お世話になっています。J.T.Parkです。
ついにCレギュが去ってしまいました。
ピカゼクに死ぬほどお世話になった筆者としては本当にさみしい限りです。
ありがとう、ピカチュウ&ゼクロムGX。
さて、思い出もそこそこに皆様はスターバースは購入できましたでしょうか?
今回もたくさん刷られたのか、結構な頻度で購入することができていて個人的には一安心というところです。
今回は新弾「スターバース」から、アルセウスVSTARの相方としてピカイチであると思っている雷軸アルセウスVSTARをご紹介します。
今回の主役
主役といえばもちろんアルセウスVSTARなのですが、アルセウスVSTARに関してはこちらの記事に詳しく書いてありますので、今回は別のポケモンにスポットを当てていきたいと思います。
今回は「スターバース」に収録された【ライチュウV】です。
ファストチャージ
このワザは、先攻プレイヤーの最初の番でも使える。自分の山札から雷エネルギーを1枚選び、このポケモンにつける。そして山札を切る。
ダイナミックスパーク 60×
自分の場のポケモンについているエネルギーを好きなだけトラッシュし、その枚数×60ダメージ。
ポケモンカードゲームトレーナーズウェブサイトより
ダイナミックスパーク、とんでもないですね。
同じようなテキストでは、いまだファンの間ではなぜ再録されないのかといわれているマホイップVMAXがいます。
マホイップVMAXといえばこくばバトレックスVMAXとタッグを組んでいたことが記憶に新しいですが、V進化ポケモンでもあの破格の強さを誇っていたにもかかわらず、こちらのライチュウVは【Vのたねポケモン】なので、出したターンにモココのエレキダイナモと手ばりで即起動、即殴りという圧倒的な取り回しをしています。
上ワザのファストチャージは「自分につける」という効果で、HP200は【現環境で先行をとると後攻で倒されてしまう危険がある】ので使いどころは難しいものの、単純に加速できるという点はとても強いので見れば見るほど素晴らしい仕上がりになっています。
逃げエネが1、という点も大きな魅力です。
今回は、雷の復権を感じられるようなデッキに仕上がりましたので是非ご覧ください。
デッキリスト(2022.08 更新)
そらをとぶピカチュウ軸
カプ・コケコVMAX軸
コンセプト(2022.08 更新)
そらをとぶピカチュウVMAX型(2022.08 更新)
2-2-2で取ろうとしてくる相手のサイドプランを崩すためのVMAXを採用しています。
そらをとぶピカチュウVMAXの良いところは
・逃げエネが0である
・ワザがたねポケモンから攻撃を受けなくなる
・闘弱点ではない
・エレキダイナモ+ダブルターボエネルギーで攻撃を始めることが出来る
この4点です。
弱点をずらすことが出来るのが本当に偉く、闘ポケモンに止められなくなるだけで見える勝利も格段に増えていきます。
デッキの初動は下記のカプ・コケコVMAX型とほぼ一緒ですが、後攻に出来る動きとしてはアルセウスVSTARのワザ:トリニティチャージぐらいしかない分、しっかりと狙っていきたいです。
他の採用カードの解説は次項のカードで行っていきたいと思います。
~~~~~~~~~~~~~~
ところで、突然ですが水ポケモン環境の今、雷界隈で今一番熱いポケモンをご存じでしょうか。
それはもちろん、【ライコウV】においてほかありません。
2エネで動くことのできる【ライコウV】は、対パルキア戦において基本的に140点を出すことが出来ればパルキアVSTARをワンパンで取ることが出来ます。
相手と自分のベンチを合わせて6枚あればこちらのものです。
こうなると少しでも相手の要求を上げるべく、ライコウVにこだわりベルトよりも率先してタフネスマントを貼って少しでも長く場にいてもらいましょう。
カプ・コケコVMAX型
現環境はVSTARを含め2-2-2をワンパンで取られてしまうことが最速での負け筋になっていきます。
そこで今回は相手に取らせるサイドを2-3-2や2-2-3になるように戦っていけるように【カプ・コケコV】ラインを採用しています。
バトルで先行をとった際には【アルセウスV】にエネルギーの手ばりで相手にターンをかえし、後攻をとった際にはアルセウスVのワザ:トリニティチャージで攻撃を始められることが理想ですが、ワザ:エレキボールの【カプ・コケコV】も採用していますので、相手のメッソンを弱点込みで取る、ということも一つの選択肢になります。
アルセウスVSTARが起動した後は、サイドの枚数で負けていれば【カプ・コケコVMAX】のワザ:ダイショックで相手をマヒにして動きを止めたり、2体目の【アルセウスVSTAR】をダブルターボエネルギーを絡めない素の火力で攻撃していきましょう。
さらに、こちらのデッキでは【クラッシュハンマー】を採用しており、現環境でクラッシュハンマーが刺さらないデッキは少なく、相手をマヒとエネ破壊のダブルパンチでしっかりと止めて、勝ちをつかんでください。
両デッキの共通点
この2つのデッキの良いところとして、あまり【頂への雪道】を苦にしない所があります。
※ライコウVをどちらも採用していますが、特性:しゅんそくもあくまで選択肢の一つに過ぎず、使えたらお得である、ぐらいの感覚で問題はないです。
あくまでその取り回しの良さで採用しています。
こちらが先行2ターン目にアルセウスVSTARの :スターバース を使い必要カードと雪道を持ってくることで【こちらは強い特性を押し付けつつも相手には特性を使わせない】という、世が世なら刃傷沙汰になりかねないような動きを通すことも可能になってきます。
またこの雪道で、無理対面である闘のガラルサンダーVを止めることができるため基本的に張るだけお得になってきます。
カード(2022.08 更新)
ポケモン
アルセウスVSTAR:3枚、アルセウスV:3枚
Fレギュレーションの世界に燦然と輝く1等星です。
アルセウスVSTARで打点やエネルギーを稼ぎつつ 特性:スターバース でVMAXラインの用意や、博士の研究、ボスの指令の確保など次の行動への準備ができます。
仕事が多く、アタッカーにもなってくれるため3-3の採用をしています。
そらをとぶピカチュウVMAX:2枚、そらをとぶピカチュウV:2枚
1番の仕事はアルセウスVSTARと弱点をずらすことが出来るアタッカーであるところです。
闘抵抗まであるとは、本当に雷ポケモンを救いたいという気持ちが前面に出ていると言わざるを得ません。
苦手対面であるれんげきウーラオスVMAXのワザ:しっぷうづきなどもあまり苦にしなくなりました。
さらにVMAXは面白いワザをもっており、ワザ:ダイバルーンは使った次のターンたねポケモンからダメージを受けなくなります。
VMAXやVSTAR環境ではあまり強い効果とは言えませんが、現状アルセウスバレットやWTBのようにVポケモンを軸に戦ってくるデッキも十分に環境にいるため強い場面もあります。
さらに、現環境のTOP of TOPであるパルキアVSTAR相手であれば、こだわりベルトなしのダブルターボエネルギーと雷エネルギーを合わせた140点であっても弱点込みで十分に倒せるため、モココとダブルターボエネルギーの手ばりで攻撃が出来るため、水デッキにかなり勝ちを狙いやすくなっています
たくさん立てるポケモンではないため、最低限の2-2での採用です。
ビーダル:2枚、ビッパ2枚
ドローソースです。
博士の研究やマリィを厚く積んでいるので2枚でも十分に、回すことが出来ます。
ライコウV:1枚
取り回しの鬼です。
2エネで動くことが出来るポケモンとして本当に優秀です。
パルキアVSTARのデッキを相手にする際に大活躍ですが、ミュウVMAXのデッキを相手にする際にも活躍してくれます。
ミュウVMAXであれば相手は盤面をフル展開してくれる上に、こちらもフル展開しても問題がありません。
そうなるとライコウは220点を出すことが出来るため、こだわりベルトをつけなくてもミュウVやゲノセクトVをワンパンできるラインとなり、タフネスマントをつけやすくなります。
HP250ということで1回でもワザ:テクノバスターを耐えてくれたりすれば儲けものですし、ライコウをとるためにリソースをはいてくれればそれだけVMAXが場に残りやすくなるなど、考えれば考えるほどかなりありがたいポケモンです。
グッズ
クイックボール:4枚、ハイパーボール:2枚
ポケモンサーチ用のボールです。
初手から素早い場の展開が求められるためクイックボールは最大枚数になっています。
しんかのおこう:3枚
ノーコストであるというところがポイントの高いところです。
アルセウスVSTARやそらとぶピカチュウVMAXに触れることが至上命題なので枠のなかで入れられる最大の3枚入れています。
こだわりベルト:2枚
このカードの登場ですべてが変わりました。
アルセウスVSTARにつけることはもちろんのこと、ライチュウVでVMAXを落とすためのエネルギーの枚数が変わってきたりと仕事が多いです。
おおきなおまもり:2枚
VMAXやVSTRAに貼って安心、相手に貼られて許せない、そんなカードです。
そらをとぶピカチュウVMAXのHP310というラインはパルキアVSTARの最大火力+こだわりベルト+ダンデの320点で持っていかれてしまいます。
相手の要求を上げるためにもしっかりとVMAXに貼ってあげましょう。
タフネスマント:1枚
VMAXももちろんですが、優秀なたねのVポケモンたちも採用しているため大切なカードになってきます。
特にライコウやライチュウが場に出てしまっている際に逃がせそうになく、相手のメロエッタのワザ:メロディアスエコーが飛んできそうな場合には、要求値を上げることで耐え忍びましょう。
サポート
博士の研究:4枚、マリィ:4枚
デッキを回すカードです。
しっかりと引いて場を用意しましょう。
うらこうさくを使い続けてマヒしていますがMAXまで入れていれば意外とどちらかは引くことが出来るものです。
ボスの指令:2枚
必須カードです。
スターバースでも持ってくることができます。
スタジアム
頂への雪道:3枚
現環境では必須のスタジアムです。
相手の邪魔をしっかりとしていきましょう。
エネルギー
キャプチャーエネルギー:2枚
展開力が大切ですし、無駄にはなりません。
入っていて損にはならないため採用されています。
ダブルターボエネルギー:3枚
基本的にはアルセウスVSTARに使うカードです。
先行2ターン目からアルセウスが動くために使うためのものですが、すべてのポケモンに貼ることができるため、逃げエネの代わりに使うこともできます。
基本雷エネルギー:7枚
モココを減らしている分、エネルギーは9枚採用しています。
アルセウスでしっかりと加速しましょう。
入れ替え候補
最後まで検討に残り、泣く泣く諦めたカードたちを1部ご紹介します。
サンダース
特性:じんらいのめざめが強力です。
環境トップであるパルキアVSTARデッキに対して、さらにダメ押しの一手のために採用したいカードです。
イーブイ、サンダース、メモリーカプセルの三種類のカードを厚めに積まないと、いざ使いたい時にサイド落ちなどという事態に陥りかねないのですが、それだけの枠を用意するのが難しかったので今回は諦めてしまいました。
ドラピオンV
ミュウVMAXデッキを相手にする際にこれ一枚である程度問題が解決するポケモンです。
ただ、ミュウVMAXデッキ以外を相手にする場合には刺さらないことが多く、うっかり初動で出てしまっても困るので不採用にしています。
入れ換えるとしたら、ライコウVと入れ替えてあげるのが一番手っ取り早いです。
クララ
採用枚数の少ないVMAXなどをトラッシュから拾ってくるためのカードです。
厳しい枠の中で、プレイングでまだ何とかできる範囲だとして今回はあきらめました。
スピード雷エネルギー
最強特殊エネルギーの一角に鎮座するカードです。
しかしスタジアム:シンオウ神殿の登場やアルセウスVSTARの加速に対応していない、うねりの扇で飛ばされてしまうなどの観点から外しました。
ダブルターボエネルギーの使い勝手の良さからダブルターボエネルギーの比重を重くしていますが、ダブルターボエネルギーを減らすことが出来ればもう一度採用することも検討すべきだと思います。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回は雷軸のアルセウスVSTARデッキでした。
リセットスタンプがなくなってしまった現状、先に相手を倒していかに素早く自分のサイドを2-2-2か3-3でとれるかが重要になってきます。
そんな中でアルセウスVSTARは本当に強いですし、HPの高いVMAXを相手することができるライチュウVという回答を得たことで最近は環境から遠ざかっていた雷も復権待ったなしです。
おかえりなさい、雷デッキ!!!!
では、また次回別の記事でお目に書かれればと思います。