アローラ!ポケントニスライターの いきうす です
激戦を繰り広げたCL京都2022が終了いたしました。
大注目の ミュウVMAXを中心に配信卓では様々なデッキが登場し一日中楽しめましたね。
この記事ではCL京都2022に持ち込まれたデッキの考察、入賞デッキの紹介、今後環境予想を紹介していきます!
是非ご覧ください!!
事前の環境予想
まずは大会前の環境予想から見ていきましょう。
ミュウVMAX はカード発表時から注目を集めており、大会に向けて水面下での研究が続けられてきました。
ゲノセクトV の特性を絡めた手札補充や、ワザ: クロスフュージョン が2エネで使えることから、安定感・スピードともに環境トップレベルのポテンシャルを持っています。
そんな状況下でミュウVMAXに対して弱点をつくことができる ゲンガーVMAX が再評価される流れとなりました。
このデッキは火力が高く、弱点を突かれてしまう闘タイプ以外には、大体攻撃を押し通して勝ててしまいます。
やはり環境の中心には「闘・超・悪」の三竦みがあり、環境の変遷によってそれぞれの使用数が変わってきています。
そういった三竦みから脱却しつつも高い安定感を誇る、はくばバドレックスVAMX、アルセウス&ディアルガ&パルキアGX、スイクンV のデッキが多く持ち込まれるだろうと予想されていました。
以下の記事では、より詳しい環境考察を記載しております。
気になる方は是非ご覧ください。
CL京都2022デッキ分布
では実際に大会に持ち込まれたデッキの分布はどうだったのでしょうか?
予選ラウンド
公式配信でのライチュ梅川さんの発表によりますと、
- ミュウVMAX 23%
- ゲンガーVMAX 12%
- スイクンV系統 12%
- 三神系統 10%
- その他 43%
上記のような結果となりました。分布については概ね予想通りといった感じでした。
使用率10%以下のデッキについては、詳細な発表がまだなので続報を待ちます。
決勝トーナメント
このようなデッキ分布の中で決勝トーナメントに勝ち上がったデッキはこちらです。
- ミュウVMAX 6人
- はくばスイクン系統 3人
- 三神系統 3人
- ムゲンダイナVMAX 1人
- れんげきテンタクル 1人
- クワガノン(エレキブラスター)
- ゲノセクトV単
トーナメント進出数トップはやはりミュウVMAXでした。これでこのデッキの強さが本物だということが証明されました。
次いではくばスイクン系統が3名進出でした。下馬評通りうらこうさく ラインによる安定感がこのデッキを上位まで押し上げたと言えるでしょう。
三神系統も同じく3名進出、タイプ相性に強く、幅広いアタッカーで柔軟に対応する戦術が幅広いメタゲームにマッチしました。
ゲンガーVMAXは振るわない結果となった
逆に予選ではシェア率2位だった ゲンガーVMAX は決勝トーナメント進出がありませんでした。
その原因として、
- ピン差しの ガラルサンダーV に苦しめられた。
- ミュウVMAX側の悪対策(ウィークガードエネルギー、ダイナバリア、ゲノセクトV で殴るプラン等)。
- 対戦相手のベンチ管理により パニックフィアー の打点調整をされた。
こういった事象が考えられます。
つまり、ミュウ以上にゲンガーの方が対策されていた、もしくは対策のしやすいデッキだったと言えるでしょう。
台風の目となったクワガノン!!
トップ16の中に知らないデッキが一つありますね。
そう、サクライ トモヤ選手が使用しベスト4に入賞した クワガノン(エレキブラスター) です。
デンヂムシ の特性 バッテリー により、クワガノンにデンヂムシ自身を雷2エネとして加速。
クワガノン の技 エレキブラスター でデンヂムシをトラッシュし、相手の好きなポケモン1匹に200ダメージを出すことができます。
またデンヂムシはHP80のポケモンなので、レスキューキャリーで回収可能。
うらこうさく ラインによって2進化ポケモンデッキも安定して回していけます。
ミュウVMAXの台頭により、れんげきウーラオス のシェアが減少。これにより
- キョダイレンゲキ によって進化前のアゴジムシが駆られるリスクが減少。
- 特性:ベンチバリア の ミュウ の採用数低下により、エレキブラスター の通りが良い。
上記2点でこのデッキが環境において強い状況になっていました。
メタゲームの変遷を完璧に読み切り、誰も目をつけていなかったポケモンにスポットライトを当てたサクライ選手のあまりに華麗なデッキ選択によって日本中に激震が走りました。
あまりの衝撃にクワガノンがTwitterトレンド15位にランクイン。
現代ポケカ界の歴史に残る出来事となりました。
決勝戦は はくばスイクン VS れんげきテンタクル !!
そして、混沌を極めたメタゲームのなかで、
決勝はタカハタ ヒトシ選手の「はくばスイクン」とコダマ タイセイ選手の「れんげきテンタクル」の頂上決戦となりました。
ミュウVMAX中心の環境において、対抗馬として名を挙げたはくばスイクンと、
れんげきウーラオスの減少というチャンスを見逃さず持ち前の火力と安定感でフュージョン環境を走り抜けたれんげきテンタクルによる決勝戦。
結果は、タフネスマント付きの スイクンV によって耐久し取られるサイドの枚数を調整しながら試合をコントロールし切ったタカハタ選手のはくばスイクンが優勝しました。
試合の様子はアーカイブに残っているので是非公式配信をご覧ください。
タカハタ選手、優勝おめでとうございます。
CL福岡環境はどうなる?
さて、息つく暇もなく来月11月3日にはCL福岡が開催されます。
来月は一体どんな環境になっているのでしょうか?
次回の大会までに発売される新商品は、拡張パック「25th ANNIVERSARY COLLECTION」になります。
まだ全てのカードリストが判明していないので、どうなるかわからない部分もありますが、こちらは記念商品としての側面が強いため、CL京都環境とカードプールはほぼ変化なしと考えて良いでしょう。
つまり現状あるデッキタイプの中でメタゲームが回ることになります。
CL福岡メタゲーム予想
依然メタゲームの中心は ミュウVMAX のままでしょう。すると闘のシェアは落ち着いたままになりそうです。
ミュウVMAXの構築研究はゲンガーの対策まで到達していたので、ミュウへの対抗手段は悪タイプから 頂への雪道 にシフトチェンジしていくと思います。
すなわち環境2トップは ミュウVMAX と はくばスイクン になります。
それに伴い上記2デッキに対して、ミュウにはエネ破壊、はくばには弱点を突くことで有利を取れるルカメタザシアンザマゼンタの評価が上がることになるでしょう。
またCL京都でベスト16になったゲノセクト単デッキもメタルソーサーでのエネ破壊対策、はくばへの鋼弱点の観点から環境入りすると思います。
今大会で活躍したクワガノンとれんげきテンタクルは一時的に流行するでしょう。
するとそういった非ルールデッキにめっぽう強い三神系統のデッキの評価は上昇します。
悪は三神に対しワンパンを狙えるムゲンダイナにスポットが当たるかもしれません。
以上をまとめるとこういったTier表になります。
あくまで予想です。これからシティリーグも始まりますので、環境の変遷は逐一チェックしていきます!!
最後に
いかがだったでしょうか?
CL京都2022は総括して、ミュウVMAXがトップシェアを誇りつつも多様なデッキタイプが見れて非常に熱く、面白い大会でした。
CL福岡は筆者である いきうす も参加予定です。
もし当選できたら大会参加レポートの記事を書きたいと思ってます!
おそらく次回がCレギュレーションが使える最後の大型大会。
サンムーンからポケカを始めた筆者としては並々ならぬ思い入れがあります。
少しでもいい結果を出せるようにこれから修行の日々です。
しかし、記事はどんどん更新していく予定ですので今後ともよろしくお願い致します!
最後までお読みいただきありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう!アローラ〜!