お世話になっています。J.T.Parkです。
皆様、ポケモンカードゲーム楽しんでいらっしゃいますでしょうか。
世間ではCL愛知の日程が公開され、大会まで残り1か月を切っているなかで、かなり盛り上がりを見せています。
これ以上感染者を増やさず、無事大会が開かれることを願うばかりです。
さて、今回は大会に向けて様々な変遷を見せるメタゲームの外側に鎮座する「バサギリデッキ」を組みましたのでご紹介します。
今回の主役
今回の主役は新弾「バトルリージョン」収録の【バサギリ】です。
たいぼくぎり
コインを2回投げ、すべてオモテなら、相手のバトルポケモンをきぜつさせる。
あばれタックル
このポケモンにも30ダメージ。
ポケモンカードゲームトレーナーズウェブサイトより
ワザ:たいぼくぎり にはこう書かれています。
【コインを2回投げて、すべてオモテなら、相手のバトルポケモンを気絶させる。】
もう、今までのようにワザのダメージの計算やポケモンにつけるグッズを考える必要はありません。
考えるべきはサイドプランだけになったので、だいぶすっきりとポケカをすることができます。
かつては、ワザ:いかりのまえばを持ったラッタや ワザ:みねうち を持ったカミツルギが【相手のHPを10にし、毒のダメージを乗せることで気絶させる】といった作戦がありました。
直近では1試合で1度とはいえ相手にダメカンが4つ乗っていれば気絶させることができるワザ:カゲロウスターを持ったヒスイバクフーンVstarや、条件なしで相手を確定で気絶させることができるもののエネルギーがあまりに重いワザ:アメイジングデスを持ったイベルタルがいます。
今回使用するバサギリは1進化であることを除けばエネルギーが無色エネ2つだけで済むので、ダブルターボエネルギーやツインエネルギーですぐにワザを使うことができるというお手軽さです。
5~6回バサギリを相手にぶつけることができればチャンスも生まれてくるのではないか、ということでデッキを作成しましたのでよろしければご覧ください。
デッキリスト
コンセプト
とにかく最初のドローやミュウでバトルVIPパスに触るかサポート:ユウリを使って場にビッパとストライクを並べましょう。
あとはスタジアム:ルミナスメイズの森を貼りつつバサギリを絶やさないようにベンチを育てながらコインを投げるだけです。
最速ではVmaxを2体落としての先行3ターン目勝利も不可能ではないでしょう。
大会の日に会場で一番運が良ければ入賞間違いなしです。
皆さん、なにかと忙しい社会のなかで複雑な環境読みに疲れていませんか?
フルパワーのミュウVmaxを作るにはあまりにお金がかかりすぎ、普通にデッキを組んだだけでは「そのデッキミュウに勝てるの?」と言われ、ミュウに勝てる形にデッキを仕上げてみれば「そのデッキミュウ以外に勝てるの?」などということになる始末。
最近では多くのものをそぎ落とした【はくばアルセウス】のデッキや、様々な相棒と組んだ【れんげきウーラオス】のデッキなど練度をかなり求められるデッキが勝ったりもしており、デッキ選びが本当に難しくなっています。
その苦しみから解放され、コイントスにのみすべてを委ねるデッキこそが今回のバサギリデッキです。
では、一部カードの解説を行っていきたいと思います。
カード
ポケモン
バサギリ:4枚、ストライク:4枚
コイントスだけで勝利を目指しましょう。
このバサギリはHPが140と意外と高く、クイックシューターまで込みのワザ:キョダイレンゲキを相手に要求することができます。
ビーダル:3枚、ビッパ:3枚
安定して盤面を展開するためのドローソースです。
場になんとしてもバサギリを展開するためにグッズやサポートをしっかりと入れているため、ビーダルでのドローが必須となります。
採用枚数が3-3である点については、進化の必要があることから最初から動くことのできるミュウと枠を融通した結果です。
安定枚数の4-4採用もしたいところですが、ほかにもドロソを採用していますのでこの枚数に落ち着きました。
ディアンシー:1枚
バトルリージョン収録の新カードです。
特性:プリンセスカーテンが強く、「自分のベンチのたねポケモン全員は、相手が手札からサポートを出して使ったとき、その効果を受けない」ということで、ビッパやストライクなど1進化ポケモンの起点を守ってくれます。
進化したポケモンは守ることができないことからビーダルを守ることはできず、使える盤面を選ぶため1枚の採用にとどめています。
ビーダルをしっかりと複数用意しておくなどの対策をしておいてください。
ミュウ:2枚
なんとしても初手でバトルVIPパスに触りたいので採用しています。
本当は3~4枚で採用したいところではありますが、結局グッズにしか触ることができないので腐ってしまう盤面も多いことから2枚にしています。
グッズ
クイックボール:4枚、ハイパーボール:4枚
ポケモンサーチカードです。
ビーダルを強く使うためや、使わなかったバトルVIPパスを腐らせないためにもコストが必要なこの2種類を採用しています。
バトルVIPパス:4枚
なんとしても最初のターンに引きたいため4枚採用しています。
正直、戦いは最初のターンにこのカードを引くことができるか、というところからはじまっています。
ツールスクラッパー:1枚
バサギリのワザは相手を気絶させるものなのでHPを伸ばしたりするグッズは関係ないのですが、唯一ビッグパラソルを使われてしまうとすべてのプランが崩れてしまうため入れています。
相手のふうせんなども割っておいて動きを鈍らせることも大切です。
ともだちてちょう:1枚
ビーダルをドローソースにしている以上、手札で腐っているサポートをハイパーボールで切ったりする場面が多くあったり、博士の研究で巻き込み事故的に落ちてしまったサポートを回収するために1枚採用しています。
コイントスで相手を倒す以上、ボスの指令でサイドの大きい相手を頻繁にひっぱってくることもあってボスの指令の4~5枚目という場合もあります。
ぐんぐんシェイク:1枚
完全に保険です。
エネルギーが貼れずしんかもできていないなど、何もできないまま終わってしまうターンにもベンチのポケモンを進化させることできるカードです。
最初のターンに引けるのが一番強いです。
からぶりほけん:2枚
コイントスの強いおともです。
コインが裏だった場合に3枚ドローをすることができます。
ドロソが多いに越したことはないため採用しています。
「からぶりほけん」についてはこちらの裁定クイズも参考になりますのでよろしければご覧ください。
サポート
博士の研究:4枚
一番強いドローカードです。
最初のターンに引きたいこともあって4枚採用しています。
ボスの指令:3枚
なるべくサイドを多くとれるようなポケモンを引っ張ってくるためのカードです。
相手のアタッカーがVmaxやVstarであれば基本的にバトル場に出してくることから、ボスの指令を使わないこともあるため2~3枚で検討しました。
最終的にはVstarとVmaxがいた場合Vmaxを呼びたいため3枚採用です。
クララ:2枚
非ルールポケモン軸ではポケモンがワンパンで落とされるため、トラッシュに簡単にポケモンがたまります。
このことからトラッシュも選択肢に含むことができるこのカードが非常に使いやすくなります。
手札に持ってくることができる汎用性の高さからつりざおではなくクララを2枚採用しています。
ハマナのバックアップ:1枚
必須スタジアムであるルミナスメイズの森とエネルギーを回収するためのカードです。
ユウリ:1枚
バトルVIPパスが使えない2ターン目以降に場を展開するためのカードです。
スタジアム
ルミナスメイズの森:4枚
「自分のポケモンのワザでコインを投げたとき、そのコインの結果をすべてなくし、はじめからコインを投げなおしてよい」というスタジアムです。
単純にチャンスが倍になります。
エネルギー
ツインエネルギー:4枚、ダブルターボエネルギー:2枚
ワザのダメージが関係ないためどちらでも良いのですが、合わせて6枚になるように採用しています。
入れ替え候補
今回も、最後まで採用を悩みに悩んだカードたちをご紹介します。
うねりのおうぎ
ウォッシュ水エネルギーを警戒する場合には必要になってきます。
ふつうのつりざお
ミュウでサーチしてこれる可能性があるのが強いです。
今回は手札に直接もどすことができるクララを重要視したため採用しませんでした。
レベルボール
このデッキではたねポケモンをすべてサーチしてこれますが、ハンドを減らすことができるクイックボールを優先したりバトルVIPパスを4枚採用していることもあり不採用にしました。
マナフィ
ベンチバリアです。
れんげきウーラオスが増えつつあるので、必須になっていくかもしれません。
課題
非ルールポケモン軸の相手には万に一つも勝てません。
12回連続オモテが必要になります。
バサギリデッキで非ルールに勝ち筋をつけるとすれば、ルカリオVstarのデッキに入っていたワザ:けちらすを持っていたバサギリをいれるくらいしかないと思います。
最後に
いかがでしたでしょうか。
コイントスに集中することで、考えなくてはいけないことを減らせるのでプレイングミスなどのストレスを感じる機会も少なくて良いです。
使っていてたのしいデッキなので、是非遊んでみてください。
今回は以上になります。
また次回、別の記事でお目に書かれればと思います。