【環境考察】CL京都2022を1000倍楽しむための環境デッキ徹底解説!!【完全版】

CLkyoto2022環境考察

アローラ!CL京都自宅待機勢のいきうすです。
今回は10月3日に開催されるCL京都2022でどのようなデッキが活躍するのか代表的なデッキリストを踏まえ解説していこうと思います!

大会でどんなデッキが活躍するのか事前知識があればより大会を楽しむことができます!!
CL京都参加予定の方も自宅で配信を視聴する方もぜひご覧ください!!

※この記事は以前投稿したCL京都2022環境考察記事に加筆修正を加えたものになります。

CL京都のメタゲーム予想図

メタゲーム予想図

まず大前提として環境の中心には「闘・超・悪」の三竦みがあります。
これらはお互いにタイプ相性で弱点をつけるジャンケン的なもので、この三大勢力が環境の中心で拮抗しています。
これら三タイプのデッキを選択するとどれかのデッキにタイプ相性不利になってしまうので、そういった事象を嫌うプレイヤーはそれぞれの強みを持った別のタイプのデッキを大会に持っていくことを選択します。
これがものすごく大まかなメタゲーム図式です。

ガラルファイヤーVの評価が上昇!!

そんな「闘・超・悪」の三竦みの中でもここ最近で一気に注目を集めているタイプがあります。
それが悪タイプ。今大会は こくばバドレックスVMAXミュウVMAX が環境上位に上がることにより超タイプのシェア数がかなり上昇すると予想されます。これにより弱点をつかれる闘タイプのシェア数が減少。すると超タイプに弱点を突け、闘タイプを苦手とする悪デッキのシェア数が上がると予想されます。

その悪タイプの中心となるのが ガラルファイヤーV です。

ガラルファイヤーV
ガラルファイヤーVの相場を確認する

ポイントは2つ。一つは特性。もう一つは弱点タイプです。

特性によるデッキエンジンとしての立ち回り

特性:じゃえんのつばさ
自分の番に1回使える。自分のトラッシュから悪エネルギーを1枚選び、このポケモンにつける。
この番、すでに別の「じゃえんのつばさ」を使っていたなら、この特性は使えない。

トラッシュから1ターンに1回悪エネルギーを加速できるこの特性により、3エネ技 オーラバーン を最速2ターンで打つことができます。打点190あれば、環境の悪弱点のポケモンを全て1撃で落とせるので、このポケモンは今の環境に非常に強いアタッカーです。

この特性を ガラルファイヤーV の自身へのエネ加速としてではなく、エネルギーつけかえ と合わせて他のアタッカーを育てるデッキエンジンとしての 働きをします。

エネルギーつけかえ

ムゲンダイナや悪ニンフィアデッキなどで使われている戦術ですね。
こういった特性の汎用性の広さから注目を集めています。

弱点が闘ではなく草

これが素晴らしいです。
三竦みは弱点を突き合うから三竦みなのですが、このポケモンは草弱点であることで弱点をずらすことができます。
つまり、闘タイプの攻撃を等倍で受けつつ、超タイプに対して一方的に弱点を突くことができます!

以上の2点で悪タイプ、ひいては ガラルファイヤーV を採用したデッキが現環境にマッチしていると言えます。

CL京都主要デッキタイプ Tier1

ここからはCL京都に持ち込まれるであろう主要デッキタイプを見ていきましょう!

こくばバドレックスVMAX

こくばデッキ
こくばバドレックスの相場を確認する

おそらくCL京都で一番持ち込まれる数が多いであろうデッキタイプです。
前回の大型大会ではマスター部門、シニア部門の両方で こくばバドレックスVMAX のデッキが優勝。

その要因は圧倒的な安定性にあります。
こくばバドレックスVMAX の特性により毎ターン安定してエネ加速+手札補充できるため、極端に事故率が低く、対戦回数が多い大型大会に向いた構築になっております。

こくばデッキ2

また 頂への雪道 を採用することでミラー対面を含めた特性を使うデッキに対して強力なメタを貼ることができる構築も数を増やしています。
自分のターンは マーシャドー でスタジアムをトラッシュし自分だけ特性を使用できる状況を相手に押し付けます。

こくばバドレックスVMAX は環境の基準であり、このデッキタイプに対してどれだけ勝率を安定させられるかが、大会のデッキ選択のポイントになります。

ミュウツー&ミュウGX と オーロラエネルギー を採用し、あらゆるデッキへの対応力を上げた構築を当サイトの別記事にて解説しています。よろしければ合わせてご覧ください!

ミュウVMAX

ミュウVMAX スイッチャー型
ミュウVMAXの相場を確認する

CL京都から新登場するデッキタイプで、ミュウVMAX 発表直後から注目を集め、水面下で研究が進められてきました。

Twitterのアンケートでも半数以上の方がこのデッキをTier1だと評価されていました。

ミュウVMAX の技 クロスフュージョン が無色2エネで技を打てて、様々なフュージョン技を打ち分けられるのが凄すぎます。
こちらは ミュウツー&ミュウGXパーフェクション とは違い、技なのでメタられづらいのも強力です。

しかし、まだ構築の正解が決まっておらず、今大会で結果を残したデッキがのちの構築のスタンダードになってくでしょう。

当サイトでも ミュウVMAX の構築について詳しく解説している記事がありますので、よろしければ併せてお読みください!

ゲンガーVMAX

ゲンガーブラッキー

闘タイプ意外には本当に自分の強い動きを押し付けて勝ち切ることのできるデッキです。

ゲンガーVMAXブラッキーVMAX もいちげきポケモンというシナジーがあり、超火力であらゆるデッキを粉砕できます。

上記の超タイプ2デッキが環境に多く存在することから、これまで環境トップだった れんげきウーラオスVMAX のシェア率が下がることが予想されます。
そうなってしまえば、ゲンガーVMAX に正面から撃ち合って勝てるデッキはかなり限られるので、かなり追い風が来ています。

ゲンガーVMAX の単体性能の高さから、あえて特性持ちのポケモンをオミットした通称雪道ゲンガーも注目を集めています。

このデッキは チラチーノやりくりジメレオンうらこうさく を採用した型も存在し、デデンネやクロバットに頼らずとも安定してデッキを安定して回すことができます。

大会に出場するなら ゲンガーVMAX と対面した時のプランを立てておかないと、一方的に負けてしまう可能性があるので注意。

三神ガラルファイヤー

三神ザシアンデッキ
アルセウス&ディアルガ&パルキアGXの相場を確認する

ソードシールド環境から環境の第一線で戦い続けてきた三神ザシアンの集大成ともいえるデッキです。
前回大会のPJCSでデッキの原型が誕生し、以降のシティーリーグで入賞数を着実に伸ばしているデッキタイプです。

このデッキは アルセウス&ディアルガ&パルキアGX を起点として様々なアタッカーを展開していくことで、弱点を突いたり幅広く対応することができるデッキです。

やはりこのデッキでも ガラルファイヤーVエネルギーつけかえ が採用されており、メタルソーサー と併せてエネ加速手段が充実しており、カードの枚数は多いですが安定したデッキの動きを見せてくれます。

はくばバドレックスVMAX

はくば

「闘・超・悪」の三竦みから外れていること、うらこうさく ラインによってデッキの動きが安定しており事故率が低いことから、PJCS後から評価を急激に上げているデッキタイプです。

PTCGO含む海外環境ではトップシェアを誇っており、現環境で無視できない存在になっています。
筆者個人は最初このデッキの評価を低めに見ていますが、上記の事故率の低さや先攻の突破力から評価を改めました。

サイドアタッカーであるスイクンV の登場により相手に3-2-3のサイドプランを押し付けることができるようになりました。
また 頂への雪道 を採用することで、ポケモンの特性主体の現環境で強く立ち回ることができます。

スイクンインテレオン

スイクンインテレオン

スイクンV の単体性能の高さと、クイックシューターインテレオン によるダメージコントロールで、勝ち切るデッキになります。

デッキとしての安定性も高く、事故率が低いので非常に大型大会向きのデッキと言えます。

スイクンインテレオンデッキについては、別記事にて構築を詳しく解説していますので、よろしければご覧ください!

CL京都主要デッキタイプ Tier2

れんげきウーラオスVMAX

PJCSでは こくばバドレックスVMAX とほぼ同数のシェアを誇っていたのがこの れんげきウーラオスVMAXのデッキです。

特性:うらこうさくジメレオンインテレオン による安定性。
特性:クイックシューターインテレオン によるダメージ管理と チャーレムV によるエクストラターン。
中打点ながら、れんげきエネルギー によって簡単に技を打てる れんげきウーラオスV、VMAX
これらのポケモンたちによる盤面の支配力が強力なデッキタイプです。

ただし、アタッカーが全員超弱点のため、こくばバドレックスVMAX のシェア数次第で数が増減します。
個人的には、前回大会のPJCSでこくばがかなり活躍し、ミュウVMAX のデッキが環境に多くなるだろうことから、CL京都ではシェア数を落とすのかなと予想しています。

デッキパワーとしては文句なしのTier1ですが、タイプ相性が厳しいので今回はTier2としました。
しかしながらメタゲームがもう1段階進んで、悪が環境の中心になるという観点からこのデッキを大会に持ち込むことは大いにアリだと思います。

悪パーフェクション

マニューラGXの相場を確認する

頂の雪道がなければ最強。あったらめっちゃキツいデッキです。
安定感は抜群で、後攻さえとってしまえば「ナツメ&ハチクガラルファイヤーVレッド&グリーン マニューラGXデッドムーンGX」 の動きがよほど事故らない限りほぼほぼ決まります。

また ガラルサンダーV を採用することで、闘・超・悪の全てに対応することができ三色環境で非常に強い立ち位置にいます。

悪ニンフィア

悪ニンフィア

「闘・超・悪」の三竦みの全てに弱点をつける通称「最強ジャンケンデッキ」です。

特性:れんげきサーチオクタン によって必要なカードを確実にサーチしてこれる反面、各アタッカー同士のシナジーは薄いため、若干事故率が高めなデッキでもあります。

ただし、PJCSでもこのデッキタイプはDAY2に進出しており、現環境に強く渡れるため、このデッキがメタゲームの象徴とも言えます。

ムゲンダイナVMAX

ムゲンダイナVMAXデッキ

ムゲンダイナVMAX は登場からずっと環境に居座り続けており、悪タイプを代表するデッキタイプです。

ブラッキーVMAX の登場によりフィニッシュ性能が向上、ガラルファイヤーV によってエネ加速+3-3のサイドプランを崩せるサブアタッカーを獲得することができました。

また新登場する フーパV の登場により、闘タイプのデッキに弱点が突けるようになりました。
これは採用ポケモンが悪タイプに固定されている ムゲンダイナVMAX にとっては革命です。

フーパ

多少の不利対面でも先攻さえ取れれば、展開力と火力の高さで押し切って勝つことができるのも魅力です。

ただし、あらゆるデッキに1枚採用されてる ガラルサンダーV の存在が痛手すぎます。

ゲンガージュラルドン

ゲンガージュラルドン

ミュウVMAX最終決戦兵器です。

超タイプに弱点を突く ゲンガーVMAXミュウVMAX を粉砕します。
ウィークガードエネルギーうねりの扇 で対応。逃げ道を作りません。

また ジュラルドンVMAX の特性:まてんろう により、このポケモンは特殊エネがついているポケモンからワザのダメージを受けません。
ミュウVMAX は基本的に特殊エネで動かすデッキなので上手くいけば、ジュラルドンVMAX で完封することができます。

ついでにいろんなVMAXデッキに強く出ることができるので今大会のダークホースとなることを期待します。

炎パーフェクション

炎パーフェクション

シェア数こそそこまで多くないものの、直近の大型大会、2大会連続で決勝進出しているデッキタイプです。

溶接工 による圧倒的なエネ加速スピードはサンムーン環境から現在に至るまで他の追随を許しません。
またブラッキーVMAX の採用により、ボスの指令溶接工 が同時に使えない問題を解決。
エネ加速してアタッカーを作りながら、相手ベンチポケモンを呼び出すことが可能になりました。

今大会もかなり上の方まで登るであろうデッキタイプです。

CL京都主要デッキタイプ Tier3

ビクティニブラッキー

ビクティニブラッキー

ワザに必要なエネルギーの数が少なく、デッキの拡張性が高い ビクティニVMAXブラッキーVMAX と手を組んだ構築です。

デッキパワーは申し分ないですが、スイクンVはくばバドレックスVMAX など水タイプのデッキが環境に一定数いることから、やや逆風です。

いちげきウーラオスブラッキー

一撃ウーラブラッキー

れんげきウーラオスVMAX の影に隠れて環境で埋れていた いちげきウーラオスVMAX デッキですが、ブラッキーVMAX の登場によって実戦レベルの強さを得ることができました。

あらゆるポケモンを一撃で沈める キョダイイチゲキ の爽快感は他のデッキでは味わえないこのデッキだけの魅力です。

タイプ相性的にも相性補完が出来ており、単なるロマンデッキではなく、環境への対応力も兼ね備えています。

ただしデッキのアタッカー、エンジンが全て進化ポケモンで構成されており、戦える盤面を作るまでにターン数がかかったり、手札事故を起こしてしまう点が大型大会に持っていくにあたって悩ましいところです。

ルカメタザシアンザマゼンタ

ルカメタザシアンザマゼンタ

シェア数は多くないものの確実にいるであろうデッキタイプです。
鋼タイプらしく耐久と中打点でダメージレースに勝ち切るデッキになります。

またこのVMAX環境において ザマセンタV の通りは非常によく、VMAX主体のデッキは本当にしんどくなります。

リーフィアVMAX

リーフィアVMAX

実は今強いんじゃないかと思っているデッキタイプ。

リーフィアVMAX の技 くさむすび は2エネで打てるのでエネ加速を必要とせず、その分デッキに拡張性がかなりあります。

環境で強い ガラルファイヤーVブラッキーVMAX が草弱点なので悪のシェア数次第ではかなり上までいける可能性があります。

れんげきテンタクル

れんげきテンタクル

アルセウス&ディアルガ&パルキアGXれんげきウーラオスVMAX のデッキがキツすぎますが、デッキ自体のポテンシャルはかなり高く、苦手としているデッキタイプ以外にはかなり強く出ることができます。

また うらこうさくレスキューキャリーホミカ を採用した構築もかなり安定感があり、今後も進化していくことが期待できるデッキになります。

最後に

いかがだったでしょうか?

フュージョンアーツの発売によってまた対戦環境が面白くなりそうなので、CL京都ではどんなデッキが勝ち上がるのか今から非常に楽しみです!
皆さんはどのデッキが優勝すると思いますか?

毎回の如く環境には様々なデッキタイプがいて、環境の多様性が広いです。
これがポケカ一番の魅力だと筆者は感じております。

最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう!アローラ〜!