どーもー!ライターのmIckeyです!
この記事では僕が新弾のカードリストを眺めていて「おっ?お前もしかしていい仕事する?」と思った「ナマコブシ」を紹介します。
はじめに
このカードを見たときに僕は
デッキを59枚にできるカードだ!強そう!
と思いました。
どうしてそう思ったのか、
どうしてデッキ枚数を減らすことが強そうだと感じたのか、
これから説明していきます。
カードテキスト
HP 80
タイプ
ナマコブシなげ
このカードが手札にあるなら、自分の番に1回使える。このカードを山札の下にもどす。その後、自分の山札を1枚引く。この番、すでに別の「ナマコブシなげ」を使っていたなら、この特性は使えない。
ワザ げんこつ 50ダメージ
弱点 逃げエネ
No.771 なまこポケモン 高さ:0.3m 重さ:1.2kg
保湿効果に優れた粘液が皮膚を被っているので何日も陸地にいても干からびない。
このカードの良いところ
このカードの強さはとくせい ナマコブシなげ を持っていることです。
これがなかなかどうして奥が深い。
手札にあるだけで先攻でも後攻でもとりあえず1ドローすることができるお気軽特性。
山札の下に送るおかげで手札の数が増える程のドロー量ではありませんが、
必要でないカードを、何か別のカードに変えることが出来る と考えると良いカードに見えてきませんか?見えてきたなら良い傾向です(僕にとって)。この記事を書いた甲斐があります(僕にとって)。
特性だけでなく、ステータスも悪くありません。
まず、たねポケモンであるため クイックボール でサーチが可能です。
HPは80であるため、レベルボール でサーチができ、トラッシュに存在すれば レスキューキャリー で回収することもできます。
もちろん、各種サーチカードによって ナマコブシ をサーチして1ドローするなんてことはしないでしょう。
しかし、できるということが大事なのです。
例えば、 ゲームの終盤でレベルボールやクイックボールでサーチしたいポケモンがすでに山札の中にいなくなっている ということはよく起こります。
そんなとき、今までは手札の中で腐っていたサーチカードが、ナマコブシが山札に残っていることによって、1ドローするとくせいを持つポケモンに変換できるということになります。
地味ですがステータスに恵まれた良いカードです。
このカードの悪いところ
たねポケモンであることです。
進化ポケモンなら しんかのおこう でサーチできるというのもありますが、
いくら採用枚数を1枚に絞っていたとしても、たねポケモンである為に最初のポケモンとして場に出さないといけない可能性が0ではありません。
進化ポケモンならバトル場に出る危険性も無く完璧だったなぁと思いますね。
引いたら使えるカードの為に 回収ネット を採用するのも本末転倒なので、場に出たらベンチを埋める邪魔なポケモンでしか無いですね。
逆に言えば悪いところはこの1点だと考えています。
これからに期待して星4つです。
デッキ構築における強み
冒頭でお伝えした「デッキを59枚にできる」に触れていきます。
デッキを毎ゲーム自分がしたいことをできるように、
必要なカードを手札に加えるためにはいくつかの方法があります。
- 必要なカードを多く採用する
- ドローカードをたくさん採用する
- サーチカードを豊富に採用する
そしてもう一つ、「デッキの枚数を減らす」です。
ゲーム中には必要なカード以外をサーチすることによってデッキの枚数を減らし、欲しいカードを引きやすくするという行為は多くのプレイヤーが行っていることだと思います。
では何故構築の段階からデッキの枚数を減らさないのか。
理由は簡単。デッキの枚数は60枚であるとルールによって定められているからです。
しかし、ナマコブシの登場でそんなしがらみとはおさらばです。
ナマコブシは引けば山札に戻して1ドローに変わるので、
引くたびにナマコブシではない何かへ、
このカードは無いものとしてゲームを進めていくことが出来ます。
そうですここがデッキが59枚になった瞬間です。
1ターンに1度しか使えないので偶然1ターンに2度引いてしまったときだけは60枚目の邪魔なカードですが次のターンからはまた元気に1ドローカードとしての自我を取り戻します。
ここで、
「デッキの枚数を減らす」ことがそんなに強いのなら59枚と言わず、ナマコブシを4枚採用にしてデッキを56枚にしたらいいじゃないか
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、前述のとおり、名称指定付き1ターンに1度の制限があるので4枚入れても残り3枚は死にカードとなってしまいます。
さらに、ナマコブシが最初のバトルポケモンになってしまう可能性が格段に上がってしまいます。
採用枚数は特殊な理由が無い限りは1枚採用をおすすめします。
採用が検討されるデッキ
つまるところ、どんなデッキに入れても仕事ができる可能性を持つ可能性の塊であると考えています。
ただ、ポケモンカードゲームにおいてデッキの枠に余裕のあるデッキが少ないという部分がありますので、そこをクリアできるデッキが良いのではないかと思います。
例えば、とくせい うらこうさく の ジメレオン をデッキのエンジンとしているデッキは回収ネットの採用が自然に行え、レベルボールを共有できるのでシナジーは高そうです。
また、とくせい いざなうしらべ の チルタリス と組み合わせるとデッキトップに持ってきたサポートを手札に加えることができるので採用を検討してみても良いかもしれません。
逆に入れるべきでないデッキを2つ紹介します。
どちらも最初のバトルポケモンとしてナマコブシが出てしまうことがネックとなっています。
- ムゲンダイナデッキ
- サポート ブルーの探索 を主軸としたデッキ
確実に邪魔に感じるゲームが発生するので採用は止めましょう。
さいごに
フュージョンアーツ で登場した新カード ナマコブシ の紹介は以上になります。
このような、カード単体が良い効果、更には別のカードの解釈を広げてくれるカードはテキスト以上に強く、楽しいものです。
まだまだ考えることがありそうな可能性の塊です。
これからもこのカードについて考察を続けていきたいと思います。
みなさんも良い使い方を考えてみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました!
また次の記事で!