こんにちは!ポケントニスのライター のらしあ です!
今回ご紹介するデッキは「パラダイムトリガー」に収録される新カード、レジエレキVMAXを使ったデッキ になります。
ソードシールド環境になってから度々強化されてきた水タイプ。パルキアVSTARの1強時代では無くなりましたが、決して弱くなったわけではありません。
水タイプのデッキが今後も活躍することは間違いないので、相性の良い雷タイプの新デッキを学び、理解を深めていきましょう!
今回の主役
雷タイプに新しいVMAXポケモンが登場しました!
注目すべきはその特性 トランジスタ です。
雷タイプのたねポケモンに限り、ワザの威力を30増加させる効果を持ち、特別な制限がないので複数体ベンチに展開することで 30 60 90 と効果が重なっていきます。
たねポケモン限定の効果ではありますが、雷タイプにはグッズロックができる優秀なたねポケモンである クワガノンV がいるため、この効果は十分すぎる効果を持っていると言えるでしょう。
実際、似たような特性を持つサンダーとクワガノンVを中心としたデッキがパルキアを倒すためのデッキとして生まれた過去も存在します。
それぐらい 強力な組み合わせ なのです。
なので、現状のカードプールでレジエレキVMAXを利用する場合、クワガノンVをメインアタッカーにした構築が主になっていくのかなと思います。
ですが、レジエレキがアタッカーとして弱いわけではありません。レジエレキ自身もアタッカーとして非常に優秀です。
レジエレキVMAXが持つワザ ダイライデン はと3エネ要求の中でも達成しやすいエネ構成となっており、Vポケモンならワンパンできる火力を持っています。効果の都合上、連続してワザを打つことはできませんが逃げエネが0なのでサブアタッカーへの入れ替えは容易です。
また進化前の レジエレキV も面白いワザを持っています。
ワザ ライトニングウォール は100ダメージ出しつつ次のターン自身が受けるワザのダメージも100下げることができます。進化前のレジエレキVはVMAXの特性で打点を上げることができるため、盤面次第では中打点を出しつつワンパンされないVポケモンとして闘うことができます。
VMAXとVはサイドを取られる枚数が違うので、ゲーム展開次第ではこうした動きも求められることがあるかもしれません。
デッキリスト
コンセプト
クワガノンVのワザ パラライズボルト を使い、相手のグッズを使えないよう妨害しながら戦っていく グッズロック と言われる型のデッキを作りました。
現代ポケカは ポケモンの特性と強力なグッズによりデッキを回していくことが主流 のため、グッズを使えないよう妨害できるパラライズボルトは非常に強力です。
そこにレジエレキによる打点アップを加えることで、クワガノンVはいよいよ手のつけられないカードになります。
今回の構築では パラライズボルト を1ターンで打てるよう、雷エネルギーに加え メロン によるエネ加速をできるよう水エネルギーとの混合デッキにしています。
ゲーム序盤は クワガノンV による妨害を、ゲーム中盤はレジエレキにより打点が上がった2体目のクワガノンVやライコウVなどの サイドが2枚しか取られないVポケモン を、ゲーム終盤は満を辞して レジエレキVMAX で戦い、2-2-3のサイドプランを相手に押し付けるイメージでゲームを進めていきましょう。
エンペルトVは ミルタンク対策 です。
雷タイプの非ルールポケモンも考えましたが、せっかく水エネルギーを採用しているのでエンペルトVにしてみました。
水エネルギーの数も十分にあるので、しっかりとした働きをしてくれます。
カード
ポケモン
レジエレキVMAX 4枚
このデッキの軸となるカードです。
ゲーム序盤から中盤は特性 トランジスタ を使いクワガノンVやライコウVの打点を補助してあげましょう。
メロン を使っても即起動できるカードではないため、まずはVポケモンのアタッカーから育成し、エネルギーを付けられる余裕ができたらレジエレキVMAXにもエネ供給をしていきます。
ダイライデン は連続してワザを打てない効果を持っていますが、この手の効果は一度ベンチに下がることでまたワザを打つことができるようになるので、手札に あなぬけのひも がある場合は、逃げエネ0を活かしてもう一度ワザが打てることも選択肢の一つとして考えておきましょう。
レジエレキV 4枚
実はこのデッキのサブアタッカーとしての役割を担っています。
トランジスタ によって打点が上がった スイッチボルト を使い、相手のポケモンにダメージを与えつつ、ベンチのエンペルトVと入れ替わり相手のたねポケモンの特性を妨害したり、ライトニングウォール を使い中打点を与えつつ、ワンパンされづらい体作りをしたりとどちらのワザも地味に強いです。
クワガノンV 2枚
このデッキのメインアタッカーです。
上ワザ パラライズボルト は「次のターン相手は手札からグッズを使えなくなる」という効果を持ちます。
効果だけ見ると至ってシンプルですが、この効果はこれだけでデッキコンセプトになってしまうほど、現代ポケカにとって強い影響力を持っています。
実際やられてみるとわかるのですが、手札からグッズが使えなくなるのはかなり厄介で、「旅行先でスマホを家に忘れていることに気づく」ぐらい面倒です。
パラライズボルト は効果が強すぎるため、その分ダメージを抑え目にすることでバランスが取られていたと思うのですが、レジエレキVMAXの登場で強くなりすぎてしまった感じがします。
ライコウV 1枚
レジエレキVMAXと組み合わせることで、少ないエネルギーで高打点が狙えるアタッカーになりました。
レジエレキVMAXが1体いるだけでワザの威力はパルキアVSTARとほぼ互角です。
エンペルトV 1枚
主にミルタンク対策として採用しました!
今は強い特性を持った非ルールのたねポケモンが多いので活躍する機会は多いと思います。
クロバットV 1枚
どうしてもデッキが回らないときの保険です。
ネオラントV 1枚
後攻を取った際、1ターン目から確実にメロン+手張りでクワガノンVを育成 できるよう採用しています。
1ターン目で使わなかったとしても、キバナやツツジ といったタイミングを選ぶサポートが採用されているため相性は抜群です。
かがやくゲッコウガ 1枚
メロンを打つにはトラッシュにある基本エネルギーの存在が不可欠です。
トラッシュにエネルギーを送りたいデッキはかがやくゲッコウガは絶対に採用したいので、再録して安くなってくれることを願っています。
グッズ
クイックボール 4枚 / ハイパーボール 3枚
たねポケモンが多いので クイックボール は問答無用の4枚採用。
トラッシュに送って良いカードが多く、進化ポケモンも少ないので しんかのおこう ではなく ハイパーボール を優先して採用しています。
ヒスイのヘビーボール 1枚
1枚のみ採用のたねポケモンが多いのでサイド落ちケアとして1枚採用です。
トレッキングシューズ 4枚
システムポケモンが少なく、デッキ枠に余裕があるのでトレッキングシューズは4枚採用にしました。他に採用したいカードがある場合、ここから削っていきましょう。
あなぬけのひも 2枚
このデッキ唯一の入れ替え手段です。大事に使いましょう。
タフネスマント 3枚
このデッキのメインアタッカーはたねポケモンです!
HPの低さが弱点となるので、少しでもワンパンされる確率を下げれるようタフネスマントをつけてHPを底上げしてあげましょう。
森の封印石 1枚
採用したいVSTARポケモンがいないときはこのグッズを使いましょう。
サポート
メロン 4枚
雷タイプのデッキだからといって、必ずしも モココ などの雷エネルギーのエネ加速手段に頼らなければいけないわけではありません!
メインアタッカーに無色エネルギーで補えるワザが多い場合、水エネルギーとメロン を入れることでエネ加速の問題は解決できます。
多色エネルギーはデッキを回すのが難しく苦手な方も多いと思いますが、多色でデッキが組めることはそのカードの強み でもあるので、ぜひ試してみてください。
マリィ 3枚
一時期採用率が減っていたマリィですが、ロスト軸デッキの登場によりこのカードの強さが再認識されてきていますね。
キバナ 1枚
メロン4枚+キバナは過剰な気もしましたが、このデッキにおいて 雷エネルギーを加速する唯一の手段 なので保険として採用しています。キバナよりツツジを使いたい瞬間のほうが多いかもしれません。
ツツジ 1枚
ポケカで一発逆転を狙うならこのカードに頼るほかありません。
ボスの指令 3枚
主に王手を決めるためのカードですが、3〜4枚採用しておくと時間稼ぎのためにエネルギーがついていないポケモンをバトル場に出すためにも使えるので非常に便利です。
スタジアム
嵐の山脈 2枚
盤面構築を補助してくれるスタジアムです。
雷タイプを中心としたデッキは他に採用したいスタジアムがなければ 嵐の山脈 を採用するのが無難です。
エネルギー
スピード雷エネルギー 4枚
4枚採用必須です。
減らす理由が特にありません。
基本雷エネルギー 4枚
スピード雷エネルギーも含め、雷エネルギーは水エネルギーよりもちょっと多めに採用したいので合計8枚になるよう4枚の採用としました。
基本水エネルギー 6枚
メロンを使いたい時に使えるよう6枚と多めの採用にしています。
最後に
いかがだったでしょうか?
パラダイムトリガーには ルギアVSTARやレジドラゴVSTAR など目新しい効果を持ったカードが収録されているため、レジエレキVMAXの注目度は少し低い印象を受けますが、間違いなく強いカードだと思うので当てた方はぜひデッキを作って遊んでみてください。
それではまた次の記事で!アローラ!