【デッキ紹介】新弾の度に続々強化!!やっぱりドダイトスには可能性しかない!!!【ダークファンタズマ】

ドダイトス3デッキ紹介

お世話になっています。ドダイトス研究家のJ.T.Parkです。
皆様、エボルプレスの研究、楽しんでいらっしゃいますでしょうか。

昨今、各地のジムバトルで少しずつみられるようになってきたエボルプレスのドダイトスですが、そのポテンシャルはまだまだ伸びしろを抱えています。

前回の記事【【デッキ紹介】突如現れた非ルールポケモンの大要塞!ドダイトスには可能性しかない!【スターバース】】でもドダイトスのデッキについていろいろ考察をしていましたが、毎月カードが発売されるポケモンカードゲームでは、3か月もたてば新しいカードが続々登場し、ドダイトスデッキについて考えることをやめる暇もありません。

現状で抱えている問題も【次の新弾には新しい解決札がある】などということもよくある話です。

今回はタイムゲイザー/スペースジャグラー環境から、現在わかっているカードを含めたダークファンタズマ収録カードまでを含めたドダイドスデッキについて考えていきますので、是非お付き合いください。

今回の主役

今回も「スターバース」に収録された【ドダイトス】です。

基本草基本無色 エボルプレス 50×

自分の場の進化ポケモンの数×50ダメージ。

基本草基本無色基本無色基本無色 ぶちかます 160

ポケモンカードゲームトレーナーズウェブサイトより

このドダイトスはワザを二つ持っていますが、何よりも ワザ:エボルプレス が目をひきます。

2エネで最大300点(こだわりベルト込みで330点)出せます。

ワザの内容は場の進化ポケモンの数を参照するもので、非ルールの中では比較的に早い段階から破格の250~300点を手堅く出すことができる性能となっています。

さらにドダイトスの性能を存分にいかせるように、進化前のハヤシガメにもとんでもない特性が付与されており 特性:ひだまりのこうら はターンに1度草ポケモンをデッキから持ってくることができます。

この特性の優秀なポイントは 特性:ふしぎなしっぽ のようにバトル場じゃないと使えなかったり、特性:じゃえんのつばさ のようにターンに1回しか使えない、といった条件なしに場にいるハヤシガメの数分だけ草ポケモンを持ってくることができるという点です。

2進化ポケモンの難しいところである進化ラインをそろえる、というポイントをグッズなどを使わずに自らの力のみで行えるということで、デッキに入れるほかのカード枠をデッキの安定感を増す方向に使えるので、非常に場持ちの良いデッキに仕上げることができます。

さらにHP:190ということで、ダブルターボエネルギーがついたアルセウスVstarを耐えるなど、非ルールの中では落とされづらい頑丈さも持ち合わせています。

昨今のポケカでは非ルールポケモンにも優秀なカードがどんどん増えており、ドダイトスの相方になりそうなポケモンたちも大挙して押し寄せていますので今回も前回のドダイトスの記事同様、2種類のデッキをご紹介しつつ、特におすすめのデッキの方を深堀していきますのでお付き合いください。

デッキリスト

標準型【バトルリージョン環境】

デッキコード:55F1FF-p4jQtL-kkVVkw

ナタネの活気型【バトルリージョン環境】

デッキコード:nnLLNH-e9WcgC-gQi6Hg

ゲンガー(ならくのうらもん)型【ダークファンタズマ環境型】

デッキコード:4xaYc8-Q82Uw1-8G84xx

※現在、ならくのうらもんのゲンガーが登録されていませんので、ペインバーストのゲンガーで代用しています。

コンセプト

追い風1

【タイムゲイザ―/スペースジャグラー】環境でかなりの草ポケモンの強化がありました。

まずはなんと言ってもコロトックです。

コロトック

コロトックは特性:みなぎるせんりつを持っており、自分の場の草ポケモンのHPを40伸ばしてくれます
ドダイトスのHPが230になるためフルパワーのアルセウスVSTARのワザ:トリニティノヴァを耐えるなど受ける恩恵は当然大きいのですが、それよりもハヤシガメのHPが140になることやナエトルのHPが120になることがかなり大きいです。

れんげきウーラオスVMAXのワザ:キョダイレンゲキの120点からハヤシガメを守ることが出来るようになることや、かがやくゲッコウガのワザ:げっこうしゅりけんの90点からナエトルを守ることが出来るようになります。

デッキの性質上ベンチ狙撃の対策札としてマナフィを入れてしまうとその分打点が下がってしまうためポケモンたちの体力を上げるしかなく、かなりの救いの手になってくれました。

次にナタネの活気です。

ナタネの活気

単純なドローソースになってくれるのは当然ですが、エネルギーを1ターンに1度の手張りでしか付けることができなかったこのデッキにおいて、エネルギーを手張り以外の加速を得たことがかなり大きいことです。

これにより、手札にたまってしまい特性:はたらくまえばの邪魔になってしまっていた草エネルギーなども処理することができるようになるためよりこのデッキを動かしやすくなりました。

しかしこの2枚とも強いことには強いのですが、万能ではないところももちろんあります。

まずナタネの活気ですが、草版溶接工として登場したものの、手札に草エネがないとホップより少ない2ドローです。
溶接工が強かったのは、同時にスタジアム:巨大なカマドがあったことでエネルギーをそろえやすかったことがかなり大きいです。

確定で草エネを持ってくることができればよいですが、そのためには特性:わたはこびのワタシラガに頼らなくてはいけないため、もともと2進化ポケモンで戦っていくデッキなのでポケモンが他より多いのに、さらにデッキスペースをポケモンで圧迫することになってしまいます。

わたはこび

コロトックは90点というのが良いところでもあり悪いところでもあります。
レベルボールで触ることはできることはメリットですが、環境トップの水デッキにはかがやくゲッコウガがいるため、ワザ:げっこうしゅりけんを使われるとコロトックが落ちてしまい、そうなると、特性が切れた段階でナエトルなどが落とされてしまうことになります。

コロトックには一応大きなおまもりを付けるという対策ができるため、この対策がかなり重要になってきます。

追い風2

ところで皆様はこのデッキが抱える、現状明確な対策がかなり難しい一番の課題をご存じでしょうか。

それは

セイボリーにあまりに無力である

という点です。

ベンチの展開の仕様上いつでも進化ポケモンを場に並べておかなくてはならず、進化ポケモンということでセイボリーでトラッシュさせられてしまうと、再度場を作るのにもターンが必要でした。

こうなると進化の過程を飛ばして出せるポケモンに頼らざるを得なくなりますが、進化の過程をスキップして場に出せるポケモンは、特性:しんしゅつきぼつを持つスピアー特性:きんきゅうふじょうエンペルトを思い浮かべると思います。

この二枚とも当然強いのですが、どちらも手札が0枚の時にしか使うことができず、手札に抱えていないといけない道具やサポートもわざわざトラッシュして手札を空にしたうえで、場に出さないといけないというかなり厳しいところがあります。

さらに、トラッシュに行ってしまったポケモンたちをデッキに戻さないと再度場を作ることもできないため、ふつうのつりざおなどのリソースもそうそうに切らしてしまい、結局息切れしてしまうことになっている点もかなりきついところです。

しかし、これらの問題も「ダークファンタズマ」が発売されることによってかなりの解決の道が見え始めました。

「ダークファンタズマ」収録のゲンガーが特性:ならくのうらもんというとびっきりの特性を持っており、手札の枚数に関係なくトラッシュからいきなりベンチに出てくることができます。

ゲンガー(ならくのうらもん)

ベンチ枠2枚をゲンガーにすることで、セイボリーを打たれてもゲンガーを落とせばよく、ハイパーボールの空打ちなど無理な手札調整も必要なくなりました。

このゲンガーの登場によってドダイトスは真の意味での完成にかなり近づくのではないかと思います。

次項では、先に紹介したデッキリストからゲンガーを採用したドダイトスデッキの採用カードについて解説をしていきます。

カード

ポケモン

ドダイトス:3枚,ハヤシガメ:4枚,ナエトル:4枚

ドダイトスライン

今回のアタッカーです。
特性:ひだまりのこうらを使うためにハヤシガメの状態でキープすることも多いためドダイトスは3枚の投入にとどめています。

ビーダル:2枚,ビッパ:2枚

はたらくまえば

このデッキのドローソースです。
安定したドローソースを場にはおきたいものの、ほかの草ポケモンにベンチの枠は使いたいため、1体で仕事をしてくれるビーダルに頼っています。

盤面に1体いればデッキは回るので2枚ずつの採用にしていますが、より早くデッキを動かしたい方には枚数を増やすことをおすすめします。

進化ポケモンのためドダイトスの打点アップに繋がるのが強みです。

コロトック:2枚,コロボーシ:2枚

みなぎるせんりつ

特性の重複はなく、サイド落ちをケアしての採用枚数です。

日々、デッキを回している感覚ではかなりいいところもあります。
相手がHPが伸びることを嫌がり、早々にコロボーシをボスの指令などを使って呼び出したりしてくることもあるため、ハヤシガメやナエトルを場に残すことができる場合もあります。

リーフィアVSTAR:1枚,リーフィアV:1枚

リーフィアVは先行1ターン目から特性:りょくかさいぼうにを使うことでエネルギーの加速をすることが出来、リーフィアVSTARは特性:アイビースターによって、ボスの指令の代わりの仕事をすることが出来ます。

進化ポケモンというシナジーもあり、入っていて損の無いカードです。

ゲンガー:2枚

ゲンガー(ならくのうらもん)

ドダイトスデッキの門戸をたたいた超大型新人です。
正直、即戦力と言わざるをえません。

ビーダルをドローソースにしているため手札をトラッシュする方法は比較的多く、一度トラッシュに送ってしまえばいつでも引き上げることが出来ます。

エネの色などからワザを使うことはできないのが残念です。

グッズ

クイックボール:2枚,ハイパーボール:4枚,レベルボール:2枚

サーチ系カード(コストあり)

ポケモンサーチカードです。

特にハイパーボールはすべてのポケモンに触れる分重要です。

手札の枚数調整にも一役買ってくれますし、ゲンガーをトラッシュに送るという一番大切な作業も担ってくれます。

しんかのおこう:2枚

しんかのおこう

ゲンガーに確定で触れるカードです。

もちろんドダイトスに触るという仕事も大切ですが、ハヤシガメでドダイトスに触ることが出来る分優先度合いはゲンガーのほうが高くなってきます。

ゲンガーとハヤシガメの場合では、手札にハイパーボールがあるなどコストが必要になってくるようであればゲンガーを優先的に持ってきますが、さすがに場の展開にも直結するためハヤシガメの優先度が高いです。

こだわりベルト:2枚

こだわりベルト

ドダイトスで330点や280点を出すためのカードです。

手札を減らす場合など雑にハヤシガメに貼ったりすることもあるため、足りなくなることを警戒しての2枚採用です。

ふつうのつりざお:2枚

ふつうのつりざお

ドダイトスを絞った代わりにフルでつかうための2枚採用です。

トラッシュのエネを戻す際は、キバナが使えるようエネルギーを全てデッキに戻さないようにしましょう。

大きなおまもり:1枚

大きなおまもり

先にも書いた通り、主にコロトックをワザ:げっこうしゅりけんから守る用に採用しています。

ともだちてちょう:1枚

ともだちてちょう

採用しているサポートがあまり多くないことや、トラッシュしてしまったサポートを回収するなどサポートをとことん使いまわせるように採用しています。

サポート

シロナの覇気:2枚

シロナの覇気

落とされやすい非ルールデッキのため採用しています。

ヒガナの決意:2枚

ヒガナの決意

今環境でうらこうさく軸が流行っていることによって多くのドローが期待できることと同時に、手札に残しておきたいカードを守ることもできます。

さらに、ゲンガーをトラッシュに送るという仕事の選択肢の一つにもなってきます。

シロナの覇気では手札の枚数に上限がありますが、こちらは相手の盤面の分だけ引くことが出来る分お得になる場合もありますが、最初のターンに使ってもミュウVMAX対面以外にあまりうま味がなく、ただ手札を減らしてしまうだけのためシロナの覇気と枠を分け合って2-2の採用をしています。

ボスの指令:1枚

ボスの指令

最大火力を出せるチャンスは必ずしも多くないデッキなので、倒せそうなときに倒せる相手を倒しましょう。

キバナ:1枚

キバナ2

ツインエネルギーなどの特殊エネルギーに対応していない2エネワザをつかうポケモンの最後の砦です。

再三の注意になってしまいますが、トラッシュにエネルギーがないと使うことができないという点に気を付けましょう。

スタジアム

ターフスタジアム:1枚

ターフスタジアム

草デッキで進化が必要であれば最強スタジアムです。

ハヤシガメがいるため無理をして貼る必要はなく、相手に崩れたスタジアムなど嫌なスタジアムを貼られたときに貼り返す用、という意識も大切です。

エネルギー

草エネルギー:7枚

基本草エネルギー

エボルプレスを打つために毎ターンしっかり最低限の手ばりをしていくための枚数です。
枠に余裕があればもっと入れたいところです。

キャプチャーエネルギー:3枚

キャプチャーエネルギー

エボルプレスに無色エネルギーが絡んでくるため採用しています。
最初のターンをこのエネルギーの手ばりから入ることができればかなり強いです。

入れ替え候補

今回も、最後まで採用を悩みに悩んだカードたちをご紹介します。

スピアー

しんしゅつきぼつ

ゲンガーと仕事がかぶる中で、今回はゲンガーに枠を譲りましたが【逃げエネが0】であることや【草を絡めた2エネで120点のワザを使うことができる】など優秀な点もあるため、使用感に合わせて採用してみてください。

チェリム,チェリンボ

はるらんまん

草エネを加速しやすくなる、特性:はるらんまんが強力です。

リーフィアVのエネルギー加速とリーフィアVSTARがボスの指令替わりの仕事が出来る、という点で今回も採用は見送りましたが、非ルールで固めるという場合にはかなり必須のカードになってきます。

HPは40点ですが、特性:はつらつかじつのチェリンボも面白く、今はあまり環境では見ないもののドラパルトVMAXなどからは自身を守ることが出来ます。

ヒナツ

ヒナツ

このカードも「ダークファンタズマ」収録のカードになります。
山札から進化ポケモンを3枚まで持ってくることが出来る、というサポートですが、1枚採用などではネオラントVなどを経由しないと欲しいときに持ってくることが出来ず、手札に進化ポケモンを集めてしまうとビーダルをドローソースにしている以上引ける枚数が厳しくなったり、最低限の枚数しか持ってこないようであればそこにサポート権を使ってしまうのはあまりにもったいないため今回は不採用にしました。

最後に

今回も長くなってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。

コロトックの登場などに加えて、ゲンガーの登場によって火力を手軽に伸ばしやすくなったドダイトスには、更なる飛躍を期待しない方が無理というものです。

ゲンガーが2枚トラッシュにいるだけでいつでも打点が100伸びるチャンスになる、これは本当に革命だと思います。

ドダイトスデッキ研究家として、更なるドダイトスの探求を進めていきたいと思います。

今回は以上になります。
また次回、別の記事でお目に書かれればと思います。

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