お世話になっています。J.T.Parkです。
すでに2月も折り返しまでやってきていますがいかがお過ごしでしょうか。
環境では相変わらずミュウVmaxが強く、ミュウVmaxを中心にメタゲームが回っています。
ミュウVmaxと正面切って戦うのはやはり難しいため、ミュウVmaxとやりあう方法を考えつつ、ほかのデッキにはしっかりと負けないようにプレイを磨きたいと思うばかりです。
さて今回はその圧倒的なパワーを知らない人はいないでおなじみの【ゲンガーVmax】のスターバース環境での構築をご紹介です。
今回の主役
今回は今もずっと環境の前線を走り続けている【ゲンガーVmax】です。
パニックフィアー 60×
相手の場の「ポケモンV・GX」の数×60ダメージ。
キョダイマルノミ 250
次の自分の番、このポケモンはワザが使えない。
ポケモンカードゲームトレーナーズウェブサイトより
いわずもがな、どちらもワザが強いですね。
今特に使われているのは下ワザのキョダイマルノミだと思います。
3エネで250点、いちげきのカードということで【いちげきエネルギー】をつけることができるため270~330点などVmaxを簡単にワンパンすることができる火力を出しやすくなっています。
上ワザであるパニックフィアーは相手の場のV・GXポケモンの数を参照にするもので、相手の盤面にV・GXが6体いれば360点出せるというものですが、GXポケモンがレギュ落ちで環境を去ってしまったことでVと非ルールの組み合わせが圧倒的に多く、現状ではあまり打点を出せず有効打になりえないといったことがこのワザの向かい風になってしまっています。
現状、悪弱点のミュウVmaxが圧倒的な強さで暴れまわっていたり、ワザを打つためのエネルギーが軽く「モミ」などで回復するポケモンも一定数いるため、【相手を一撃で仕留めることができるゲンガーVmaxは今後も十分な活躍】が見込まれるでしょう。
デッキリスト
コンセプト
広く普及しているデッキであるため説明することも少ないですが、いわゆる【雪道ゲンガーVmax】という形のデッキです。
【頂への雪道】を張って相手の動きを妨害し、こちらは特性:ふしぎなしっぽのミュウなどで必要なグッズをサーチ&場を展開しつつ、特性:いちげきのほうこうでゲンガーVmaxにいちげきエネルギーを加速して正面からの殴り合いを制していきましょう。
このデッキは基本的にはゲンガーVmaxを使って戦ってきますが、サイド落ちを筆頭とした不慮の事故でゲンガーVmaxがいない場合もあります。
そうなった場合にはゲンガーVのワザ:くろいまどろみで相手を眠らせることでお祈りに持ち込んだり、いちげきエネルギーを付けたワザ:ペインバーストでVポケモンを倒していくことも検討に入れておいてください。
カード
ポケモン
ゲンガーVmax:3枚、ゲンガーV:3枚
アタッカーです。
強いワザを強いまましっかりと使っていきましょう。
ヘルガー:4枚、デルビル:4枚
いちげきデッキのエンジンです。
最初のターンにミュウを絡めることでバトルVIPパスを使い、しっかりとデルビルを並べましょう。
複数並べておくことができれば、あなぬけのヒモをケアすることにも役立ちます。
イシヘンジン:1枚
非ルールのポケモンですが【サンダースVmax】や【アルセウスVstar】、そもそもの【ゲンガーVmax】のミラー対面などで弱点を突くことができるためサイドレースで有利をとることができます。
さらに2月末に発売される「バトルリージョン」で登場する、【Vポケモンから攻撃を受けない】という特性を持った【ミルタンク】にも強く出ることができるため今後とも必須カードになるでしょう。
モルペコ:1枚
このデッキの課題という頁に詳しく書いていますが、非ルールながらお手軽にミュウVmaxへとても強く出ることができるカードです。
ミュウ:2枚
最初のターンにバトルVIPパスを使うためにも必須カードです。
さらにゲンガーVmaxのワザ:キョダイマルノミを使うためにベンチに1度下げたときにミュウを出すことで次につなげる動きも可能になります。
クロバットV:1枚
初動でバトルVIPパスをなんとしても使いため、【頂への雪道】型でありながら1枚採用しています。
ほかにも雪道を相手のスタジアムに貼り返されてしまった際には、新しい雪道を探しにいくなどデッキを回すために使ってください。
グッズ
クイックボール:3枚、ハイパーボール:3枚
ポケモンサーチカードです。
使えなくなったバトルVIPパスもしっかりとコストにして使い倒しましょう。
活力の壺:2枚
ゲンガーVmaxなどに安定してエネルギーを供給することはもちろん、非ルールのポケモンたちは確実に落とされてしまうためエネルギーをしっかりと循環させていくためのカードです。
枚数は2~3枚で揺れます。事故を恐れる場合には3枚が安全だと思います。
バトルVIPパス:4枚
最初のターンにしっかりといちげきポケモンたちを展開するために4枚採用です。
最初にドローできればもちろん強いですし、ミュウを使ってしっかりとサーチしていきましょう。
こだわりベルト:2枚
いちげきエネルギーと共有することでより簡単にVmaxをワンパンに持ち込むことができます。
いちげきエネルギーを絡ませなくても280点を出すことができるため、いちげきエネルギーにこだわりすぎずにエネルギーの手ばりも惜しみなく行っていきましょう。
サポート
マリィ:2枚、ジャッジマン:1枚
枠を争うカードです。
マリィの強みは自分は5枚引けるところであり、ジャッジマンの強みは相手のスマホロトムなどによるデッキトップ固定を崩すことができる、などがあります。
基本的にはマリィのほうが強いためマリィを多めに採用しています。
ボスの指令:3枚
ボスの指令を3回使えれば基本的には勝てるだけの火力があります。
安定感を求める場合は4枚採用も検討範囲です。
スタジアム
頂への雪道:4枚
ミュウVmax、ジュラルドンVmax、アルセウスVstarなどどのデッキでも刺さります。
4枚ともしっかりと使い倒しましょう。
エネルギー
いちげきエネルギー:4枚
ゲンガーVmaxを一番強く使うことができるエネルギーです。
パニックフィアーが通りづらい環境だからこそ、キョダイマルノミの打点をしっかりと上げて相手を蹴散らしましょう。
ハイド悪エネルギー:4枚
逃げエネが【なくなる】という効果を持っています。
ゲンガーVmaxのキョダイマルノミがれんぞく使用できないため、逃がすためにもすべてのゲンガーにつけられることが一番良いです。
悪エネルギー:2枚
ジュラルドンVmaxなどへの一応の回答札として入っています。
デッキの枠を検討する際にはこの悪エネルギーをなくすことから始まると思います。
入れ替え候補
今回も、最後まで採用を悩みに悩んだカードたちをご紹介します。
クララ
イシヘンジンやモルペコを何度も使うことを考えた場合には、その場ですぐ手札に持ってくることができるため採用も十分にあります。
ポケギア3.0
ミュウからサポートカードに触ることができる可能性があるカードです。
フヨウ
ジュラルドンVmaxやワザ:ダイナバリアを使ったミュウVmaxなどへの対応カードです。
今後登場する「ミルタンク」への回答札でもあります。
欲しいタイミングに確定で引けないため今回は抜きましたが、お守りとして入れるのもありだと思います。
このデッキの課題
現環境において【ゲンガーVmax】のデッキが乗り越えなくてはならない敵といえば
【ミュウVmax】と【ジュラルドンVmax】
です。
まず【ミュウVmaxデッキ】については、もともと先行がとれたとしてもゲンガーVmax自体が初動の展開力に欠けるデッキであり、最低限ゲンガーVにエネルギーを手ばりして相手にターンを渡すぐらいでは、もはやフュージョンポケモンの顔役ともいえるメロエッタのワザ:メロディアスエコーで倒されるという光景を見る羽目になる可能性が高いです。
そうなるとずるずると相手のテンポになってしまいゲンガーVmaxが育たなかったり、エネの加速が追い付かないまま負けるということになってしまいます。
対策として先行1ターン目の選択肢としてミュウを採用することで、バトルVIPパスでデルビルを展開しやすくなったり、ミュウであればとられてもサイド1枚という状況を作り出すことができます。
さらにいちげきポケモンで、ワザ:ふまんばくはつを持つモルペコを採用することで
・いちげきのほうこう2回でダメカンが4つ乗り 120点
・いちげきエネルギー2枚で 40点
合わせて160点を出すことができるため、ミュウVmaxであれば【弱点込みで320点】まで出すことができるということになり、いちげきでミュウVmaxを落とすことでサイドレースをひっくり返すことが可能になります。
続いて【ジュラルドンVmaxデッキ】は特性:まてんろうが問題です。
デッキのほとんどを特殊エネルギーに任せているゲンガーVmaxにおいてこれほど天敵のようなデッキもありません。
そんなジュラルドンVmaxに関しては【頂への雪道】をMAXの4枚投入をすることが最大の対策です。
最初のターンから雪道を貼ることができれば相手の動きを制限、まてんろうを止めることでこちらの攻撃を通す、相手のスタジアム:結晶の洞窟をはがす、などやることが多いため雪道は4枚とも無駄なく使い倒すことで勝利が見えてきます。
保険として基本悪エネルギーを2枚採用しているため、最悪パニックフィアーだけでも使うという道も残しています。
最後に
いかがでしたでしょうか。
ゲンガーVmaxのデッキは比較的やることが分かりやすく、デッキパーツも比較的買いやすいものばかりで初心者の方にもおすすめだと筆者的には思っています。
高打点で相手をしっかりと制圧していきましょう。
今回は以上となります。
また次回、別の記事でお目に書かれればと思います。