お世話になっています。J.T.Parkです。
皆様、ポケモンカードゲームやっていらっしゃいますでしょうか。
早速シティリーグシーズン3が始まりました。
今回からはスカーレットバイオレット環境が始まりつつも、未だ衰えを見せぬロストデッキが幅を利かせているのが現状です。
新弾「トリプレットビート」発売までの残り一か月、果たしてここからロストをひっくり返すような何かが出てくるのか、非常に楽しみです。
個人的には、ミライドンexに何とか頑張ってほしいと思うばかりです。
さて今回はミライドンex記事第二弾をお届けします。
よろしくお願いします。
今回の主役
今回は「バイオレットex」収録の【ミライドンex】です。
特性:タンデムユニットは場に自分の山札から好きな雷タイプのたねポケモンを持ってくることが出来ます。
この特性の強みは
- 序盤から終盤までどのタイミングでも役立つ
- 手札から出さなくても使う事が出来る
- クロバットVなどと違い、同じターンでもミライドンexごとに特性が使える
- 使ってもターンが終わらない(とても大切)
このあたりだと思います。
【雷のたねポケモン】しか持ってくることができないのでどのデッキにも使いたい、というわけにはいきませんが、雷のデッキでは間違いなく必須になるポケモンです。
ワザ:フォトンブラスターは、3エネというエネルギーが重たいと感じるものの、220点出せる非常にオーソドックスなワザです。
ちなみに、フォトンブラスターを使った場合、次のターンにはベンチと入れ替えるなどの工程を挟まない限り、連続で同じミライドンexのフォトンブラスターを使う事は出来ません。
今回はこんなミライドンexを使ったデッキを紹介していきます。
デッキリスト
コンセプト
課題
前回の記事でミライドンexを採用した雷デッキを2つご紹介しましたが、今回の記事ではさらにミライドンexを現状の環境で通せるように強く使いたいと思った結果出来た構築をご紹介していきます。
まず、前回のミライドンexを採用したデッキを使ってみた感想が
強い点
- タンデムユニットはさすがに強力
- レジエレキは特性も強くワザの使いどころも多い
- モココのエネルギー供給がとても大きい
厳しい点
- ミライドンexのHP的にワザを使うと高確率で残らない
- アタッカ―に必要なエネルギーが重いので後続が育てづらい
- モココがロストのカモになってしまう
- エレキジェネレーターが結構信用ならない
他にもいろいろありますが、とりあえずこんなところだと思います。
解決編
課題が見えてきたところで、環境に合わせながら解決策を考えていきましょう。
環境ですが、現状ロストが大流行しています。
回収ネットがいなくなったらさすがに勢いも落ちるだろうと思ったら、周りのデッキのスピードの落ち幅のほうが大きく、特にレジデッキがいなくなったことでロストがかなり幅を利かせる事態になっています。
雷デッキでも、エネルギー供給の柱になるモココがとられてしまったり、ミライドンexがウッウに2回攻撃されるとピッタリ落とされてしまうなど問題も山積みです。
そこで、真っ先にロストへの対抗策として出てくるのがクレッフィです。
特性:いたずらロックはお互いの場のたねポケモンの特性を消す効果を持っており、ロストデッキを相手にする際、相手のキュワワーやウッウの動きを鈍らせることが出来ます。
基本的に、相手にアクロマの実験やボスの指令、あなぬけのヒモを引かれないようにお祈りすることになるわけですが、お祈りでもなんでもすがらないと勝つのは厳しいです。
クレッフィを出すことでこちらのミライドンexの動きに制約も生じますが、それを飲んででも対応をする必要があるのが現環境です。
クレッフィの必要性は伝わりましたでしょうか。
ではクレッフィを入れつつ、クレッフィだけでは勝てないのでどうやって勝つかという話になりますが、ここで雷デッキに良いポケモンがいます。
レジエレキVです。
レジエレキVのワザ:スイッチボルトは【雷1エネ】と必要なエネルギーが軽いうえに、ワザを使ったらベンチに下がることが出来ます。
これで相手にダメージを与えながらクレッフィを無理なく場に出すことが出来ます。
さらにレジエレキVの良いところは、進化先のレジエレキVMAXの特性:トランジスタの効果を全身に受けることできるため、60点や90点が出しやすく、HPの低いロストのポケモンたちを一方的に倒していくことが可能です。
相手の動きは妨害しつつ、こちらのサイドは稼げるという理想的な状況を作り出すことができました。
ここまででもだいぶ明るい未来の話をしてきましたが、1エネのスイッチボルトでターンとサイドを稼げるようになったことで他のこのデッキの厳しい点もカバーできるようになっています。
1エネで動けるレジエレキVとクレッフィで戦っている間に、後続のポケモンたちにエネルギーをつけることができるようになったことで、後続の育成のためにどうしてもモココを使わないといけないという状況をとりあえず回避することができるようになっていたり、手張りだけでレジエレキVを動き出すことができるのでエレキジェネレーターの重要度も若干下げることができました。
これは多くの犠牲の上に成り立ってはいるものの、ロスト環境においては運命の二人なのかもしれません。
では今回のデッキの重要なカードについての解説に移ります。
カード
ポケモン
ミライドンex:3枚
ミライドンexの枚数は非常に難しいです。
強力な特性なのですが、ここからの進化先も無くHPを伸ばすことができないため、場に出してしまうと高確率でワンパンされる危険をはらんでいます。
必ずしもミライドンexスタートをしたくはありません。
タンデムユニット要因&アタッカーで1枚、アタッカーで1枚、サイド落ち対策で1枚の3枚でも意外と事足りるため3枚にしています。
レジエレキVMAX:4枚、レジエレキV:4枚
今回のデッキでは、強力な特性:トランジスタはもちろんのこと、レジエレキのワザ:スイッチボルトも非常に重要になっているため、レジエレキラインにはおんぶに抱っこです。
進化前、進化後どちらも大切なため、レジエレキは惜しみなく4枚ずつの採用です。
レジエレキVMAXはレジエレキVのサポートはもちろん、ロストデッキにいる大物ギラティナVSTARを倒すためにミライドンexのワザ:フォトンブラスターをパンプアップしてあげるという仕事も兼ねています。
レジエレキVの嬉しいこととして、ロスト対応のウッウが雷弱点なので60点までスイッチボルトが出た時点で倒せるところがあります。
クレッフィ:2枚
クレッフィで大切なことは「相手を止めて満足するのではなく、止めている間に何を成すか」ということです。
ガラルマタドガスが教えてくれました。
相手を止めている間にもこちらのサイドを何枚稼ぐことができるかが本当に大切になってくるので、置いて終わりとせず、しっかりと攻めの姿勢を忘れないようにしましょう。
2枚である理由は、クレッフィは出したいもののクレッフィスタートは避けたいためであったり、あなぬけのヒモケアを考えても2枚あれば十分、などです。
サンダー:1枚
許せないことに、キュワワーのHPは70点です。
トランジスタ1体分ではワンパンすることができません。
そこで、このサンダーの特性:エレキシンボルが大切になってきます。
エレキシンボルの効果で+10点にすることで、トランジスタ1枚でも70点のポケモンを取れるようにしています。
ミライドンexの、タンデムユニットで場に持ってくることができるのも魅力です。
グッズ
ネストボール:4枚
初手のミライドンexはもちろんのこと、なんといってもクレッフィを持ってくるために必要になってくるボールです。
フェザーボール:2枚
逃げエネ0のポケモンだけしか持ってくることができませんが、そのかわりノーコストで持ってくることができます。
レジエレキVMAX専用のサーチカードです。
最初はハイパーボールを検討していましたが、このデッキの性質上ドローソースが弱くどうしても手札が足りなくなりがちで、ハイパーボールのコストに毎度困っていたためこちらの採用になりました。
エレキジェネレーター:4枚
レジエレキVとクレッフィでターンを稼いでいる間のエネルギー加速用のカードです。
レジエレキVで戦うのは当然ですが、最終的にはミライドンexやレジエレキVMAXでも戦うことになってくるため、エレキジェネレーターを抜くことはできませんでした。
森の封印石:1枚
本当は2枚入れたいカード筆頭、森の封印石です。
ペパーでまず持ってくるポケモンのどうぐの一つです。
使う関係上かならずポケモンVにつけなくてはいけないため、トランジスタ要員となっているレジエレキVMAXにつけて使えるのが一番良いです。
エネルギー転送:1枚
ペパーからエネルギーを錬成する1枚です。
これだけエネルギーがはいっていますが、エレキジェネレーターで直接ポケモンにつけるため、手札にエネルギーが足りない問題がたまに発生します。
学習装置:1枚
エレキジェネレーターを完全に使用できないが故に入っている、そんな一枚です。
トラッシュに行ったエネルギーを回収する手立てがないため、エネルギーを極力取りこぼさないようにしたい、というそんな願いが込められています。
げんきのハチマキ:1枚
許せないことに、キュワワーのHPは70点です。
トランジスタ1体分ではワンパンすることができません。
そこで、このげんきのハチマキが大切になってきます。
げんきのハチマキの効果で+10点にすることで、トランジスタ1枚でも70点のポケモンを取れるようにしています。
ペパーで持ってくることができるのも魅力です。
今回は70点が許せないため「げんきのハチマキ」を採用していますが、ミュウVMAXが許せないとなれば「こだわりベルト」になったり、もっと広い範囲のポケモンを倒そうと思ったら「まけんきハチマキ」に変えるなど、その時に合わせて採用を変えられる枠になっています。
サポート
セレナ:3枚
主力のドローソースです。
現状有力なポケモンexが少ないこともあり、まだセレナで十分ボスの指令のかわりも務めてくれます。
ペパー:2枚
使えば使うほど、使い所が多く強力だと気付かされるペパー先輩です。
ネストボールと森の封印石がとりあえず鉄板のサーチカードになっています。
できればもう少し入れて素引きできるようにしたいところです。
ジャッジマン:2枚
ツツジを入れるか本当に悩みましたが今回はジャッジマンにしました。
ロストを相手にする際どうしてもサイドを取るのに時間がかかってしまうため、使うタイミングに制限のないジャッジマンを採用することで、適宜相手の手札を流していくことを選択しました。
相手のツツジは使われる前に流してしまいましょう。
スタジアム
ビーチコート:3枚
特に初動のクレッフィとレジエレキの入れ替えに必要になってくるスタジアムです。
相手がどうせ張ってくれるだろう、と割り切れば、初動の安定を目指して嵐の山脈を入れておくのもオススメします。
エネルギー
基本雷エネルギー:14枚
エレキジェネレーター登場以降、サポートなどに枠を避けないのはエネルギーに場所を取られてしまうのがいちばんの原因ですが、エネルギーがないと動けないため、この枚数も致し方ないです。
最低でも13枚以上はいると思っています。
入れ替え候補
今回も、最後まで採用を悩みに悩んだカードたちをご紹介します。
ライコウV
エネルギーが軽く、最終的にミライドンexと同じだけ火力が出るアタッカーです。
ただただ枠が無くて採用を諦めています。
バトルVIPパス
ペパーがあることで使いたいグッズの一枚です。
クレッフィとレジエレキをセットで並べられる魅力があります。
セイボリー
パルキアVSTAR登場後はベンチを絞る戦い方が主流でしたが、ルギアVSTAR登場以降の環境では、ベンチを埋めて戦うことが増えてきました。
そこで刺さるのがこのセイボリーです。
ドローが3枚しかできないので他にドローソースを確保できれば入れたい一枚です。
最後に
いかがでしたでしょうか。
クレッフィミライドンexあらためクレッフィレジエレキVMAXデッキのご紹介でした。
最初はどうかと思っていましたが、ポケモンを出す順番さえ間違えなければ意外と回るのと、ベンチを埋めないでも戦えるのが魅力です。
使ってみると結構楽しいと思いますので、皆様もぜひ使ってみてください。
今回は以上になります。
また次回別の記事でお目にかかれればと思います。