こんにちは!ポケントニスのライター のらしあ です!
今回ご紹介するデッキは「アルセウス&そらをとぶピカチュウデッキ」です!
環境TOPに君臨し続けている パルキアVSTAR への対策として生まれたこのデッキは、世界大会で優勝を飾るなど華々しい成績を残しています。
まだまだ環境ではパルキアVSTARが幅を利かせているため、このデッキを使いたいという方も多いと思いますが、海外環境と日本環境では使えるカードが違うため世界大会で活躍したデッキをそのまま流用してしまうと少し勿体ないかもしれません。
そこで今回は最新弾「白熱のアルカナ」までのカードを採用候補に加え、新しくデッキレシピを考えてきましたのでご紹介させてください。
今回の主役
正直な話、このカード1番の強さは パルキアVSTARに弱点が取れる という点に尽きるのですが、数ある雷タイプのポケモンの中からこのカードが選ばれている理由は以下の要素が評価されているからだと考えます。
- たねポケモンからワザのダメージを受けなくなる追加効果
- 雷弱点
- にげエネ0
特に2の要素が偉く、アルセウスVSTARと組み合わせた際に弱点の分散ができるようになります。雷タイプは闘弱点であることが多いため、これだけ強い要素を持ちながら雷弱点なのは唯一無二の性能と言えるでしょう。
デッキリスト
コンセプト
パルキアと並ぶ使用率である ギラティナ系のデッキ を意識し、耐久力UPを意識して作ってみました。
ギラティナVSTARは 素で280ダメージ 出すことができるため、こだわりベルト を付けずとも アルセウスVSTAR のワンパンが狙えます。ツールジャマー をつける余裕もあるので、こちらが 大きなおまもり でHPを底上げするだけでは確実に1発耐えられる保証はありません。
そこで かがやくサーナイトとVガードエネルギー を採用することで耐久力UPを狙いました。
無色エネルギーでワザを打てるカードが多いため Vガードエネルギー は相性抜群。かがやくポケモン枠に関しても今まで絶対に採用したいカードはなかったため かがやくサーナイト は無理なく採用が可能です。
頂への雪道 との干渉は気になりますが、対面次第では雪道よりもサーナイトを優先してもいいと思います。
デッキの回し方
まず、アルセウスVSTARの育成 から始めましょう!
このデッキはアルセウスによるエネ加速が無ければ始まりません。
2ターン目に トリニティノヴァ を打つには何をしたらいいか、まずはこれだけを考えてください。
後攻の場合は2ターン目と言わずサポート権を駆使して1ターン目から トリニティチャージ を打てると完璧です。
エネ加速の対象は相手のデッキを見て判断します。
2体目の アルセウス そらをとぶピカチュウ ヒスイジュナイパー ドラピオン が候補です。
ダブルターボエネルギーに対応しているポケモンが多いため、次のターンにダブルターボエネルギーをつけることを前提に 2体のアタッカーを並行して育成 するテクニックもあります。
ベンチのアタッカーに基本エネルギーを1枚ずつ付けるイメージです。
こちらは手札と相談し狙ってみてください。
後続の準備ができたらひたすらバトル!
耐久力を活かしてじっくりと腰を据えた闘いをしていきましょう。
カード
ポケモン
アルセウスVSTAR 2枚 / アルセウスV 4枚
ゲームの流れを作る重要なアタッカーです。
基本的にはこのカードからゲームが始まります。
ゲーム序盤には絶対に使いたいため進化前であるアルセウスVは4枚、アタッカーの選択肢が多いためVSTARは2枚の採用としています。
そらをとぶピカチュウVMAX 2枚
このデッキの主役です。
何度でもいいますが、パルキアVSTAR への相性がとても良く、ダブルターボ込みでも140ダメージ出せるのでパルキアVSTARは弱点込みでワンパンすることができます。
たねポケモンからワザのダメージを受けない効果は ロストバレットやルナトーン&ソルロック、ハピナスV と相性がいいですね。
レジギガスとの相性 もいいのですが、もし対面するときは ピカチュウの2体同時育成 を目指しましょう。
レジアイスによってワザをロックされ、泣く泣くアルセウスで攻撃をしたら次のターンにボスの指令でピカチュウが倒される
なんてことがあったらサイドレースで追いつける可能性はなくなります。
そらをとぶピカチュウV 2枚
進化前も逃げエネが0なのは偉いですね。
下ワザ そらをとぶ も馬鹿にできない性能をしておりコイントス頼みではありますが、大ピンチを切り抜けるきっかけになります。
ヒスイジュナイパーVSTAR 1枚
ミラー対面やそのほかのアルセウス系のデッキにはジュナイパーVSTARを使います。トラッシュできるエネルギーに余裕がないため最大打点を狙う際はリソースの管理に注意をしましょう。
ヒスイジュナイパーV 1枚
ポケモンVを主体にしたデッキにとって ミルタンク は脅威です。ミルタンク対面ではヒスイジュナイパーVの下ワザ きんせつしゃげき を使い突破していきましょう。
ドラピオンV 1枚
ミュウVMAX への対策カードになります。これまでは ガラルファイヤーV を使うことが多かったのですが、このカードのおかげで悪エネルギーに枠を割かずとも対策ができるようになりました。
ビーダル 2枚 / ビッパ 2枚
デッキを回す優秀なシステムポケモンです。マリィやツツジ のケアが行えるのが非常に強いです。
かがやくサーナイト 1枚
VSTARポケモンを使いギラティナと対面する際は、ダメージ軽減を駆使することによりお互いツーパンでしか相手を倒せないイーブンの状態に持っていきたいですね。
今回の構築では特性とエネルギーによる二種類のダメージ軽減を用意することで 頂への雪道やシンオウ神殿 などのどちらか片方への対策では足りない状況を作れるようにしています。
クロバットV 1枚 / ネオラントV 1枚
デッキの安定感を高めるために1枚ずつ採用しています。
バケッチャ 1枚
頂への雪道を剥がしたいときはバケッチャを使いましょう。
今後のポケカ人生においてこのカードに救われることはたくさんありそうです。
グッズ
クイックボール 4枚 / ハイパーボール 4枚 / しんかのおこう 2枚
ビーダルを採用しているため、手札の消費はメリットにも繋がります。ハイパーボール を厚めに採用し、しんかのおこう は控えめな枚数にしています。
ふつうのつりざお 1枚
1枚しか採用していないアタッカーもいるため再利用できるよう採用しています。
ポケモンいれかえ 1枚
このデッキの貴重な入れ替え手段になります。
ゲーム開始時にアルセウスVSTAR以外のカードから始まってしまった際に、スターバースでサーチすることが多いです。
ふうせん 1枚
主にビーダルにつけるために使います。
こだわりベルト 2枚
ダブルターボで下がった打点をカバーしてくれる優秀な道具です。
大きなおまもり 1枚
進化前の状態で倒されないようエネ加速をする予定ポケモンにつけたいですね。
サポート
博士の研究 3枚
後攻1ターン目で トリニティチャージ 打つには、博士の研究やクロバットV などのアシストは不可欠です。4枚フル採用をする必要はありませんが多いに越したことはありません。
マリィ 3枚
頂への雪道と組み合わせたときの妨害性能は相当なものです。
ベストなタイミングで使っていきたいカードになります。
ボスの指令 3枚
相手の弱点を上手く突くには ボスの指令 は不可欠です。
スタジアム
頂への雪道 2枚
非常に強力なカードですが、自身の首も絞めかねないので使うタイミングには注意しましょう。
エネルギー
ダブルターボエネルギー 4枚
アルセウスのみで利用する場合は2枚採用が多いですが、今回の構築では共有できるアタッカーが多いため4枚採用としています。
Vガードエネルギー 2枚
「白熱のアルカナ」で登場した特殊エネルギーになります。
Vポケモンからのダメージを軽減するという非常に強力な効果をもっているため、ポケモンV環境のうちは多くのデッキに採用されると思います。
基本雷エネルギー 3枚
基本闘エネルギー 3枚
最後に
いかがだったでしょうか?
こうして紐解いてみると そらをとぶピカチュウVMAX はタイプや弱点、持っている効果などどれをとっても優秀なものであり、元からポテンシャルはあったんだなと感じます。
カードのテキストが変わったわけではないのに、環境や相性の良いカードの登場により評価が一新するのはアナログのカードゲームならではの面白さですね。
それではまた次の記事で!アローラ!