お世話になっています。J.T.Parkです。
皆様、ポケモンカードゲームやってらっしゃいますでしょうか。
ポケットモンスター スカーレット/バイオレットが発売されました。
レジェンズアルセウスでは襲ってきたポケモン達も今作では丸くなり、ポケモンの世界でほのぼのハッピーライフを満喫されている頃だと思います。
魅力的なキャラクターも豊富で、個人的にはチリ先生とミモザ先生の魅力にやられています。
シュっとした女性のキャラクターはかっこよくてたまりませんし、ミモザ先生はめちゃくちゃ応援したいです。
さて、今回は空の封印石についてです。
VSTARユニバースの目玉カードの一つでもある空の封印石、採用したデッキリストも含めて丸っとご紹介します。
是非最後までお付き合いください。
カード名
このカードをつけている「ポケモンV」は、このVSTARパワーを使える。
自分の番に使える。この番、自分のたねポケモンの「ポケモンV」が使うワザのダメージで、相手のバトル場の「ポケモンVSTAR・VMAX」がきぜつしたなら、サイドを1枚多くとる。［対戦中、自分はVSTARパワーを1回しか使えない。］
印象
使用するための条件が、この番、自分のたねポケモンの「ポケモンV」が使うワザのダメージで、相手のバトル場の「ポケモンVSTAR・VMAX」がきぜつしたなら、とかなり狭く厳しいものの、サイドを1枚多くとる、と書いてある効果は強力です。
「つけているポケモンで攻撃しないといけない」というような効果もないため、本命のアタッカーにはこだわりベルトをつけることができるなど、比較的使い勝手は良い方だななどとも感じました。
かつてはその強力さゆえに恐れられていた「アルセウス&ディアルガ&パルキアGX」のGXワザ：オルタ―ジェネシスGXを徹底的に調整し、現環境でも使えるようにしようとした結果このような形になったんだろうな、などと考えたりもします。
さて、カードの効果についてはこれぐらいにしまして、個人的に考えたことについてお付き合いいただければと思います。
・今だとどのデッキにも入れやすいが、現状のデッキへの採用自体は考えづらい。
・空の封印石を使いやすいデッキを考えよう。
今だとどのデッキにも入れやすいが、現状のデッキへの採用自体は考えづらい。
空の封印石自体は採用しやすいデッキ環境だと感じます。
環境上位にミュウVMAXがいるため、広く対策札として採用されているドラピオンVが空の封印石を使う筆頭になります。
ドラピオンVでミュウVMAXを取るタイミングに空の封印石を合わせることが出来れば、一度にサイドを4枚稼ぐことができ、サイドレースでゲノセクトVなどと合わせて4-2と最速勝利を狙う事ことも可能になってきます。
ミュウを相手にする際に取りこぼしをさらに少なくすることができ、大会での安定感を積み増すことにもつながってきます。
ほかにもライコウVやクワガノンVなど、ルギアVSTARメタとして採用されているVの雷たねポケモン達でつかうことによりルギアVSTARで3枚、クロバットVやネオラントVで2枚、ノコッチなどシングルプライズポケモン（非ルールポケモンの意）達で1枚とサイドを取りやすくなり、勝ち方もかなり広がりを見せると思います。
環境トップを相手に結構幅広く使えそう、ということで「じゃあ採用するか」という話ですが、採用はしづらいというのが筆者の感想です。
まず、VSTARデッキではメインアタッカーのVSTARパワーを使うため、使いどころがありません。
ただ、サブプランとして採用できないか？とも考えたのですが、使いたいタイミングでピンポイントで使えないと意味をなさない事からサイド落ちが許されないため複数枚の採用が必要となり、その枠を生み出すためにカードを削れるのであればサポートなどデッキを回しやすくするカードを採用した方がいいと筆者は考えています。
ではVSTARを採用していないVMAXやシングルプライズポケモン（非ルールポケモンの意）に採用するかというと、「森の封印石」と競合してきます。
どんな状況でも用途があり、デッキの安定感に直接関与してくる森の封印石のほうが汎用性が高く、CLのような大型大会になればなるほどデッキが安定的に回る事に主眼を置く必要があるため、空の封印石の採用はかなり難しいです。
筆者の個人的にはあくまで空の封印石は「メタカード」の域を出ず、特に登場直後のルギアVSTAR環境では厳しいな、と感じました。
空の封印石を使いやすいデッキを考えよう。
これはもう、スピードザシアンの「ラストピース」です。
ザシアンVは三神を失った後も孤独に戦い、最近ではザシアンVSTARを手に入れたものの、そもそもスペシャルセットが手に入らないし、VSTARパワーの310点という火力も持て余し気味などということもあって使われてきませんでした。
VもVSTARも取られるサイドの枚数が同じということも逆風です。
しかし、このザシアンVに対する悪い流れを断ち切るのが「空の封印石」です。
ガラルニャイキングとこだわりベルトでパンプアップしVSTARをワンパンすることで、VSTARを相手にザシアンVでサイド有利を作り出すことが出来るようになりました。
もちろんVMAXを相手にする場合はザシアンVSTARのVSTARパワーでワンパンする事を視野に入れてのバトルも可能です。
Dレギュ環境も大終盤。
スピードザシアンを使うという選択肢、皆様もいかがでしょうか？
サンプルデッキレシピ
スピードザシアンV
空の封印石採用型スピードザシアンです。
先に書いた通り、VSTARを相手にする場合にはニャイキングとこだわりベルトでしっかりとパンプアップすることでワンパンを実現しつつ、空の封印石の効果でサイドを3枚しっかりと稼ぎ、VMAXを相手にする場合はザシアンVSTARのVSTARパワー：ソードスターで310点を出しながらワンパンで沈めてやりましょう。
ロスト採用型スピードザシアンV
ロストシステムを採用したスピードザシアンです。
エネルギーの加速手段として優秀なミラージュゲートを採用し、合わせてかがやくゲッコウガも戦えるようにしました。
かがやくゲッコウガのワザ：げっこうしゅりけんやウッウで相手のVSTARやVMAXにダメージを乗せておくことで、空の封印石を使った状態のザシアンVが相手のVSTARやVMAXを倒しやすくなることを狙っています。
レジエレキVMAX/クワガノンV
エレキガノンに空の封印石を採用したデッキです。
デッキの周り次第で森の封印石を使わなくても済むのであれば、空の封印石を有効に使えるデッキです。
以下のまとめ記事でも取り扱っていますのでよろしければご覧ください。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回は空の封印石についてご紹介してきました。
VSTARユニバースはあまり新規カードが多くなかった中で、新しい封印石が登場したということで期待されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
個人的には、あくまで上振れを狙うカードと思ってしまったため、強烈に魅力を感じることは出来ませんでしたが、書いてあることは強力なためいつでも皆様にお詫びをできるように準備をしていたいと思います。
今回は以上になります。
また次回別の記事でお目にかかれればと思います。