ダークファンタズマ
環境について考えている
↓↓ドダイトスの記事はこちら↓↓
お世話になっています。J.T.Parkです。
皆様ポケモンカードゲーム楽しんでいらっしゃいますでしょうか。
今回は「スターバース」より、非ルールに現れた高耐久高火力ポケモンであるドダイトスのデッキをご紹介します。
(※2/14にリーフィアVstarについて追記しました)
今回の主役
今回は「スターバース」に収録された【ドダイトス】です。
エボルプレス 50×
自分の場の進化ポケモンの数×50ダメージ。
ぶちかます 160
ポケモンカードゲームトレーナーズウェブサイトより
このドダイトスはワザを二つ持っていますが、何よりも ワザ:エボルプレス が目をひきます。
2エネで最大300点(こだわりベルト込みで330点)出せます。
ワザの内容は場の進化ポケモンの数を参照するもので、非ルールの中では比較的に早い段階から破格の250~300点を手堅く出すことができる性能となっています。
さらにドダイトスの性能を存分にいかせるように、進化前のハヤシガメにもとんでもない特性が付与されており 特性:ひだまりのこうら はターンに1度草ポケモンをデッキから持ってくることができます。
この特性の優秀なポイントは 特性:ふしぎなしっぽ のようにバトル場じゃないと使えなかったり、特性:じゃえんのつばさ のようにターンに1回しか使えない、といった条件なしに場にいるハヤシガメの数分だけ草ポケモンを持ってくることができるという点です。
2進化ポケモンの難しいところである進化ラインをそろえる、というポイントをグッズなどを使わずに自らの力のみで行えるということで、デッキに入れるほかのカード枠をデッキの安定感を増す方向に使えるので、非常に場持ちの良いデッキに仕上げることができます。
さらにHP:190ということで、ダブルターボエネルギーがついたアルセウスVstarを耐えたり、エルフーンVstarのベンチ狙撃では4エネを要求するなど、非ルールの中では落とされづらいという頑丈さも持ち合わせています。
デッキリスト
ダークファンタズマ
↓↓環境について考えているドダイトスの記事はこちら↓↓
うらこうさく軸
アルセウスVstar軸
コンセプト
まず、私は「アルセウスVstar」を相棒にする方が良いと考えています。
その上で、まずうらこうさく軸の強みについてご説明します。
うらこうさく軸の強みは
- ふしぎなあめを共有できる
- 必要な時に必要なサポートを持ってこれるのでサポートカードの削減が可能
ということにあります。
今回作成したデッキレシピでも【ドダイトス】【インテレオン】【ゴリランダーなどシステムポケモン】のすべてを動かすためにはふしぎなあめが大活躍ですし、ポケモンを大量に入れることができるのもその分サポートを削れるからなので、正にうらこうさく万歳というような状況です。
そんな手堅いうらこうさく軸よりもアルセウス軸の方が相性がいいと考える理由は以下の点になります。
- うらこうさく軸をとられると完全に止まる
- ベンチ管理が難しい
- うらこうさく軸と共有できるグッズの幅が狭い
ドダイトスがワザを打つには草+無色エネが必要なため、1ターンでワザを打つにはキバナや学習装置、特性:ボルテージビートのゴリランダーが必要になります。それらのカードをうらこうさくで安定して持ってくるには【メッソンをたくさん展開し、1・2体とられても問題ないという状況】を作る必要があるのです。
しかしこのデッキは、そもそもポケモンが多いため、うらこうさくの枚数自体も絞らないと60枚が成立しません。
さらに うらこうさく 以外のシステムポケモンを組み合わせて使う場合、かなりベンチスペースを圧迫されてしまうので、うらこうさくを安定して打てる環境を作るのが難しいのです。
ある程度うらこうさくをしっかり使い、ゴリランダーとドダイトスやハヤシガメを並べた盤面では無類の強さを誇りますが、そこに至るまでにどこかがかけても盤面が厳しい状態に陥るというのがこのデッキの体感です。
次点の盤面管理が難しいという点については、メッソンを大量展開しなければその分ナエトルに場を使えるので、ハヤシガメの特性を強く使うことができ、安定してドダイトスを並べておくことができるためアタッカーの用意に手間取ることがほぼありませんでした。
最後にグッズの共有については、ハヤシガメがレベルボールに対応しておらず、うらこうさくデッキは必要なタイミングで必要なカードを持ってくるという性質上、手札の枚数が少ないことが多いためハイパーボールにも向いていないことにあります。
しんかのおこうのみが共有に対応している状況のため、ターンによって使えないポケモンのサーチカードが出てきてしまい、枚数管理が相当シビアだと感じました。
では、ここからはなぜアルセウスVstarとの組み合わせに優秀さを感じたか、ということをお話します。
アルセウスVstarの仕事は
スターバースで必要なタイミングで必要なカードを2枚持ってくるだけです。
ただ、好きなタイミングで持ってこれるという点がかなりミソで、場においておくだけでいつでも使うことができるという点が強いです。
先にも書きましたが、ハヤシガメというポケモンを使ってみると、盤面に多めに並べておけば置くほど自らで勝手に育っていき、そうすることで自ずとデッキ圧縮が進んでいきます。
そうなると1回のアルセウスVstarの 特性:スターバースと ビーダルの特性:はたらくまえばだけでも十分に必要なカードの確保ができるという状態になりました。
さらに、ナエトルにベンチを多めに割く余裕があるという状況はベンチの空きスペースを作りやすく、結果として 特性:しんしゅつきぼつ のスピアーを出せる場面の多さにもつながるため、ドローに加えて【進化を待たずに打点をすぐに伸ばすことも容易】です。
非ルールのデッキにアルセウスVstarというポケモンを入れておくデメリットの問題にもなりますが、アルセウスをとられたとして、相手にサイドを【1-1-2-1-1】要求している間にこちらは【2-2-2や3-3】を押し通すことができるだけの火力があるため、あまり苦にならないということがアルセウスVstarと組み合わせて得られた感想でした。
長々と書いてしまいましたが筆者としては【様々な要件で最適なプレイングが必須である難しいうらこうさく軸】よりも【やることとできることが絞りやすいアルセウスVstar】にデッキを回すことの安定感を感じて今回はアルセウスを選択したという次第です。
では、重要なカードの採用枚数などをご紹介していきます。
カード
ポケモン
ドダイトス:4枚,ハヤシガメ:4枚,ナエトル:4枚
今回のアタッカーです。強くて仕事も多いためMAX投入です。
ビーダル:2枚,ビッパ:2枚
このデッキのドローソースです。
盤面に1体いればデッキは回るので2枚ずつの採用にしていますが、より早くデッキを動かしたい方には枚数を増やすことをおすすめします。
進化ポケモンのためドダイトスの打点アップに繋がるのが強みです。
アルセウスVstar:2枚,アルセウスV:2枚
好きなカードを2枚サーチすることができる、うらこうさくインテレオンの万能版です。
デッキの中で一番HPが高いため盾にしてドダイトスを守りましょう。アルセウスをとられるより、ドダイトスをとられる方がかなり痛いです。
スピアー:1枚
このカード1枚で打点が50伸びる上に3枚ドローをすることができます。
さらに逃げエネが0であるということもあまりに偉いです。
こちらが攻撃できないターンに相手に倒してもらい、ふつうのつりざおで戻しつつ、再度使用するといった展開もあります。
正直2枚採用もあると思います。
グッズ
クイックボール:4枚,ハイパーボール:4枚
ポケモンサーチカードです。
特にハイパーボールはすべてのポケモンに触れる分重要です。
手札の枚数調整にも一役買ってくれます。
しんかのおこう:4枚
進化ポケモンが多いデッキなので4枚投入です。
ハイパーボールでハンドを減らすかノーコストで進化ポケモンをもってくるか見極めて使えると強いです。
こだわりベルト:1枚
ドダイトスで330点や280点を出すためのカードです。
学習装置を貼ることが多いため1枚の採用にとどめています。
ふつうのつりざお:1枚
ドダイトスをフルにつかうためのカードです。
トラッシュのエネを戻す際は、キバナが使えるようエネルギーを全てデッキに戻さないようにしましょう。
採用枚数に関してはいまだに悩んでおり、ドダイトスをとことん使い倒す場合、2枚採用もあります。
学習装置:2枚
エネ加速をこのカードで補えると、キバナを使わずボスの指令を使えるようになるため必須級のカードになります。
Vポケモンを3体落としたい時はこだわりベルトよりも優先されるカードです。
ふしぎなあめ:1枚
ナエトルからドダイトスになりたいターンに使うのが目的ですが、基本的にはハヤシガメから順当に進化していく場合が多いため1枚の採用にとどめています。
サポート
博士の研究:1枚,シロナの覇気:1枚
後半はキバナやボスの指令を打つことが多く使っている暇がない場合もあるため、早いうちに使えるとより強いです。
マリィ:2枚
相手のハンドに干渉する札です。
心もとないですが、雪道と合わせて使うことで相手が止まってくれる場合もあります。
ボスの指令:2枚
倒したい相手を引っ張ってくるカードです。
キバナと同時に使えないことが最大の弱点です。
キバナ:3枚
ツインエネルギーなどの特殊エネルギーに対応していない2エネワザをつかうポケモンの最後の砦です。
このデッキが成立しているのはキバナで必要なカードを持ってくることができるからという見方もあります。
再三の注意になってしまいますが、トラッシュにエネルギーがないと使うことができないという点に気を付けましょう。
スタジアム
頂への雪道:2枚
毎度おなじみの貼るだけでお得なカードです。
このカードのおかげでいろいろなデッキ対面を見れるようになっています。
ミュウVmaxであっても、雪道で少しでも時間を稼げれば十分に勝てるチャンスがあります。
ターフスタジアム:1枚
草デッキで進化が必要であれば最強スタジアムです。
ただ、雪道の枚数に不安を覚える場合には、こちらを削って雪道3枚採用も十分にあります。
エネルギー
草エネルギー:7枚
エボルプレスを打つために毎ターンしっかり最低限の手ばりをしていくための枚数です。
枠に余裕があればもっと入れたいところです。
キャプチャーエネルギー:3枚
エボルプレスに無色エネルギーが絡んでくるため採用しています。
最初のターンをこのエネルギーの手ばりから入ることができればかなり強いです。
入れ替え候補
今回も、最後まで採用を悩みに悩んだカードたちをご紹介します。
ダブルターボエネルギー
今回は特性の使用のみのために採用したアルセウスVstarですが、アルセウスVstarで攻撃することも考慮した場合や、最悪逃げエネにもなるため1~2枚はあってもよいのかもしれません。
チラーミィ・チラチーノ
ビーダルの代わりに採用するデッキエンジンです。
チラーミィのワザ:なかまをよぶを使えると初動としてはとても強いのですが、自分で手札の調整がしやすいデッキのなかで1度に多くのカードが引けるビーダルに今回は軍配が上がりました。
クララ
2進化ポケモンのデッキでは使い道も広いです。落とされた進化ラインを拾ってくることで攻撃のチャンスをつかめる可能性があります。
最後に
長くなってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。
非ルールデッキの中ではバトルセンスのリザードンに並んで優秀なポケモンではないでしょうか。
連鎖的にナエトルからドダイトスまで進化していく光景は結構気持ちの良いところもあります。
ミュウVmaxなどといった環境トップとも、相手のペースを落とすことができれば十分勝てるポテンシャルを秘めたポケモンであるため、握るデッキの候補に入れてもよいのかもしれません。
ではまた次回、別の記事でお目に書かれればと思います。
(※2/14 追記)リーフィアVstarの可能性
リーフィアVstarが登場したことでリーフィアVを腐らせずに使うことができ、アルセウスVstarと並ぶか、もしくはリーフィアVのほうがバリューが高い可能性が出てきたため追記をしています。
デッキレシピ
コンセプト
2進化ポケモンの特性上、早めのターンにはやることがないまま終わってしまうことがほぼですが、そこの穴を埋めてくれるのがリーフィアVの特性:りょくかさいぼうです。
使うとターンを終了する代わりに草エネルギーを一枚好きなポケモンに加速することができます。
この特性はたしかに強いものの、アルセウスVstarの自由度を考えるとさすがに今まではアルセウスに軍配が上がっていました。
しかし最近登場したリーフィアVstarがこのデッキと食い合わせの良い特性を持っていました。
特性:アイビースターは、【相手のベンチポケモンを1匹選び、バトルポケモンと入れ替える】というもので、いわゆるボスの指令と同じ効果です。
つまりハヤシガメの特性:ひだまりのこうら、しんかのおこう、ターフスタジアム、これらすべてが【ボスの指令】になる可能性があるということです。
これで一度きりとはいえ
ボスの指令とキバナを同時に打てるターンが出てくる
ということになります。
これは非ルールポケモンのデッキの悲願ともいえるような要素です。
頂への雪道があると使うことができないのは難点ですが、ターフスタジアムで調整が十分に可能です。
このように進化前と進化後、どちらもドダイトスにかなり良い効果をもたらしてくれておりアルセウスVstarにくらべても遜色のないどころか、体感では一歩リードしているのではないかと感じています。
追記は以上となります。
ドダイトス、やはり安定感抜群です。
よろしければ使ってみてください。
相棒探しシリーズ一覧