お世話になっています。J.T.Parkです。
皆様、ポケモンカードゲームやっていらっしゃいますでしょうか。
今年の梅雨は雨が少なくひたすらにアツいため、早速エアコンがブン回っています。
何も電気代がうなぎ上りのタイミングにこんな仕打ちをしなくても、と思うばかりですが悩んでも仕方がないので、大き目でエアコンの効いたカードショップにこもる、という選択肢もあるかもしれません。
ただ、そうなるとカードショップで遊べるともだちがほしいですね。
さて、今回はターボデッキと呼ばれるデッキの中から、環境をメタりにメタった【雷ターボパルキア】のデッキをご紹介します。
よろしくお願いします。
今回の主役
主役はもちろんパルキアVSTARなのですがいままでさんざん紹介してきましたので、今回は「摩天パーフェクト」収録の【コオリッポ】です。
今注目されているのは下ワザ:ブロックフェイスです。
70点で3エネという非常に重たいワザですが、このワザを使った次のターンに相手のたねポケモンからワザのダメージを受けなくなります。
大型大会の環境ではハピナスミルタンクやレジデッキなどたねポケモン主体のデッキが一定数いるためこのカードに注目が集まり、PJCSでレジデッキが優勝されたことでこの1枚で対策になるからと今では採用されています。
使い方としては、相手がたねポケモンで叩くデッキだと分かれば、パルキアVSTARのVSTARパワー:スターポータルでエネルギーを加速しバトル場でひたすらワザを使うだけです。
へたに出してしまいワザが使えなければただの非ルールのポケモンなので、当然簡単に倒されてしまいます。
出しどころが肝になるポケモンです。
環境次第で抜けたり入ったりというカードではありますが、覚えておいて損にはならないと思います。
デッキリスト
【NEW】動画でも解説
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本記事で紹介しているデッキリストについて、当サイトでライターも行っているいきうすが動画にてわかりやすく解説しています!!!
是非ご覧ください!!!
コンセプト
PJCSで一気に全国区になったと思われる、いわゆるターボ型と呼ばれるデッキです。
うらこうさくパルキアが猛威を振るう中で【パルキアのミラー対面になった場合、じゃんけんで勝敗の大部分が決まってしまう】からこそ作られたデッキタイプです。
後攻を取った場合にうらこうさくデッキで出来ることは、メッソンのワザ:どんどんよぶぐらいしかなく、相手と同じペースで走っていては絶対に追いつくことが出来ません。
そこでメッソンを卒業し、特性:ふしぎなしっぽのミュウとドローカードを多投してとにかく後攻1ターン目から攻撃をしていこう、というのがこのデッキです。
さらに【ドローカードを入れたしメロンも採用している】だからチャンスも増えるという、ということで、メッソンをワンパンしそのうえで相手にグッズロックを仕掛けることが出来るクワガノンVや、こちらのベンチ次第で相手のパルキアVをワンパンできるライコウVまで入れよう、という欲張りセットなデッキがこの雷ターボパルキアです。
そもそも、ミュウを採用することは、先攻でもかなりお得なのです。
サポートが使えない先1でうらこうさく軸では手札に水エネが無かったりボール系が無いと出来ることの範囲もほぼ決まっていました。
しかし、ミュウ採用型にしたことで、先攻で場の展開をしつつ、例えば相手がミュウVMAXでメロディアスエコーを警戒しなくてはならなくても、ミュウを1枚取られたところでメッソンを取られるよりダメージはかなり少ないものになりました。
メッソンはジメレオンに進化しないといけない中で取られるときつかったですが、ミュウは1枚で完結しており、しかも、あくまでドローの選択肢の1つに過ぎないという点でとても魅力的です。
所で、筆者はかつて、「クワガノンV」を軸としたデッキを様々ご紹介しました。
しかし、記事の作成当時は水デッキを握ることはなく、メロンのこともあまり考えていませんでした。
パルキアVSTAR登場前とは言え、先見の明はなかったようです。
自分語りはさておいても、今はトレッキングシューズやかがやくゲッコウガなどトラッシュを肥やしながらのドローソースが猛威を振るう時代。
サポ権を使わずドローできるカードが増え、トラッシュにエネルギーも貯めやすくなったため実はメロンが最高にかがやいているタイミングなのかもしれません。
次項では、今回も各種カードを紹介していきます。
よろしくおつきあいください。
カード
ポケモン
パルキアVSTAR:2枚、パルキアV:2枚
環境トップのVSTARです。
ワザ:あくうのうねりもスターポータルもどちらも強いのは本当にうれしくもあり憎たらしくもありといった具合です。
サブアタッカーをふんだんに採用していますが、そのポケモンたちがすんなり動けるかはスターポータルが打てるかにかかっているところがあるので、パルキアVSTRAでごり押したりせずアタッカーの見極めが大切です。
このような具合でアタッカーの選択肢は多いものの、スターポータルは大切ということもあって削れるギリギリの2-2採用です。
ライコウV:1枚
雷も絡みますが、2エネで動ける最高のアタッカーです。
パルキアVSTARと違いたねポケモンで、すぐに動けるアタッカーであるスイクンVを入れていた枠を、雷エネが入ったことで打ち分けられるようになった結果ライコウVが入りました。
後攻1ターン目からこちらの展開次第でパルキアVが倒せるという事、相手の展開次第にはなるものの、ミュウVやゲノセクトVも十分に狙うことが出来ます。
クワガノンV:1枚
メッソン、ジメレオンまでであれば弱点で倒しながら、相手をグッズロックすることが出来ます。
うらこうさく軸はグッズ主体のデッキなので刺さらないことはほとんどありません。
加えて、ターボ型のデッキが流行ってもグッズ頼りである点は変わらないため、さらに刺さること間違いなしです。
登場以来ずっと強力なポケモンで筆者も大好きなのですが、逃げエネ3というのはずっといただけない数字だなとは思っています。
スターミーV:1枚
パルキアデッキでジュラルドンと戦う際には必ず必要になってくるカードです。
使わない対面では全く使わないので、極力スターミーVスタートは避けたいですが、それでも逃げエネ0は偉いです。
コオリッポ:1枚
レジデッキやハピナスミルタンクなどたねポケモン主体のデッキを積ませるために採用されています。
初手の相手ポケモンを見て、上記のどちらかだと判断した場合には、ベンチに出すポケモンをサイド5枚になるように調整する必要があることを忘れないように気を付けてください。
考えられるパターンとしては
ミュウ1ークロバットV1ーパルキアVSTAR1といった取られ方までは耐えることが出来ます。
ミュウ:4枚
ターボ型と呼ばれるデッキのエンジンの一翼です。
このタイプのデッキでは想定する対面に合わせたポケモンを採用しているため、どうしてもポケモンの採用枚数が多くなってしまいますが、それでもミュウでスタートしたいこともあってミュウを減らすことはできません。
逃げエネ1ということで、逃げる際にトラッシュにエネルギーを送りメロンで回収する、という道用意できます。
メタモンV:1枚
特性:げんえいへんげのダークライと違い、ついているエネルギーを変わった先のポケモンに引き継ぐことが出来ます。
トレッキングシューズの採用によって、トラッシュにポケモンを送ってしまってもポケモンVであればメタモンVで拾うことが出来るので相乗効果はかなり高いです。とりあえずメタモンにメロンでエネルギーをつけておくだけで、とれる行動も格段に増えます。
バケッチャ:1枚
スターポータルやかくしふだ、メタモンVの特性:Vへんげ、ナイトアセットなどとにかく頂への雪道がきつかったり、使うポケモンが多い関係上、崩れたスタジアムでベンチをしぼられることがきついこともあり、ミュウからスタジアムに触れない関係もあってバケッチャを採用しています。
クロバットV:2枚、ネオラントV:1枚
先攻1ターン目から動くことのできるようであればクロバットV、後攻1ターン目であればどちらも使いたい以上、特にクロバットを厚めに採用しています。
グッズ
クイックボール:4枚ハイパーボール:4枚
ミュウから触ることの出来るサーチカードなので当然最大枚数採用しています。
ヒスイヘビーボール:1枚
採用しているポケモンの種類が多い中で、各種枚数をしぼっていることもあり採用しています。
たねポケモンがアタッカーになっているデッキだからこそ特に使いどころが多いです。
トレッキングシューズ:4枚
ターボ型デッキのエンジンの一翼です。
1枚目をむやみにトラッシュすることも怖いですが、各種対面の準備をし、必要になるカードを把握しておけば悩む時間をかなり減らすことが出来ます。
1枚目で水エネが落ち、2枚目でメロンを引いたときに脳チューが開いたなと感じることがあります。
エネルギー転送:2枚
ミュウから触れるエネルギーです。
特に雷エネルギーに触るために使うことが多いです。
回収ネット:2枚
本当は4枚採用の盤石体制で行きたいところですが、枠がないため2枚です。
かがやくゲッコウガやミュウを使いまわすために使うことが特に多いです。
タフネスマント:1枚
ライコウV、クワガノンV、スターミーVなどにつけておくパターンが多いのは当然ですが、クロバットVを守るために使う事もあります。
ネオラントVはワザ:アクアリターンで山に戻ることも選択肢に入るため、若干マントをつける優先度は低いです。
ふうせん:1枚
パルキアVSTARのエネルギーを守ったり、少しでもクワガノンVを逃げやすくするために採用しています。
可能であれば逃げエネ1のポケモンはエネルギートラッシュで逃がして、トラッシュにエネルギーを置きつつふうせんはキープしたいです。
サポート
メロン:4枚
2エネのアタッカーが主体ということもあって、使いどころが多いため4枚採用です。
減らしてみたりしたこともありましたが、結局使いたいときに引ける可能性があったり、メロンがいらないタイミングでトレッキングシューズで引いてしまっても4枚あるから、と切る余裕が生まれることから減らすことはできませんでした。
ボスの指令:3枚
このデッキ、ボスの指令を打たないターンに、準備としてメロンを使っています。
それぐらいボスの指令は使いたいカードです。
3枚とも使うことがほぼです。
マリィ:1枚
相手への干渉札が無いのはきつく、本当は2~3枚採用しておきたいカードです。
スタジアム
トレーニングコート:2枚
アタッカ―の2エネを準備する際に使うのはもちろん、相手のスタジアムをどかすためにも大切なスタジアムです。
ただ、相手に使われてしまうリスクも当然あるため、バケッチャで済みそうな場合にはトレーニングコートは手札にためておくことも選択肢になります。
エネルギー
水エネルギー:7枚
【げっこうしゅりけん】や【あくうのうねり】などを使うためにも必須で、極力ドローで引きたいこともあって、ドローでのあたりを増やすためにもこれ以上は削れない7枚採用にしています。
雷エネルギー:3枚
雷ポケモンを使うために採用していますが、パルキアVSTAR以外あればどのポケモンにつけておいても一応は無駄になりません。
入れ替え候補
今回も、最後まで採用を悩みに悩んだカードたちをご紹介します。
ツツジ
強力な相手の手札への干渉札です。
このデッキではひたすら山を掘っていき当たったサポートを使う、という側面もあるため使いどころを選ばないマリィに軍配が上がりました。
セイボリー
相手の盤面を崩すために使うサポートです。
入れておくと心強いですが、パルキアやライコウの火力がさがってしまうというのはもちろん、基本的にボスかメロンを使いたい場合のほうが圧倒的に多く、枠も無いため採用をあきらめました。
シンオウ神殿
特殊エネルギーが入っていない事もあり相手への邪魔にしかならないスタジアムですが、かくしふだのエネルギーを使いまわしたりする関係上使い勝手の良いトレーニングコートを厚くする必要があったため不採用となりました。
課題
ポケモンが多いデッキなので、手札に使わないポケモンVとボスの指令というようなかたまり方をすると全く動けなくなります。
どうにかしてボールに触らない事にはミュウにつなげることもできないので致命的な事故り方をしないように祈るほかありません。
ミュウは絶対に減らさない事をお勧めします。
最後に
いかがでしたでしょうか。
雷ターボパルキアVSTARのご紹介でした。
パルキアを握る人が多い中で、ミラー対面を意識する必要があるのは当然で、その中でこのような形のデッキが生まれるのは必然でした。
個人的には、ライコウVが特にいい味を出しているな、と感じます。
皆様も1度、ターボ型を握ってみることでプレイングの幅も出てくると思うので、是非使ってみてください。
今回は以上になります。
また次回別の記事でお目にかかれればと思います。