アローラ!ポケントニスライターの いきうす です!
CL福岡2022の当落通知が発表されましたね!応募した皆さん、結果はどうだったでしょうか?
筆者は残念ながら、落選となってしまいました…。
おそらくCレギュレーションが使える最後の大型大会であり、サンムーンからポケカを始めた自分にとっては、ポケカ人生のある種の集大成になると位置付けていました。
それだけに落選の通知を受けたときのショックは凄まじいものでした。
しかし、まだポケカ人生が終了したわけではありませんから、気持ちを切り替えて次の機会に向けて研鑽を続けていこうと思います。
さて、話が逸れてしまいましたが、今回の記事は前回大会のCL京都でもベスト16に輝いたミュウVMAXを使用しないフュージョンデッキ「スピードゲノセクト」のデッキ紹介&解説をしていこうと思います!
フュージョンアーツにて登場した ゲノセクトV をメインアタッカーに据えたデッキで、このポケモンの特性による大量ドローと高火力ワザによる圧倒的アグロ性能が魅力のデッキです。
※アグロ…序盤から手札を沢山使いガンガン攻撃するデッキ。早々に勝利できる可能性がある反面、防御面に乏しいという点でバランスが取られている。
おそらく今後のシティリーグや大型大会でも母数はそこまで多くないかもしれませんが、見かけるデッキにはなると思うので要チェックですよ!
また、他のカードゲームでも速攻デッキが好きな方にはかなりお勧めできる構築となっておりますので、この記事が気に入りましたら是非作って遊んでみていただきたいです!!
「スピードゲノセクト」とはどんなデッキ?
まずはこのデッキが一体どんな戦い方をするのかご説明いたします!
「スピードゲノセクト」とはその名の通り、早々にゲノセクトVを育て攻撃に転じるデッキとなります。
ゲノセクトVは特性で大量ドローすることができ、且つワザは210ダメージと非常に高火力で、相手より先に攻撃を始めることでいち早く勝利することを目指すデッキになります。
ゲノセクトVは半端ないスペックの持ち主
当たり前なことですが、このデッキはゲノセクトVが強いから成立しています。
そのスペックがこちら。
ゲノセクトV HP190
フュージョンシステム
自分の番に1回使える。自分の手札の枚数が、自分の場の「フュージョン」のポケモンの数と同じ枚数になるように、山札を引く。
テクノバスター 210
次の自分の番、このポケモンはワザが使えない。
弱点 ×2 抵抗 -30 にげる
結局この テクノバスター が強力です。
たねポケモンでこの火力を出せるのは本当に強いです。
3エネ付くまで育てるのが難しく感じますが、そこは鋼タイプであることが恵まれて、手張りとメタルソーサーを合わせることで、先攻2ターン目から210ダメージを出すことができます。
しかし、そこまでの状況を作り出すのは必要なカード数が多く難易度が高いという懸念があります。
そこで フュージョンシステム ですよ、奥さん。
よく見てくださいこの特性。フュージョンシステムは効果単一がついていないので、場のゲノセクトVの数だけ特性を使うことができます。(デデンネGXやクロバットVの特性は1ターンに一度だけ)
しかも毎ターンドローができるため、うまく手札を捌くことができれば、山札を掘り切るくらいの勢いでドローすることができます。
ザシアンV とかもそうですが、それ単体でデッキが成立するカードは本当に強いカードだと思います。
「スピードゲノセクト」を支えるカード達
ゲノセクトV以外の56枚は全力でゲノセクトVをサポートするためのカード達です。
代表的なものは、
ふしぎなしっぽ
このポケモンがバトル場にいるなら、自分の番に1回使える。自分の山札を上から6枚見る。
その中からグッズを1枚選び、相手に見せて、手札に加える。残りのカードは山札にもどして切る。
山札上6枚からグッズを加えることができます。
必要なカードを探しながらゲノセクトがワザを使った後、一度ベンチに下がらないと連続で技を使えないという制約を有効利用することができます。
しんかのおたけび
自分の番に、自分の手札を2枚トラッシュするなら、1回使える。
自分の山札から「ガラル ニャイキング」を1枚選び、相手に見せて、手札に加える。
そして山札を切る。
このカードがいれば好きなタイミングで手札を2枚捨てることができます。
ポケカはルール上、サーチした結果「対象なし」を選択することができるので、単純に手札を2枚捨てるだけという行動を取る事が出来ます。
これはつまり、フュージョンシステム で引くカードを2枚増えることを意味します。
使えないカードが手札で嵩張ってしまうと、 特性を強く使う事が出来ません。
ですので、ガラルニャースの特性で手札をリフレッシュしていきます。
必要なカードを探す&ドローする動きを毎ターンくり返すことによって、確実に勝利に近づけていきます。
デッキ紹介
さて、ここからデッキリストの紹介と採用カードの解説です。
ゲノセクトV 4枚
4枚標準採用とJIS規格で定められています。
このポケモンの強さは前項で解説した通りです。
フュージョンシステムを強く使うためにも4枚採用で間違い無いでしょう。
オドリドリ 1枚
ゲノセクト以外のフュージョンポケモンです。
特性も強く、ゲノセクトの実質HPを210と標準的なVポケモンのHPに底上げしてくれます。
ワザ じょうねつのしずく も結構使い勝手が良いわざで、テクノバスターで落とし損ねたポケモンを仕留めたり、相手が育てようとしているVMAXポケモンにダメカンを乗せて圧力をかける事が出来ます。
メロエッタ 1枚
このデッキのサブアタッカーです。
メロディアスエコー によって最大280ダメージを出す事ができるので結構馬鹿になりません。
フュージョンエネルギーが4枚しか採用できないので、使えて1枚かなと考えて1枚採用にしてますが、如何せん強いポケモンなので、2枚目の採用もアリだと思います。
ガラルニャース 2枚
前項の通り手札を捨てられるポケモンです。
サイド落ちすると悲しいので2枚採用。
ミュウ 2枚
このポケモンの役割については前項の通りです。
本当は3枚採用欲しいんですが、枠がないです…。
クイックボール 4枚
4枚です。これもJISで決まっています。
バトルVIPパス 3枚
初手で引くとゲノセクトVを大量展開できる最強カードです。
しかし初手でないと役割のない紙切れになるので、筆者は4枚採用に踏み切れませんでした。
メタルソーサー 4枚
ゲノセクトVを最速で起動させるための必須パーツです。
絶対に4枚採用です。1体目のアタッカーで戦っている間に2体目のゲノセクトを育てるのにも必要です。
序盤・終盤・中盤ずっと使い続けるので、できればハンドコストとしてトラッシュしたくないです。
ふうせん 2枚
ゲノセクトVやミュウを逃すために必要です。
3枚あってもええくらい。でも枠がないんです…。
あなぬけのヒモ 4枚
ガラルマタドガスの特性: かがくへんかガス の対策として、あえてポケモンいれかえではなく、あなぬけのヒモにしています。
4枚は過剰かもしれませんので、この辺は他に入れたいカードと相談でいいかもしれません。
回収ネット 2枚
ミュウをバトル場から下げたり、ガラルニャースの特性を無理矢理もう1回使うために採用してます。
3枚あっても多いですし、2枚でいいと思います。
パワータブレット 4枚
テクノバスターの打点が210ダメージから更に上がってもいいんですか?!
え?!4枚も入れていいんですか?!
ありがとうございます!!ありがたみを噛み締めて4枚採用しましょう。
リセットスタンプ 1枚
やっぱりこれがあると安心です。
マリィ 4枚
ドローソースであり、手札干渉です。
またフュージョンシステムを活用できる絶妙なドロー枚数であり、フュージョンシステムが使えない場面で一旦手札をリセットする事が出来ます。
カミツレ 3枚
山札からフージョンエネルギーをポケモン2体に加速する事が出来ます。
ゲノセクトが最速で攻撃するために必要なエネ加速サポートですし、オドリドリやメロエッタを1ターンで起動させることもできます。
ボスの指令 3枚
テクノバスターを用いてサイドを2-2-2で取り切るのがこのデッキの最速勝利パターンです。
そのためにはボスの指令が最低2枚必要ですので、しっかり手札に持ってこれるように3枚の採用です。
トキワの森 3枚
鋼エネを供給してこれる手段であり、頂への雪道を張り替えす対策カードでもあります。
2つの意味合いを込めて3枚厚めに採用しています。
基本鋼エネルギー 7枚
もっと枚数あってもいいところですが、フュージョンエネルギーも4枚入っているので、この枚数で抑えてあります。
フュージョンエネルギー 4枚
カミツレのきらめきを採用している以上は、ここは4枚にするしかないと思います。
フュージョンポケモン全てを動かせるので、間違い無いでしょう。
キャプチャーエネルギー 2枚
序盤のゲノセクトVの展開を助けてくれるエネルギーです。
このカードも本当に強力ですね。
最後に
いかがだったでしょうか?
「スピードゲノセクト」は名前の通り、ハイスピードで色んなカードを使っていき、うまくデッキを回せると爽快感が半端ないです。
乗りこなすにはちょっとコツが要りますが、使い続けていくうちに最高の相棒になってくれるデッキだと思います!!
環境トップのはくばバドレックスVMAXに対して弱点を突けたり、現環境で強い側面もあるので、是非使ってその強さを体感してみてください!
最後までご覧いただきありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。アローラ〜!