アローラ!! ポケカプレイヤーの いきうす です!!
CL愛知2022開催まで1週間を切りました。
それぞれの地域で現在もシティリーグが行われており、環境が固まってきましたね。
筆者はCL愛知落選してしまいました…。
ポケカを始めてから3年以上経っていますが、いまだに大型大会の出場機会に恵まれません…。
次回こそは練習の成果を発揮したいものです!
さて、本記事ではタイトルにある通り、CL愛知で活躍するであろうデッキ達を一挙にご紹介いたします。
直近で開催されたシティーリーグの結果から最新のメタゲームを考察し、ポケントニスが導き出したTier表を元に徹底解説いたします。
大会当日は通例通り配信もありますので、どんなデッキが今強いのかあらかじめ予習しておいて、大会をより楽しみましょう!!
メタゲーム考察
まずは現環境でどんなデッキが結果を残しているかを見ていきましょう!
参考にするのは3/12〜3/22の期間中に全国で開催されたシティリーグ54大会でのベスト4以上216デッキです。
(WTB登場以降の大会を集計対象としました)
まずはこちらのグラフをご覧ください。
シティリーグのベスト4入賞デッキと優勝デッキの入賞比率を表したものです。
どちらも素晴らしい成績ですが、この2つを見比べてみるとかなり違いがありますね。
これらのデッキを大きく2つに分類してみます。
ベスト4比率よりも優勝比率が高いデッキ
- ミュウVMAX 19.0%→31.5% 41→17デッキ
- アルセウス単 10.6%→11.1% 23→6デッキ
- WTB 6.0%→11.1% 13→6デッキ
ベスト4比率よりも優勝比率が低いデッキ
- アルセウスジュラルドン 10.6%→9.3% 23→5デッキ
- 白馬アルセウス 6.0%→5.6% 13→3デッキ
- ダイケンキVSTAR 4.2%→3.7% 9→2デッキ
- インテレオンVMAX 3.2%→1.9% 7→1デッキ
- アルセウス連撃 4.2%→3.7% 9→2デッキ
グラフからわかること
まず入賞数をみるとミュウVMAXが41デッキでトップ。
ついでアルセウスジュラルドン、アルセウス単、白馬アルセウス、WTBの順で入賞数が多いという形になります。
メタゲームの中心はミュウVMAXとアルセウスVSTARであることは言うまでもないですね。
入賞数と優勝数の違いを見ていくと、環境デッキの中でも勝ちやすいデッキと勝ちにくいデッキがあるようです。
優勝比率の高い上位3デッキ(ミュウ、アルセウス単、WTB)は、いずれもベスト4比率よりも優勝比率が高いデッキです。つまりこれらのデッキを握っていくと勝ちやすいと言うことになります。
アルセウス単はそこまで比率に変動がありませんが、ミュウとWTBは優勝比率が飛躍的に高くなっています。
反対に優勝比率が下がっているデッキは、何らかの理由で勝ち上がりにくくなっているデッキと言えます。
母数自体が少ないので正確には語れませんが、白馬アルセウスやインテレオンVMAXは入賞数がガクンと下がっており、デッキ構築に虚弱性がある可能性があります。
CL愛知事前予想Tierランク
以上のことから、ポケントニス独自にTier ランク表を作成しました!
デッキの「入賞数と優勝数」「入賞比率と優勝比率」から相対的に判断しランク付けしています。
見ていて驚くのは、アルセウスVSTAR入りのデッキが環境にとても広く分布しているということです。
アルセウスVSTARを主軸としたデッキの総数はミュウVMAXの総数を遥かに上回ります。
この環境で勝ち上がって行くにはミュウVMAX・アルセウスVSTARと互角以上に戦えることが最低条件になりそうです。
次項ではこれら環境デッキの構築を見ていきます!
環境デッキ一覧
次にデッキ解説に移ります。
サイト内に記事があるものはリンクを載せておりますので、詳しいデッキの解説はそちらをご覧ください!
Tier1
ミュウVMAX
スターバース環境の開始と同時に圧倒的Tier1の位置を守り続けているデッキです。
バトルリージョン発売直後はシェア数を落としましたが、すぐに回復しました。
このデッキの特徴として安定性・火力・戦術の柔軟さに秀でていることが挙げられます。
ミュウVMAX、ミュウV、メロエッタとアタッカーを使い分けることで相手の思い通りにサイドを取らせないようにできるため、プレイヤーの練度次第で弱点・不利関係なくあらゆるデッキと渡り合うことができます。
もちろん環境トップであるため、メタの標的になりやすく頂への雪道やセイボリー、エネ破壊など勝ち上がっていく上で超えなければならない障壁は多いでしょう。
アルセウスVSTAR/インテレオン(うらこうさく)
「アルセウス裏工作」「アルセウス単」と呼ばれるデッキタイプ。
ミュウVMAXに次いでシティリーグで安定した入賞数を誇るデッキです。
アルセウスVSTARのHP280という高耐久で相手の攻撃を耐えながら、トリニティノヴァで次のアタッカーを絶やさず攻撃し続けることができるのが特徴です。
うらこうさくラインをデッキエンジンに据える事で安定して必要なカードを手札に持ってくることができます。
ミュウVMAXと同じくプレイヤーの練度でいかなるデッキにも対応できるため、上位プレイヤーが好んで使用する傾向があります。
Tier1.5
アルセウスVSTAR/ジュラルドンVMAX
「アルセウスジュラルドン」と呼ばれるデッキタイプ。
スターバース環境スタート時から存在するデッキタイプで、デッキ次第ではジュラルドンVMAXが立った時点で詰んでしまうものもあります。
デッキのゲームプランが明確化されており、デッキの回し方に慣れて盤面さえ作れてしまえば、試合数が多い大会でもある程度考えることが少なくプレイすることができます。
仮に基本エネ主軸のデッキと当たったとしても、アルセウスVSTARとジュラルドンVMAX2体で合計HPが940にもなり、回復手段も多く採用されているため3体倒し切ることが非常に困難です。
一方アルセウスとジュラルドンしかデッキにポケモンを入れられないため、一度手札事故を起こしてしまうとトップ解決するまでなす術がなくなってしまう場合もあり、決勝トーナメントに上がるためには9回戦中1敗までしか許されないCLの舞台では使用を避けるプレイヤーも多いでしょう。
かがやくゲッコウガ
「WTB(ウォーターツールボックス)」と呼ばれるデッキタイプです。
ここ最近急激にシティリーグ入賞率を上げているデッキです。
うらこうさくライン、モスノウを主軸に水タイプの多彩なアタッカーでサイドを取り進めていきます。
またインテレオンが単なるシステムポケモンではなくアタッカーとしても活躍するため、60枚に一切の無駄がありません。
一度盤面が完成してしまえば、ルリナでリソースを補充し続けながら高火力で攻撃し続けるので相手にすると非常に厄介です。
比較的ローコストで組むことができ、使用者がどんどん増えていくことでしょう。
使うデッキに迷ったらWTBが一番無難かもしれません。
Tier2
アルセウスVSTAR/れんげきウーラオスVMAX/クロバットVMAX
「アルセウス連撃」や「神悪連撃」などと呼ばれているデッキタイプです。
れんげきウーラオス単体のデッキと同じ分類にされることが多いですが、個人的にはデッキの動き方が全く違うため、別物のデッキと捉えています。
こちらはどちらかというとアルセウスバレットに近く、対面に合わせてアタッカーを変えていくデッキになります。
- ミュウ対面→アルセウスVSTAR、クロバットVMAX、ガラルファイヤーV、フーパV
- アルセウス対面→れんげきウーラオスV、VMAX
- れんげきウーラオス対面→フーパV
- ジュラルドン対面→アルセウスVSTAR、れんげきウーラオスVMAX、クロバットMAX
- ミルタンク対面→ヒスイジュナイパーV
環境に多い各対面に合わせてタイプ相性やHPラインなど適切なポケモンをアルセウスVSTARで育てて戦っていきます。
アルセウスVSTAR/はくばバドレックスMAX
「白馬アルセウス」と呼ばれるデッキタイプ。
うらこうさくラインによる安定したデッキ回りと、はくばバドレックスMAXによる高火力で安定してサイドを取り進めていくデッキです。
特に かがやくルチャブル の登場でベルト込みダイランスの火力は310ダメージとなり、おまもり付きアルセウスVSTARがワンパン圏内に。
クイックシューターも合わせるとポケモンVMAXもワンパン圏内になります。
うらこうさくラインを採用したデッキは事故率が低く、長丁場のシティリーグ向きのデッキです。
試合数が多い中で安定して戦えるこのデッキを選択するプレイヤーも一定数いるでしょう。
ヒスイダイケンキVSTAR
バトルリージョン登場時に一気に数を増やし、その後も環境の中堅くらい位置に立ち続けているデッキです。
むじひなやいばは2エネかつダメカンを載せるだけという簡単な条件で、220ダメージという高火力が出せるため、安定してサイドを進めていくことができます。
かがやくルチャブルや、こだわりベルト、クイックシューターといった火力補助カードも豊富なのでデッキパワー自体も非常に高いです。
一方で悪デッキではありますが、実はそこまでミュウに対して強く出れるわけじゃないのが勿体無いところです。
ミュウが多い環境だとフュージョンエネである程度攻略されてしまうため、現状のリストだと優勝まで行くのは難しいと思います。
今大会で何か革新的な構築が発見されることに期待です。
Tier3
ゾロアークミノマダム
バトルリージョン発売後のシティリーグで突如環境に現れ優勝したことで、注目を集めたデッキです。
デッキパワーが高くミュウVMAXにも強く、そのほかのデッキにも弱点を突くことで優位に勝つことができます。
一方でミカルゲ1枚で詰んでしまうというのが弱点です。ゾロアークミノマダムの対策としてミカルゲが一気に採用され始めたことで瞬く間に数を減らしました。
現環境は連撃ウーラオスやジュラルドンなど「対策はあるもののキツいデッキ」が多いこともあって母数が回復していません。
逆に考えると現状ミカルゲを採用しているデッキはほとんどいないため、大会当日に環境の隙間を縫って勝ち上がっていく可能性もあります。
れんげきウーラオスVMAX
ミュウVMAXがトップシェアにいるため、昔ながらのこの構築は数を減らしています。
現在はアルセウス連撃が連ウーの主流になりつつあります。
ただしそれ以外のデッキには依然として強く戦えるため、このデッキタイプを使い続ける人は一定数いるでしょう。
キョダイレンゲキとヨガループを駆使することで、ミュウVMAXに対しても勝ち筋があるので、大会当日も熟練プレイヤーが握っている可能があります。
インテレオンVMAX
モミによって半永久的にインテレオンVMAXを回復してサイドを取らせず、頂への雪道で相手の動きを止めながら攻撃をしていくデッキです。
優勝数こそ多くないですが、スポット的に結果を残しています。
最近だとWTBの増加で、ケケンカニVMAXにワンパンされてしまうようになりました。
ツーパンで落とされないように耐久するデッキですので上からワンパンされるとコンセプトが崩壊してしまいます。
WTBのブームが落ち着くまでは使用者が減少しそうです。
リーフィアVMAX
ダイケンキVSTARが増加したことで、弱点を突いて勝ち上がるため環境に帰ってきたデッキです。
他のデッキに比べるとデッキパワーは低めであり、ダイケンキ以外の対面で勝ち切れるかが課題になります。
現状環境レベルで戦えるスペックの草タイプはこのリーフィアくらいですので、悪のシェア数次第では今後頻繁に見るようになるかもしれません。
ハピナスミルタンク
ハピナスVの高耐久・高火力とミルタンクの特性で相手にサイドを取らせずに盤面を制圧するのがコンセプトのデッキです。
ハマれば強いことは間違い無いのですが、ミュウVMAXとジュラルドンVMAXはミルタンクの特性を貫通してダメージを与えることができるのと、連撃ウーラオスにハピナスが弱点を疲れてしまうこともあり、いまいち環境で勝ち切れていない印象です。
れんげきテンタクル
高火力が出せる非ルールデッキの代表格でしたが、最近はWTBやゾロアークミノマダムなど他の非ルールデッキが開発されてお株を奪われてしまいました。
構築上、ボスの指令が打ちにくいこともかなり痛手で相手側にサイドプランをコントロールされてしまいがちです。
デッキの基盤が強力であることは間違いないので、今後のカードプール次第で復活を遂げることに期待です。
さいごに
いかがだったでしょうか?
シティリーグの入賞デッキを見るとミュウVMAXが環境の中心にありつつも他のデッキもしっかり結果を残しています。
そして言うまでもないですが、アルセウスVSTARの汎用性の高さは凄まじいものがありますね。
一体どのデッキがCL愛知を制するのか非常に楽しみです。
ちなみに個人的な優勝予想は「アルセウス裏工作」です。
皆さんの優勝予想はなんですか?
最後までご覧いただきありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。アローラ〜!!