Gレギュレーション
ネストボール
効果
自分の山札にあるたねポケモンを1枚、ベンチに出す。そして山札を切る。
デッキ採用基準
たねポケモンを出さないといけない以上、どのデッキにでも入ります。
デッキによってはバトルVIPパスと競合するため、枚数を減らすこともありますが基本的には4枚採用されるカードです。
主な採用例
- 基本的なスタンダードのデッキ
一言
クイックボールが落ちたことによって帰ってきた、懐かしのカードです。
クイックボールのようにコストを払わなくてよくなったのは魅力ですが、ベンチに空きがないと使えなかったり一長一短なところもあります。
ハイパーボール
効果
このカードは、自分の手札を2枚トラッシュしなければ使えない。
自分の山札からポケモンを1枚選び、相手に見せて、手札に加える。そして山札を切る。
デッキ採用基準
クイックボールがレギュ落ちしたことで、手札に持ってきたいネオラントVなどを持ってくるために必須のボールになっています。
主な採用例
- 基本的なスタンダードレギュレーションのデッキ
- ネオラントV を採用しているデッキ
一言
ネオラントVのように手札に持ってきてベンチに出す、ということが大切になるポケモンがいる以上、間違いなく必須のボールです。
現状、進化ポケモンを持ってくる手段が少ない事を考えても間違いなく採用することになると思います。
モンスターボール
効果
コインを1回投げオモテなら、自分の山札からポケモンを1枚選び、相手に見せて、手札に加える。そして山札を切る。
デッキ採用基準
大事な場面で必ず表を出せる自信があるなら4枚採用したほうがいいです。
主な採用例
- ボールジャグリングの ガラルバリコオル を使ったデッキ
一言
プロモパックにこっそり再録されていたこのカードは、ポケモンを知っている人なら100%の認知度を誇るボールでありながら、ポケモンカードゲームではスタンダードレギュレーションで使えることを知らない人もいるほど影が薄いです。
Fレギュレーション
フェザーボール
効果
自分の山札から、にげるためのエネルギーがないポケモンを1枚選び、相手に見せて、手札に加える。そして山札を切る。
デッキ採用基準
逃げエネが0のポケモンを採用しているうえで、ポケモンを持ってくる手段を厚めに採用するスペースがある場合には選択肢に入ります。
採用の可能性があるデッキ
- ミュウVMAX
- サンダースVMAX
一言
環境的に逃げ0のポケモンが必ずしも多くない点や、1進化や2進化ポケモンが逃げ0でも進化元と共有できない点、環境の逃げ0ポケモンの代表格がミュウVMAXと優先されるボールがほかにあることからサンダースVMAXぐらいでしか見ない印象です。
ヒスイのヘビーボール
効果
ウラになっている自分のサイドのオモテをすべて見る。その中からたねポケモンを1枚選び、相手に見せて、この「ヒスイのヘビーボール」と入れ替えて、手札に加える。見たサイドや入れ替えたカードはすべてウラにして切り、サイドとして置く。
デッキ採用基準
かがやくポケモンなどデッキに一枚しか入れられない上に、他で替えの効かないカードを採用している場合には必須になってくるカードです。
採用の可能性があるデッキ
- かがやくムゲンダイナなど唯一無二のかがやくポケモンを採用しているデッキ
- アイアントLO などアイアントを採用しているデッキ
一言
たくさん採用する理由はありませんが、かがやくゲッコウガを特性&アタッカーとしてどちらの面でも使うデッキであれば必ず1枚は入れておきたいです。
初心者であればあるほど、サイドを見ることが出来る安心感もあります。
スーパーボール
効果
自分の山札を上から7枚見る。その中からポケモンを1枚選び、相手に見せて、手札に加える。残りのカードは山札にもどして切る。
デッキ採用基準
ポケモンの採用数が多く、種類は問わず常に多くのポケモンを手札に加えたいというデッキであれば3〜4枚採用する想定でデッキを構築します。
主な採用例
- ボールジャグリングの ガラルバリコオル を使ったデッキ など
一言
ポケモンカードゲームだと器用貧乏な印象がありますが、欲しいときに欲しいカードが引けたときは超気持ちいいです。モンスターボールで伝説ポケモンを捕まえたときと同じ快感がします。
Eレギュレーション
レベルボール
効果
自分の山札から、HPが「90」以下のポケモンを1枚選び、相手に見せて、手札に加える。そして山札を切る。
デッキ採用基準
ルールを持たないポケモンを中心にしたデッキと、システムポケモンに採用しているポケモンの進化ラインがどちらも90未満の場合に2〜4枚の採用を想定しデッキを構築します。ポケモンの数によってはポケモン通信を多めにしレベルボールを減らすケースもあります。
主な採用例
- の モスノウ を使ったデッキ
- やりくり の チラチーノ を使ったデッキ
一言
レベルボールが再録してからは、新しい一進化ポケモンを見るたびに「あ、このカードはレベルボールで進化できると強すぎたのかな」とか考えるようになってしまいました。
ドリームボール
効果
このカードは、ウラになっている自分のサイドからこのカードをとったとき、手札に加える前に使う。自分の山札からポケモンを1枚選び、ベンチに出す。そして山札を切る。
デッキ採用基準
個人的には シャクヤ を無理なく採用できるデッキなら1〜2枚検討してもいいのかなと思っています。ただし、その中でも採用の優先度は低いです。
採用の可能性があるデッキ
- キングブレイズ の リザードン
一言
ボール系の中でもダントツで難しいカードです。ふしぎなあめ 以外に二進化ポケモンを立てられる手段があるのはとてもありがたいのですが、まだ「これだ!」っていう代表的な使い方が見つかっていない印象です。
過去レギュレーション
クイックボール(Dレギュレーション)
効果
このカードは、自分の手札を1枚トラッシュしなければ使えない。自分の山札からたねポケモンを1枚選び、相手に見せて、手札に加える。そして山札を切る。
デッキ採用基準
基本的に4枚採用する想定でデッキを構築します。ただし、たねポケモンの種類が1〜3枚で構築されているデッキは採用枚数が減るケースがあります。
一言
実装当初は必須カードにしては割高で、全デッキの単価をあげている要因になっていました。現在はパックが手に入らなくなったり、女性SRやピカチュウなどが信じられないほど高騰していたりもしますが、クイックボールやボスの司令などの必須カードは値段が落ちているため、レアリティを気にしなければデッキの単価は昔より下がったのかなと思います。
プレシャスボール(Cレギュレーション)
効果
自分の山札にある「ポケモンGX」を1枚、相手に見せてから、手札に加える。そして山札を切る。
デッキ採用基準
ポケモンGXを中心としたデッキには1〜2枚採用しデッキを構築します。ただし、TAG TEAMの枚数によってはタッグコールの採用を優先しプレシャスボールは不採用にすることがあります。
一言
ポケモンGX環境における必須級カードです。ポケモンV環境になり出番は減りましたが当時のポテンシャルは目を見張るものがあり、圧倒的な採用率を誇っていました。
さいごに
今回の記事で書かせていただいたデッキ採用基準は構築初期の目安になります。その枚数を基準にデッキを作り、実際に回してみて調整するといった感じです。
デッキ構築をする際の考え方の手助けになれば幸いです。