お世話になっています。J.T.Parkです。
皆様、ポケモンカードゲームやっていらっしゃいますでしょうか。
先週は新弾、タイムゲイザーやスペースジャグラーの情報が一部解禁され面白そうなカードたちが大挙して押し寄せてきました。
筆者的には、ずいぶん前に書いた【かいていのぬしキングドラを活躍させたい】という記事にパルキアVstarという新風が吹くのではないか、と期待したりしています。
大型大会も差し迫っているので、デッキのことを考えながら新弾にも思いを馳せる、実にカードゲームのシーズンだなと思わずにはいられません。
さて今回は、非ルールポケモンの方のルカリオを使ったデッキです。
懐かしの特性ですが現環境でもかなり強いので、是非ご覧になっていただければと思います。
今回の主役
今回の主役は「スターバース」収録の【ルカリオ】です。
たけるとうき
自分の番に1回使える。このポケモンにダメカンを2個のせる。その後、自分の山札からエネルギーを1枚選び、このポケモンにつける。そして山札を切る。
れんぞくはどうだん 10+
このポケモンについているエネルギーをすべてトラッシュし、その枚数×60ダメージ追加。
ポケモンカードゲームトレーナーズウェブサイトより
少し前まではリザードンでおなじみだった【たけるとうき】の復活です。
性能の点では【ダメカンを乗せることでターンに1度自分に闘エネルギーを1枚つけることができる】とつけられるエネルギーの枚数は減っているものの、その分ルカリオは一進化という点が相当優れています。
ここに手ばりを合わせることでターンに2エネまで伸ばすことができ、1ターンで130点を出すことができます。
さらに現環境にはこのルカリオの強い味方として【ガッツのつるはし】と【こだわりベルト】が存在しています。
ガッツのつるはしによるエネ加速でルカリオを3エネまで伸ばし、こだわりベルトまで付けることができれば1ターンで破格の220点を出すことができるようになります。
ここまでの動きを通しても【サポート権を使っていない】ことから、ボスの指令なども絡めることができるのでVポケモンにワンパンも幾分ハードルが低いものになっています。
さらにこの【たけるとうき】は場のルカリオすべてがターンに1度使えることによって、山札からエネルギーをどんどん抜くことができ、自ずとデッキ圧縮が進むので必要なカードにも触りやすい、というメリットもあります。
いろいろ書いてきましたが、高いスペックとかなり環境の追い風を受けているルカリオを使ったデッキリストを作成しましたのでお付き合いください。
デッキリスト
ルカリオ単
サブアタッカー採用版【グラエナ】
コンセプト
2種類のデッキリストを紹介していますが、やることにあまり違いはなくどちらにしても【たけるとうき】でエネルギーを加速し相手を攻撃していくデッキです。
盤面をリオルやルカリオに割くことができれば、それだけ攻撃できるチャンスが増えることは当然ながら、【たけるとうき】によるエネ加速のターンも増えるためデッキ圧縮も進むため、1回のドローの枚数が多いことから複数体ベンチに立てなくても済む、特性:はたらくまえばを持つビーダルをドローソースにしています。
また、ガッツのつるはしの登場によりベンチポケモンへの加速を行えることから特性:さるぢえを持つヤレユータンを採用することで闘エネルギーをデッキトップに仕込みスムーズな加速が行えるようにしています。
グラエナ採用型に関しては、【こちらがルカリオで攻撃してもミュウVmaxにワザ:サイコジャンプを使われてしまうと弱点込みで落とされてしまい、こちらはVmaxをおとせないまま相手にサイド有利を与えてしまう】ためそこをケアするために入れているというのが当然1番ですが、どのVmaxポケモンを相手にしても、最低160点、こだわりベルトをつければ190点をエネルギーなしで使うことができる点は、ルカリオのエネルギーを貯めるためのターン稼ぎの相方として相当優秀です。
では、今回もデッキに特に必要なカードの紹介に移りたいと思いますが、2つのデッキはともに採用しているカードの用途が同じなので、特にルカリオに必要なカードを厚く積んでいるルカリオ単をご紹介します。
カード
ポケモン
ルカリオ:4枚、リオル:4枚
メインアタッカーなのでマックス採用です。
最初にサイドに何枚いってしまっているか確認をしましょう。
今回採用しているリオルはスターバースで収録されたリオルではなく、HPが高い「伝説の鼓動」に収録されている方のリオルを採用しています。
ビーダル:2枚、ビッパ:2枚
ビーダルは逃げエネが重いこともあって、ベンチに並べる枚数は基本的に1体いれば十分です。
ハイパーボールはルカリオの後続を安定的に集めるためにもビーダルに優先して使ってあげてください。
ヤレユータン:2枚
サイド落ちをケアしての2枚です。
相手はやはりヤレユータンやビーダルを狙ってこちらの動きを阻害しようとしてきます。
2枚ともしっかりと使い倒しましょう。
マナフィ:1枚
【このデッキのポケモン、すべてHPが120以下です】
つまりワザ:キョダイレンゲキで飛びます。
それは相当まずいのでマナフィを入れています。
グッズ
クイックボール:4枚、ハイパーボール:4枚
ビーダルを使っているので、ハンドの枚数を調整しやすいポケモンサーチカードをフル採用しています。
先にも書きましたがハイパーボールはビーダルに優先的に使って場を作りましょう。
ルカリオは4枚入れているので、ビーダルで引いて場に出してください。
こだわりベルト:3枚
Vポケモンをワンパンに持ち込むことができるカードです。
環境で一定の成果を見せ続けるアルセウスVstarに至っては、エネルギー2枚の段階でもベルトをつければワンパンに持ち込むことができます。
環境はまだまだVポケモン環境ということで使わないことがないため3枚採用しています。
ガッツのつるはし:2枚
最新最強の闘エネ加速手段です。
ガッツのつるはしはベンチにしか加速できませんし、基本的に【たけるとうき】でエネルギーを加速するデッキということもあって2枚の採用にとどめています。
ガッツのつるはしの裁定については以下のクイズもぜひご覧ください。
ふつうのつりざお:2枚
ルカリオが切れてしまえば当然負けてしまうため、サイド落ちや巻き込み事故的にトラッシュに落ちてしまうことも考えて2枚採用しています。
ふうせん:2枚
ガッツのつるはしがベンチにしかエネルギーを加速できないので他のポケモンを場に出したときに逃がさなくてはいけないことと、ヤレユータンやビーダルをバトル場に呼び出されてもいいように2枚入れています。
ツールスクラッパーはほぼいますので、貼るタイミングには気を付けましょう。
回収ネット:1枚
ヤレユータンやビーダル用をバトル場に固定されてしまった時の選択肢の一つです。
逃げエネを増やされたときや、どうしてもトラッシュに闘エネを送らなくてはいけないときなどに役立つ場合があります。
ともだちてちょう:1枚
ビーダルや博士の研究にドローソースを頼っている以上、必要なサポートカードをトラッシュしてしまうことがあります。
そのための保険です。
サポート
博士の研究:4枚
場の展開が第1なので一番ドローの多いカードを採用しています。
マリィ:2枚
どうしても必要なグッズをデッキにもどしてくれる役目を背負っています。
ボスの指令:1枚
ボスの指令よりも必要なサポートに枠を裂いたため1枚の採用です。
ともだちてちょうで戻してください。
キバナ:2枚
非ルールポケモンのデッキの安定感向上のために必須カードです。
ルカリオの火力の底上げにかなり役立ってくれます。
クララ:1枚
ふつうのつりざおのように山にもどさず、その場で手札に欲しいポケモンとエネルギーを持ってくることができます。
手札にエネを持ってこれると、ヤレユータンとガッツのつるはしを使うことで無駄なくエネルギーを使うことができます。
スタジアム
トレーニングコート:1枚
トラッシュからエネルギーを回収してくるために採用しています。
エネルギー
基本闘エネルギー:11枚
エネルギーがたくさん必要なデッキなので多めに採用しています。
エネルギーが多い分には、ガッツのつるはしがラッキーヒットすることもあるでしょう。
入れ替え候補
今回も、最後まで採用を悩みに悩んだカードたちをご紹介します。
ツツジ
いつも採用を悩みますが、こちらは相手に6枚サイドをとってもらうデッキであり、ツツジを打つことができる段階に行くまでに手札で腐ってしまう問題や、サイドが残り3枚になってもまだあと3枚とってもらう猶予があるため、今回は採用せずに汎用性の高いマリィに枠を渡しました。
ミュウ
グッズがそこそこの枚数あるため入れたい気持ちはあるのですが、枠がなかったので断念です。
バスラオ
エネルギーを必要としない、ワザ:むれをあつめるが強力です。
課題
非ルールポケモンのデッキは逃げエネがかなり課題です。
非ルールのデッキでは、相手に落とされる事が前提のデッキ構築をすることが多いため入れ替え札をほかのカードの枠に変えてしまうことが多いです。
あまり見ないので気にしていませんでしたが、今の草弱点の悪が増えている環境ではリーフィアVmaxのガラル鉱山を貼られてビーダルやヤレユータンを呼ばれると完全に止まります。
基本的に博士の研究をドローソースにしているところもあって場に残せるふうせんで逃げエネを代用しているのですが、ふうせんで逃げられなくなると相手の準備のターンをただただ見ていることになってしまいます。
いないかもしれないスタジアムにあまり力を割くことはできませんが、あなぬけのひもやスタジアムを増やすのもなかなか難しいので、あたらないことを祈りましょう。
他にはルカリオのHPが120しかないことで、れんげきウーラオスは当然ながら火力の足りなさの代名詞、ドラパルトVmaxにもとても弱く盤面をあっという間に崩壊させられてしまいます。
最後に
いかがでしたでしょうか。
たけるとうきリザードンは強かったですが2進化ということがネックになっていたり、ドローソースを溶接工に頼りっきりなど強いものの難しいデッキでしたが、ルカリオはかなり使いやすいデッキになっています。
非ルールポケモンというサイドアドバンテージがあり、環境に無色ポケモンが多い以上使うならまさに今なのではないでしょうか。
今回は以上になります。
また次回、別の記事でお目に書かれればと思います。