせることができます。
ただし入れ替えは相手が選べるので、試合を決められるよう場面で働くことは限られますが、相手が想定するようにワザのダメージを受けられないのは、実際にやられてみないとわからないいやらしさがあります。
3エネワザの ワイルドタックル も160ダメージと十分な火力を持っています。
ハブネーク
特筆するような強力なワザは持っていませんが、ワザが使いやすく実戦ではかなり使いそうなポケモンです。
2エネワザの ふりおろす は進化ポケモンなら100ダメージと、2進化ポケモンを倒せるようなものではありませんが、例えばジュナイパーやゲッコウガになる前のフクスロー、ゲコガシラを倒すことが可能です。相手が進化し切る前に仕留めることができればかなり有利に試合を進められるでしょう。
スター団のしたっぱ
相手バトルポケモンについているエネルギーを山札の上に戻せるサポート。
エネを剥がすというだけではなく、次のターンの相手のドローをエネルギーで固定するという点が魅力です。
特にスタートデッキでは「ピンチの場面をドローでなんとかする」という場面が発生するので、このカードは最高の妨害手段となりえます。
評価
他のデッキにはない「相手を妨害する」ことをテーマにしたデッキ。
エネを割る、ポケモンを入れ替えさせる、ワザを使えなくするといった様々な手段で相手の足を引っ張ることが可能です。
またデッキのポケモン達が草弱点、闘弱点、雷弱点と弱点が分散されている点も素晴らしく、弱店を突かれてどうにもならないということが起こらないのもこのデッキの評価すべき点ですね。
ただ自慢の妨害手段ですが、ヘルガーex、マフティフ、クラッシュハンマー、エール団のしたっぱいずれも1枚ずつしか収録されておらず、十分に相手の妨害ができるのかという点はかなり厳しいと思われます。
あまり妨害することばかりにとらわれず真っ直ぐ攻撃することも意識することが必要でしょう。
exスタートデッキ鋼
デッキリスト
メルメタルex
1進化ポケモンでありながらHP300という2進化ポケモンにも劣らない高い耐久力を持つポケモン。
1エネワザ きんぞくきゅうしゅう はエネルギーを2枚山札から加速できるので、手張り→きんぞくきゅうしゅう→手張り→フルメタルナックルまで綺麗に繋げることができます。
4エネワザの フルメタルナックル は鋼エネ4枚で210ダメージを出すことが可能です。鋼エネをつければつけるほどワザの火力は青天井に上がっていくので、高い耐久力を活かして攻撃を絶えつつ、エネルギーを溜めてワンパンを狙いたいですね。
注目カード
ブロロローム
注目したいのは特性:ランブルエンジン 。
手札からエネルギーをトラッシュすることで手札が6枚になるようにカードを引くことができます。
このexスタートデッキの中で唯一ワザを使わずにドローできるポケモンであり、出せるなら最優先で進化させたいポケモンです(置きドローソースと言ったりします)。
全てのデッキにジャッジマンが採用されていることもあり、自分のやりたい動きを再現するためにはやはり手札の枚数が物をいいます。
フォレトス
3エネワザ:シェルローリング により次のターン受けるワザのダメージが-50されます。
50ダメージ以上のワザが出せないポケモンはこのフォレトスに対しダメージを与えることすらできませんし、実質の耐久が170ということもあって、フォレトスをワンパンできるポケモン自体が一握りです。
ひとまず3エネついたフォレトスを前に出してシェルローリングを連打し、時間を稼いでるうちに後ろで別のアタッカーを育てると言ったことも可能なため、一見地味な感じもありますが、スタートデッキ同士の対戦ではかなり仕事をしてくれそうです。
ゴツゴツメット
このカードをつけているポケモンが、バトル場でワザのダメージ受けた時に相手バトルポケモンにダメカンを2個乗せることができます。
メルメタルexやフォレトスのようにバトル場で相手のワザを耐えるポケモンが多いため、このカードをつけておくとジワジワとダメージを稼ぐことが可能です。
評価
メルメタルex や フォレトス など優秀ん耐久力を持つポケモンで相手のワザを耐えつつ、戦っていくことがコンセプトのデッキ。
相手は弱点を突く、耐久力を超える以上の火力を出すなどをしないと中々倒すことができずサイドを取り進められない時間が続きます。
またドローソースであるブロロロームが採用されていることから、他のスタートデッキと比べてデッキの安定性も評価できます。
一方で、高い耐久力が持ち味でありつつも、メルメタルex以外はワザの火力が乏しく、相手を倒しきれない恐れもありそうです。
それに加え、きずぐすり などの回復手段も収録されていないため、こちらが相手を倒しきれないうちにいつか押し負けてしまうといった展開も予想できます。
ドラゴンタイプ中心デッキ
デッキリスト
カイリューex
まずHPが330と今回のスタートデッキのポケモンの中で一番HPが高いことに注目したいですね。
一撃で倒すことは極めて困難な上に、2発で倒そうとしても170ダメージ出すことが要求されます。
そのうえ弱点がなく、ドラゴンタイプに弱点を突けるポケモンも存在しないため、正直に330ダメージを与えなければカイリューexを倒すことはできません。
2エネワザの りゅうせいブレイク はコイントスで表が出れば280ダメージの超高火力。
ただし裏が出れば次のターン技が使えなくなってしまうという大きなデメリットを持っています。
耐久面で優遇されている分こういったところでバランスが調整されていますね。
とはいえ、最低でも2エネで140ダメージは保証されていますし、スタートデッキ同士の対戦では十分なスペックを持っています。
注目カード
ジジーロン
カイリューと同じく、ドラゴンタイプのため弱点が存在しません。
2エネワザの げきりん は自分にダメカンが乗っていればいるほど、ワザの火力が高くなるというもの。
序盤は相手もジジーロンを一撃で倒し切るような火力が出せるケースも少ないので、げきりんは比較的決まりやすいと思います。
また最低でも60ダメージは保証されていますので、進化前のたねポケモンを倒すには十分でしょう。
ママンボウ
注目したいのは3エネワザの アクアスラッシュ 。
サイド1枚のたねポケモンながら120ダメージというまずまずな火力を出すことができます。
次のターン技が使えないというデメリットはありますが、HP120と耐久面もそこそこ優秀なので耐えられる場面もあるでしょう。
ポケモンいれかえを使って一度ベンチにさがり、もう一度バトル場に出すことで連続してアクアスラッシュを使うことも可能です。
ロトム
注目したいのは1エネワザの ジャンクハント 。
スタートデッキの中で唯一使い終わったグッズを再利用することができます。
このデッキにはネストボールやエネルギーつけかえなど有用なグッズが採用されているので、ジャンクハントで使い回していきたいですね。
評価
ドラゴンタイプはどのデッキにも弱点が突かれないため、対面に左右されないのが魅力のデッキ。
カイリューex はさすがドラゴンタイプということだけあって耐久力・ワザの火力ともにとても優れています。
また雷エネルギーと水エネルギーが2色入っていることもあって、雷タイプと水タイプのポケモンもそれぞれ採用されており、広く弱点を突いて戦えるようになっている点も評価できます。
もちろんその分、欲しい時に欲しい色のエネルギーを持っていないというリスクも含みます。
もう一つのデッキテーマに「コイントス」があるようで、カイリューex含め様々なカードにコイントスをする要素が含まれています。
おそらくスタートデッキにコインは入っていないと思うので、別途用意する必要がありますのでご注意ください。
コイントスが「パーティー感覚で楽しい!」という人もいれば「運に左右されるのは好きじゃない」という人もいると思いますので、ある意味一番好みが分かれるデッキかもしれません。
無色タイプ中心デッキ
デッキリスト
ヨクバリスex
1エネワザの ちょうよくばる は、手札が芳しくない時やどうしても欲しいカードがある際の組み立て直しに使えるワザです。
純粋に3枚ドローもしくは、見た3枚を全てトラッシュしてもう3枚ドローすることが可能。
6枚を見ることができれば、欲しいカードにアクセスできる確率もかなり上がりますね。
3エネワザの ずっこけローリング は3エネで210ダメージ。
次のターン攻撃できなくなってしまいますが、別のポケモンで攻撃したり、またはポケモンいれかえを使って一度ベンチにさがり、もう一度バトル場に出すことで連続してずっこけローリングを使うことも可能です。
注目カード
ムーランド
2つワザを持っていますが、どちらも使いやすいものになっています。
1エネワザの ガブガブパニック は相手のポケモンの逃げるために必要なエネルギーの数×50ダメージを出すことができます。
3エネワザの するどいきば はシンプルに140ダメージ。
HP160ありますので基本的にワンパンはされにくく、2回はワザが使える想定で動けますね。
パフュートン
注目は3エネワザの めりこみキック です。
1進化ポケモンながら160ダメージというex以外の2進化ポケモンならワンパンできてしまう火力を持っています。
コイントスで裏なら自身にも60ダメージ入ってしまいますが、それを持ってしてもあまりある魅力があるカードです。
リバーサルエネルギー
サイドの残り枚数が相手よりも多い時(つまり負けている時)、進化ポケモンに付けると全てのエネルギー3つ分として働きます。
このデッキではムーランドやパフュートン、イッカネズミ にこれを手張りするだけで3エネ技を使うことが可能です。
ガチの対戦環境でも使われる強力なカードですので、ぜひ有効的に活用していきたいです。
ヨクバリスexには効果が適用されないので注意!!
評価
シークレットのデッキではあるものの、クセがなく非常に扱いやすいデッキです。
リバーサルエネルギーが採用されている点がとても大きく、手張り1回で強力なワザを打っていける点は魅力です。
基本的にはこのリバーサルエネルギーを活用して、強力なワザを放ち逆転していくような戦い方になっていきます。
23年のポケカのテーマは「逆転」だとポケカ公式も名言していたので、今年のポケカを体現しているいいデッキといえますね。
反対に言うとリバーサルエネルギーが引けないと苦しい展開がそのまま続いてしまうので、ヨクバリスexやドローサポートを駆使して、全力でリバーサルエネルギーを探しにいくのが良いでしょう。
オススメデッキは??
結論から申しますと どれを買っても大丈夫 です。
この中で「このデッキが明確に強い」と言うものも存在しなければ、「このデッキは弱すぎる」というものもありません。全部同じように強く、同じようにデッキとして物足りない部分もあります。
exスタートデッキ同士の対戦したときに、公平で白熱したバトルができるよう、バランス調整にとても気を遣っているように思いますので、どれを買っても十分楽しめると思います。
好きなポケモンや好きなタイプのデッキを買ってください。
「デッキとして物足りない」と言いましたが、これは500円の超入門用の商品ですので、ここからどうすればデッキが良くなるか、カードを探したり、枚数を調整したり、少しずつカスタマイズしていく為の余白とも言い換えることができます。
超汎用カードのネストボールが収録されているのは、草・水・ドラゴンなので、パーツ集めがしたい方はこの3つのどれかを買うのが良いでしょう。
この商品をきっかけに、ぜひポケカ未経験の方はポケカの世界に足を踏み入れていただけると嬉しいです!