お世話になっています。J.T.Parkです。
皆様、ポケモンカードゲームやっていらっしゃいますでしょうか。
出ました、新弾「ロストアビス」。
皆様はお目当てのカードを引くことができましたでしょうか。
筆者は、今回相当気になっているシードラが箱で1枚、というあまりに情けない引きをしてしまい意気消沈気味です。
SR枠はキュレムVMAXのHRでした、正直なところあんまりだ、という気持ちを隠しきれていません。
気をとりなおしまして、今回はロストアビスからプテラVSTARの使い方を模索していきます。
さまざまなデッキリストをご用意していますので、是非お付き合いください。
今回の主役
今回は「ロストアビス」収録の【プテラVSTAR】です。
VSTARパワーが場にいる限り強力です。
VSTARパワー:エンシェントスターを使うと、場にいる限り「相手のポケモンVの特性を消す」という特性がついている扱いになります。
あくまで場にいないといけないので、倒されたりウォロでトラッシュに送るなどをした場合にはその効果は消えることになっています。
同じように特別なワザで、かつて猛威を振るったアルセウス&ディアルガ&パルキアGXのGXワザ:オルタージェネシスGXのように場に残る効果ではなく、あくまで特性を付与するというだけなので、頂への雪道を貼られたり、ガラルマタドガスの特性:かがくへんかガスを置かれると特性:エンシェントスターは止まってしまいます。
加えて、頂への雪道がルールを持つポケモンの特性を消すのに対して、プテラVSTARはあくまでVポケモンの特性を消すに過ぎないので、スタンダードレギュレーションではかがやく系統のポケモン、エクストラ環境ではGXやEXなどのポケモン達の特性を消すことはできません。
このように縛りや障害は多いものの、相手のメインアタッカーやドローソースになるポケモンVの動きが止まる可能性があるのはシンプルゆえに強いです。
上ワザ:ロストダイブは3エネ240点で、ダブルターボエネルギーに対応しています。
ワザを使うと、デッキを上から3枚ロストに送らないといけないため、必要な札は早々に手札に加えておくなど注意が必要になります。
では次の項で、プテラVSTARをどう活かすかを考え作成し、なんとか回る形にしたデッキ達のご紹介に移ります。
デッキリスト
プテラVSTARのデッキの最大の関門は、VSTARパワー:エンシェントスターがワザゆえに相手にターンを返さないといけなく、HPも260と決して高い方ではないので落とされないように注意をする必要があるところです。
サンダース採用型
環境で使われている特性持ち達をとことん止める構成です。
ミュウVMAX相手であれば、頂への雪道とプテラで動きを止めつつ、プテラVSTARでミュウVやゲノセクトVを取り2-2-2で勝ちましょう。
レジ系のデッキにはロストシティで相手のレジギガスをロストに送ることが一番の回答になるため、特別な対策札は入っていません。
アルセウスVSTARに関してはプテラで弱点が取れる分まだいいですが、パルキアVSTARについてが問題で、先攻を取ることが出来ればまだエンシェントスターで相手のVSTARパワーを不発にすることが出来ますが、後攻を取った場合、両者ともにこちらがVSTARパワーを使う前にVSTARパワーを使われてしまう場合も多いため、そこから先はいかに相手のうらこうさくを止めて勝負が出来るか、という点が課題になってきます。
そこで特性:じんらいのめざめのサンダースが必要になってくるのです。
サンダースで相手のうらこうさくを筆頭とした水ポケモンの特性を止めながら、プテラVSTARにすごいキズぐすりや後半にはメリッサを使ってあげるなど耐久をしていきましょう。
場合によってはサンダースを1枚、特性:げきりゅうのめざめのシャワーズにすることで、特性:エキサイトハートのかがやくリザードンや特性:ねっけつレッスンのオドリドリを止めることに使えたりもします。ここは好みに合わせてください。
先攻も後攻も1ターン目にやることはほとんどないので、カビゴンからスタート出来る事が理想です。
ルガルガンVMAX採用型
ルガルガンVMAXのワザ:ハンティングクロ―に賭けたデッキです。
プテラの火力が240点とHP260~280帯が多いVSTARを相手にする際に物足りない事もあって、どうあっても2回攻撃になってしまうのであれば、エネルギーが共有出来てベンチに下がった相手も取りやすいルガルガンVMAXと組み合わせればよい、という結論に達したデッキです。
盤面としては、エンシェントスターを打ったプテラVSTARに葉隠れポンチョをつけベンチに置き、もう一体作った「プテラVSTAR」と「葉隠れポンチョを付けたルガルガンVMAX」をひたすら入れ替えながら戦っていきます。
ハンティングクロ―が強力な点として、ロストシティが登場したことにより、ベンチにいるHP60以下のポケモンをロストに送ることが出来るので、ベンチのメッソンなどを突然ロストに送ることもできます。
後はひたすら回復や耐久カードを打って耐えて勝ち抜きましょう。
このデッキはかなり面白く、筆者が個人的に気に入っていることもあって、後半のカード解説はこのデッキを扱っていこうと思っています。
雷採用型
プテラVSTARのワザによってロストが肥えやすい良さを生かしつつ、相手はポケモンVの特性が使えない中でこちらはフルに特性をぶん回すことを目指した構築です。
プテラVSTARのエンシェントスターは頂への雪道と違い、こちらのポケモンVの特性を止めることはありません。
つまり、ライコウVの特性:しゅんそくや、ドラピオンVの特性:ワイルドスタイルをこちらは活かすことが出来ます。
これで、まだまだ元気なアルセウスVSTRAやミュウVMAX、パルキアVSTARの弱点をつけるポケモンたちの特性をこちらはフルに使いながら、プテラVSTARやキュワワーでロストを肥やしてミラージュゲートによるエネルギーの装填が可能になることで、各色のポケモン達もすぐに攻撃も始められるようになりました。
場合によっては、クワガノンVのワザ:パラライズボルトとエンシェントスターを使うことが出来るので、相手の動きを大幅に鈍らせることも期待できます。
デッキの大まかな動きですが、先攻でも後攻でもキュワワーを動かしまずはロストを貯めていきます。
後攻であればウッウで攻撃をして終わることが理想で、ウッウで終わることにより、相手に1-2-2-2というサイドプランを要求することが出来るので、こちらが1ターン遅れても相手のポケモンVを弱点でワンパンできることにより、ポケモンV同士で取り合ってもギリギリ耐えるという計算がたちます。
このデッキでかなり肝になるのが、ふつうのつりざおです。
ポケモンVたちはかなり使いまわすことになりますし、ミラージュゲートはデッキの中からエネルギーを引っ張ってくるためふつうのつりざおを使うポイントが結構大切になります。
少し意識をしてみてください。
カード
ポケモン
プテラVSTAR:3枚、プテラV:3枚
エンシェントスターを使って相手の動きを鈍らせた上で、ターンをかえしてもらうことが至上命題です。
相手が事故停止をしない限り勝ちの目自体が相当薄くなります。
ワンパンされる危険があるのは、主にパルキアVSTAR、ミュウVMAX、ヒスイゾロアークVSTARあたりです。
パルキアに関しては、出すポケモンをしぼるのが手っ取り早いです。究極はルガルガンVMAX1枚、プテラVSTAR2枚の計三枚で盤面を作れるのが最強です。
こちらのベンチに2体しかいなければ、こだわりベルトをつけられてもプテラVSTARがワンパンされることはありません。
ミュウVMAX戦はボスでゲノセクトVをしばり、頂への雪道も貼った上でエンシェントスターを使いましょう。
エンシェントスターは特性なのでフュージョンエネルギーを貼られると突破されます。
ミュウVMAXはダブルターボエネルギーでも十分に強く、惜しみなくゲノセクトVにフュージョンエネルギーをつけてくることから、頂への雪道は必須です。
とにかく相手に止まってもらって祈りましょう。
ルガルガンVMAX:2枚、ルガルガンV:2枚
今、来ている可能性があるポケモンです。
今まであまり注目を集めることはありませんでしたが、先にも書いた通りロストシティとプテラVSTARが同時に登場したことでかなり可能性を感じるものになっています。
プテラVSTARだけでは火力面でルカリオVSTARと変わらず、ルカリオVSTARで組んでいた頃はこの構築を通すことは出来ませんでした。
しかし、いるだけで妨害札になってくれるプテラVSTARとロストに送れるロストシティの二本柱になってくれたおかげで、ルガルガンVMAXの無茶を通しやすくなっています
カビゴン:1枚
先行でも後攻でも1ターン目にやることがないので、初動でしっかり手札を溜め込みましょう。
グッズ
クイックボール:4枚、ハイパーボール:3枚
サーチカードです。
コストにできるカードがあまりないので何を捨てるかがけっこうむずかしいところです。
すごいキズぐすり:2枚
最初ダブルターボエネルギーで動いているプテラVSTARから無理なくダブルターボエネルギーを剥がしてくれるカードです。
相手の動きを鈍らせることできればその分相手の攻撃の機会も減り、回復を挟むことでサイドを取られるスピードを落とすことができます。
葉隠れポンチョ:2枚
ルガルガンVMAXとエンシェントスターを使ったプテラVSTARに貼りたいため、2枚採用しています。
相手にボスの指令で好き勝手にVMAXを取らせないようにしましょう。
あなぬけのひも:2枚、ポケモンいれかえ:2枚
入れ替え札です。
絶え間なく入れ替えることで使いたい方のワザを使っていきましょう。
ルガルガンVMAXはワザのダメージではないのでマナフィを貫通することから、あなぬけのひもで相手がいらないポケモンを出してきてもそれを倒す必要はなく、結果として出してきたポケモンが場に腐ることもあります。
おおきなおまもり:2枚
葉隠れポンチョで守れることが一番ですが、世の中にはクロススイッチャーがあります。
うらこうさく軸のデッキなどとやりあうときは、ストーン闘とおまもりでHPを底上げすることが対策になる場合もあるため採用しています。
サポート
博士の研究:4枚、マリィ:4枚
ドローサポートは特にしっかり採用です。
初めにしっかりドローをしてプテラVを2体並べられるのが理想です。
メリッサ:1枚
メリッサは驚くほど強力です。
メリッサを使ったターンには、アタッカーをワンパンされることはないでしょう。
プテラVSTARのデッキはロストを溜め込んでおく性能がピカイチなのでかなり容易に使うことができます。
一緒にすごいきずぐすりを使っておくことで、さらに落とされづらくする対策をすることも有用です。
ボスの指令:3枚
プテラVSTARで相手のポケモンVを倒せるに越したことはありません。
しっかり引くためにも、本当は4枚欲しいカードです。
スタジアム
頂への雪道:1枚
わざわざエンシェントスターもあるのになんでなんだ、という話が出るかもしれませんが、ミュウVMAXへの安定感が格段に変わってきます。
エンシェントスターを打たずにロストダイブを優先したいターン、を作れるのも頂への雪道があればこそなので一枚入っていて損のないスタジアムです。
ロストシティ:2枚
ルガルガンVMAXで有効に使えることはもちろん、このデッキで、ポケモンVの力を借りなシンプラポケモン(非ルールポケモンの意)とやり合うのはかなりきついこともあってロストシティは厚めに採用しています。
エネルギー
ダブルターボエネルギー:3枚
エンシェントスターを使うにはどのエネルギーでもいいのですが、ロストダイブを使うには早めに無色2エネ分を用意してあげる必要があり少し厚めに3枚採用しています。
すごいきずぐすりを使う際のエネルギーに使えるので、無駄になることはありません。
ストーン闘エネルギー:4枚
プテラVSTARがワンパンされなかったり、できるだけ受けるダメージを減らしてより有効にすごいきずぐすりを使うためにはこのエネルギーを貼れているかが鍵になってきます。
惜しみなく4枚採用です。
基本闘エネルギー:4枚
プテラVSTARでもルガルガンVMAXでも必ず闘エネが必要になるので、闘エネルギーは採用必至です。
シンオウ神殿を貼られた場合、急いで貼り替えないとまずいのは当然ですが、最低限ワザを使えるようにバラけさせて貼りましょう。
入れ替え候補
今回も、最後まで採用を悩みに悩んだカードたちをご紹介します。
コック
お手軽にHPを70回復できるサポートです。
もっとサポートを持ってきやすいデッキであれば採用していたのですが、ネオラントVはメリッサなどにさきたいこともあって今回は不採用にしています。
アクロマの実験
3ドロー(実質5ドロー)になるサポートです。
ただ、今回はドローをサポートに頼るデッキなので、3ドローでは弱く不採用にしました。
フルフェイスガード
受けるダメージを-20してくれるという強いグッズですが、エンシェントスターを使うと特性持ちになり共有ができないので、いつでも使えてデッキで共有できるなど汎用性も高いおおきなおまもりに枠を割きました。
最後に
いかがでしたでしょうか。
VSTARパワーが強力ではあるものの、なかなか安定した戦いをするのが難しいプテラVSTAR。
まだまだ正解に辿り着くには時間がかかりそうなので、もっと研究をする余地があると思います。
今回の記事も、皆様の快適なデッキ研究ライフの一助になれば幸いです。
今回は以上になります。
また次回別の記事でお目にかかれればと思います。