アローラ!! ポケカプレイヤーの いきうす です!!
CL横浜2022開催まで1週間を切りました。
それぞれの地域で現在もシティリーグが行われており、環境が固まってきましたね。
筆者はCL横浜落選してしまいました…。
ポケカを始めてから3年以上経っていますが、いまだに大型大会の出場機会に恵まれません…。
次回こそは練習の成果を発揮したいものです!
さて、本記事ではタイトルにある通り、CL横浜で活躍するであろうデッキ達を一挙にご紹介いたします。
直近で開催されたシティーリーグの結果から最新のメタゲームを考察し、ポケントニスが導き出したTier表を元に徹底解説いたします。
大会当日は通例通り配信もありますので、どんなデッキが今強いのかあらかじめ予習しておいて、大会をより楽しみましょう!!
メタゲーム考察
まずは現環境でどんなデッキが結果を残しているかを見ていきましょう!
参考にするのは4/23〜5/2の期間中に全国で開催されたシティリーグ78大会でのベスト4以上312デッキです。
まずはこちらのグラフをご覧ください。
グラフからわかること
パルキアVSTARとミュウVMAXがメタゲームの中心
見てお分かりの通り、現在のスタンダードレギュレーションは
パルキア・ミュウ2強環境です。
入賞デッキの70%近くをこの2デッキが占めており、この2デッキに対して5分以上の相性のデッキでないと勝ち上がることはできないと言って過言ではないでしょう。
その中でもパルキアVSTARのシェアは圧倒的で、ミュウVMAXもその強さは健在なものの優勝比率がベスト4比率よりも若干低いことからややパルキアに押され気味であると言えます。(25.2%→23.1%)
アルセウスジュラルドンが2強に対して有効
シェアは大きく落とすもののアルセウスジュラルドンが3番手に食い込んでいます。
考えられる要因は2つ。
- ベンチ展開をほぼしないデッキの為パルキアVSTARの打点をコントロールできる。
- ミュウVMAXのデッキから基本エネルギーが抜け特殊エネルギーのみの構築が増えた点から特性:まてんろう の環境での通りが良くなった。
2強の対してある程度対策が取れる為、有力な対抗馬になっています。
とはいえ、デッキの動きが読まれやすい為、時間が経つにつれ攻略されてしまうでしょう。
アルセウス裏工作のシェア率は大幅に低迷
パルキアの登場によって全環境トップにいたアルセウス裏工作は大きくシェア数を落とす結果となりました。
パルキアVSTARがこだわりベルトやダンデを使ってアルセウスVSTARをワンパンできる一方で、アルセウスはどうあがいてもツーパンでしかパルキアを落とせない為、火力で劣ってしまいます。
サイドを取り進めるスピードが物を言う現環境で火力の低さは致命的です。
厳しい言い方をするとパルキアに対して有利を取れる工夫をしなければ、アルセウス裏工作はパルキアVSTARの下位互換になってしまいます。
CL横浜事前予想Tierランク
以上のことから、ポケントニス独自にTier ランク表を作成しました!
デッキの「入賞数と優勝数」「入賞比率と優勝比率」から相対的に判断しランク付けしています。
圧倒的な入賞数からパルキアVSTARが単独Tier1。
次点でミュウVMAXもパルキアほどではないものの他デッキより大きく入賞数を伸ばしている為単独Tier2。
その他をTier3以下としました。
「パルキアとミュウに五分以上で戦えるデッキ」を突き詰めた結果、パルキアかミュウに行き着くと言う皮肉な結果がTier表によく現れています。
スタンダードレギュレーションでここまで歪んだ環境になるのは非常に珍しいです。
次項ではこれら環境デッキの構築を見ていきます!
環境デッキ一覧
次にデッキ解説に移ります。
サイト内に記事があるものはリンクを載せておりますので、詳しいデッキの解説はそちらをご覧ください!
Tier1
オリジンパルキアVSTAR
オリジンパルキアVSTARのデッキは大きく3つに分類できます。
クロススイッチャー採用型
クロススイッチャーを採用することでエネ加速等をしながらベンチを呼び出すことができます。
サポート カイ の登場でグッズのサーチがより容易になり、2枚揃えないと使えないというデメリットをほぼ帳消しにすることに成功しています。
課題はクロススイッチャーにデッキ枠を多く割いてしまう分、他のリソース管理が難しい点でしょうか。
クロススイッチャー不採用型
最近ではこちらの構築の方がパルキアのメインになりつつあります。
クロススイッチャー の4枠をデッキを回すためのサポートに回せる分長く戦ってく上での事故率の低下を実現しています。
また、ミュウVMAXやアルセウス系統のメタとして シンオウ神殿 の採用がトレンドです。
パルキアVSTAR/はくばバドレックスVMAX
パルキアの圧倒的シェア率を受けて様々なデッキが「自身のベンチを絞る」という対策を取ってきます。
この構築は はくばバドレックスVMAX を採用することで相手の場に依存せず高火力を出すことが可能です。
また、ダイランス の自身のエネルギーをトラッシュしてしまうデメリット効果をスターポータルで補完することができるため、両ポケモンの相性も抜群です。
はくばバドレックスラインを1-1で採用するか2-2で採用するか、モミ を採用して耐久を上げるかなど構築のカスタマイズ性はとても広いです。
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当サイトではオリジンパルキアVSTARのデッキについてまとめた記事もありますので、こちらも是非ご覧ください!
Tier2
ミュウVMAX
スターバース環境の開始と同時に圧倒的Tier1の位置を守り続けているデッキですがパルキアにトップシェアの座を奪われてしまいました。
とはいえ、これだけパルキアが支配するメタゲームで20%以上のシェア率を維持できているだけでこのデッキのパワーの高さを伺えます。
またこれまでほとんどのデッキに採用されていたバケッチャが不採用に。
雪道ツツジをケアしてボール系を温存したり、ベンチを1枠空けたりなど、デッキパワーを落とすことよりも、デッキ本来の強い動きを相手に押し付ける構築がトレンドになりつつあります。
トレッキングシューズ の登場によって山札を掘り進めるスピードが飛躍的に向上。
後半の雪道ツツジに対して山札の必要なカードの純度を高めるという新しい対抗手段を獲得しました。
また、ミュウVMAX、ミュウV、メロエッタとアタッカーを使い分けることで相手の思い通りにサイドを取らせないようにできるため、プレイヤーの練度次第で弱点・不利関係なくあらゆるデッキと渡り合うことができるのも強みです。
パルキアを撃破しCL優勝を飾ることができるのは注目です。
Tier3
アルセウスVSTAR/ジュラルドンVMAX
「アルセウスジュラルドン」と呼ばれるデッキタイプ。
スターバース環境スタート時から存在するデッキタイプで、デッキ次第ではジュラルドンVMAXが立った時点で詰んでしまうものもあります。
デッキのゲームプランが明確化されており、デッキの回し方に慣れて盤面さえ作れてしまえば、試合数が多い大会でもある程度考えることが少なくプレイすることができます。
仮に基本エネ主軸のデッキと当たったとしても、アルセウスVSTARとジュラルドンVMAX2体で合計HPが940にもなり、回復手段も多く採用されているため3体倒し切ることが非常に困難です。
ベンチを最大で2体しか展開することがないため、あくうのうねりのダメージを200ダメージに抑えることができます。
さらに セイボリー、崩れたスタジアム を採用することで徹底的にパルキアの打点を下げることを意識した構築がトレンドです。
一方アルセウスとジュラルドンしかデッキにポケモンを入れられないため、一度手札事故を起こしてしまうとトップ解決するまでなす術がなくなってしまう場合もあり、決勝トーナメントに上がるためには9回戦中1敗までしか許されないCLの舞台では使用を避けるプレイヤーも多いでしょう。
アルセウスVSTAR/インテレオン(うらこうさく)
「アルセウス裏工作」と呼ばれるデッキタイプ。
前回大会CL愛知2022の優勝デッキ。
全環境ではミュウVMAXに次いでシティリーグで安定した入賞数を誇っていましたが、シェアを大きく落としTier3まで転落しました。
アルセウスVSTARのHP280という高耐久で相手の攻撃を耐えながら、トリニティノヴァで次のアタッカーを絶やさず攻撃し続けることができるのが特徴です。
うらこうさくラインをデッキエンジンに据える事で安定して必要なカードを手札に持ってくることができます。
デッキとしてのまとまりはいいものの、パルキア側はこちらをワンパンする手段を持っている反面、こちら側がパルキアをワンパンできない点が相当な向かい風になっています。
何かしらパルキアに有利を取れるような工夫をしなければ、パルキアの下位互換になってしまいます。
アルセウスVSTAR/ライコウV
パルキアへの対策として雷タイプのアタッカーを採用したアルセウス裏工作も現れ始めました。
雷弱点を突くことで、パルキアをワンパンし、サイドレースを優位に進めていきます。
ライコウV の他にも なみのりピカチュウVMAX も水エネルギーを共有できるので相性が良いですね。
Tier4
マタドガス/ムゲンダイナVMAX/ダイケンキVSTAR
特性:かがくへんかガス の ガラルマタドガス を前面に出し、相手のうらこうさく、フュージョンシステムを止めながら裏で盤面をしっかりと作り、一転攻勢にでる打開型のデッキです。
このガラルマタドガスの環境への刺さりというのが凄まじく、相手が序盤の展開に躓こうものならバッドポイズンだけで相手に致命傷を与えて裏のアタッカーで押し切ることも容易です。
また、ガラル鉱山 や クラッシュハンマー など相手を妨害する手段も豊富でいかにかがくへんかガスが効くターンを伸ばせるかに重きを置いてるかが伺えます。
ムゲンダイナVMAX 、ヒスイダイケンキVSTAR の悪の強力なアタッカーが採用されており、まさに悪タイプの総力戦とも言えるデッキです。
ただし、シーズン6に入ってからベスト4には入賞しているもののこのデッキタイプの優勝数はたったの1回。
CL横浜では結果を残せるか注目です。
ハピナスV/ミルタンク
ハピナスVの高耐久・高火力とミルタンクの特性で相手にサイドを取らせずに盤面を制圧するのがコンセプトのデッキです。
環境から闘タイプのデッキが消えたことも追い風になっております。
ハマれば強いことは間違い無いのですが、ミュウVMAXとジュラルドンVMAXはミルタンクの特性を貫通してダメージを与えることができるのと、裏工作のインテレオンがミルタンクへのアタッカーとして有効なためいまいち環境で勝ち切れていない印象です。
アルセウスVSTAR/カプ・コケコVMAX
パルキアに弱点を突ける事と、ダイショック と 頂への雪道のコンボでミュウVMAXの動きを止めることができることで、シーズン6から新たに出てきたデッキタイプです。
カプ・コケコVMAX自体高スペックのアタッカーだったもののなかなか使われる機会に恵まれていなかったのでここから本領を発揮できるか、CL横浜で真価が問われます。
オリジンディアルガVSTAR
特性:プリンセスカーテン の ディアンシー によってベンチの オリジンディアルガV とザシアンV を鋼エネを加速していき、盤面が完成したら オリジンディアルガVSTAR のVSTARパワー スタークロノス で220ダメージを与えながら追加ターンを得て、相手の盤面を崩していく打開型のデッキです。
コンボが決まれば強いことは間違いないのですが、それまでにターン数を要するので相手にも盤面を作られてしまうというリスクもあり、構築やプレイングにより工夫を凝らさなければ正直勝ち上がるのは厳しい印象です。
ディアンシー以外にも特性:ギガマグネット の ジバコイル でエネ加速する方も存在します。
パルキアが注目される一方、埋れがちなディアルガですがCL横浜でそのポテンシャルを発揮できるか要注目です。
レジギガス
「タイムゲイザー/スペースジャグラー」で登場した非ルールポケモンデッキの新勢力です。
見た目以上に レジギガス の特性:こだいのえいち が使える再現性が高く、相手の対面に合わせて弱点をつける適切なアタッカーを育てて戦っていきます。
しかしながら入賞、優勝ともに少数でメタゲームの「その他」に分類されてしまっているのが現状です。
セイボリーや崩れたスタジアムによってパルキアをメタるついでに、レジギガスもメタられてしまうのがなかなか苦しいのだと予想されます。
しかし6回攻撃しないと勝てないという非ルールデッキの特徴と、HP130というインテレオンのアクアバレットを耐えるHPラインは優秀ですので決勝トーナメントまで上がるポテンシャルは持っていると思います。
Tier外の注目デッキ
ゼラオラ/ガラルファイヤー(じゃあくチャージ)
筆者が今一番注目しているCL横浜のダークホースです。
- ゼラオラ、ライコウV → パルキアVSTAR
- ガラルファイヤー → ミュウVMAX
- ガラルサンダーV→ アルセウスVSTAR
環境のトップシェアに対して、雷・悪・闘で弱点を突くことができます。
こういったタイプのデッキはどうしてもサイド落ちに苦しめられがちですが、ヒスイのヘビーボール がその問題を解決。
大きなおまもり等でワンパンラインを上げられても ばつぐんグラス によってその上をいくダメージを与えることが可能になりました。
元々あったフーパファイヤーというデッキの進化系であり、裏工作ラインによってデッキの安定性は保証されているので、プレイヤーの練度次第でかなり勝ち上がれるデッキタイプと思います。
さいごに
いかがだったでしょうか?
シティリーグの入賞デッキを見るとパルキアVSTARが圧倒的に環境トップに君臨し、次点でミュウVMAXが勝ち上がっているという環境なので、この2デッキ以外で大会に臨む人は相当構築とプレイングを詰めていく必要があるでしょう。
この難しい環境で一体どのデッキがCL横浜を制するのか非常に楽しみです。
ちなみに個人的な優勝予想は「ミュウVMAX」です。
皆さんの優勝予想はなんですか?
最後までご覧いただきありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。アローラ〜!!