アローラ!! ポケカプレイヤーの いきうす です!!
CL横浜2023開催が目前となりました。
3年ぶりの開催となった世界大会「WCS2022」が終わり、9月に新パック「白熱のアルカナ」が発売。
そして9/17にはチャンピオンズリーグ横浜2023が開催。
PJCS2022以来約3ヶ月ぶりの開催となる大型大会に最新の対戦環境がどうなっているのか気になる方も多いのではないでしょうか?
今回はCL横浜2023をより一層楽しむために今大会で活躍が期待される環境デッキを一挙ご紹介いたします。
これを見ればCL横浜2023が丸わかり!
是非ご覧ください。
CL横浜事前予想Tierランク
CL横浜2023開催前にシティリーグ開催がなかったため、デッキ分布を正確に把握しTier表を作成することはできませんでした。
今回はPJCS2022、WCS2022の大会結果と「ロストアビス」「白熱のアルカナ」の新カードを元に、現役プレイヤーの視点から見るTierランク付けとさせていただきます。
個人の主観に大きく寄ってしまった情報であることをあらかじめご了承ください。
PJCS2022準優勝、WCS2022TOP4のオリジンパルキアVSTARが単独Tier1。
次点で「ロストアビス」からギラティナVSTARのデッキ2種類をTier1.5と位置付け。
ミュウVMAXは引き続きTier2に位置すると予想。
PJCS2022優勝デッキのレジギガス、新アーキタイプのロストバレットといった非ルールデッキもかなり良い立ち位置。
「ロストアビス」発売による環境の変化はやはり大きくポケモンVSTARをワンパンする火力を持っているギラティナVSTARの登場でこれまでほど単純なパルキア一強環境ではなくなっていると思います。
次項ではこれら環境デッキの構築を見ていきます!
環境デッキ一覧
次にデッキ解説に移ります。
サイト内に記事があるものはリンクを載せておりますので、詳しいデッキの解説はそちらをご覧ください!
Tier1
オリジンパルキアVSTAR
クロススイッチャー採用型
パルキアVSTAR/はくばバドレックスVMAX(注目デッキ!!)
インテレオンラインの特性:うらこうさくによる確定サーチで安定した展開と自分の強い動きを相手に押し付けるムーヴを両立する2022年のポケモンカードゲームを象徴するデッキ。
特性:ふしぎなしっぽのミュウとかがやくゲッコウガによって山札を掘り進め必要札を集める「ターボ型パルキア」も海外大会で結果を出し、一時期流行しましたが結局裏工作軸がパルキアではメジャーとなっています。
これまで明確な不利体面が少なく圧倒的なTier1に君臨位続けてきましたが、今大会はTier1の座から引き摺り下ろされる可能性が出てきています。
「ロストアビス」で新登場のギラティナVSTARが、高HPのポケモンVSTARを一撃で落とす火力を持っており防御面に不安が出てきました。
加えてアルセウスギラティナはベンチを絞った戦いも得意でギラティナ側だけが一方的にワンパンできる状況を作れることも。
ただ筆者としてははくばバドレックスVMAXと合わせる型がイマ相当強いのではと考えています。
ダイランスがベルト込みで280ダメージをたたき出しギラティナVSTARをワンパン。
さらにHP320はロストインパクト+こだわりベルト+かんしゃくヘッドまでされなければワンパンされる事がありません。
Tier1の立ち位置を守り抜く事ができるのでしょうか。
Dレギュレーション落ちが徐々に迫ってきている状況で、そろそろ優勝できないと無冠の帝王になってしまう可能性があります。
オリジンパルキアVSTAR、栄冠を手に入れ名実ともにVSTARの帝王となれるか。
Tier1.5
アルセウスVSTAR/ギラティナVSTAR(注目デッキ!!)
アルセウスVSTARと合わせることによって強力なワザ「ロストインパクト」を安定して打つ事が可能に。
ビーダルをメインドローソースとする事でベンチを展開しない戦い方を実現。
オリジンパルキアVSTARに対して強く出られる事がこのデッキ最大の強みです。
さらにかがやくサーナイトを採用する事でミラーマッチでのロストインパクト対策が可能になりました。
それによってミラーマッチでの勝利の鍵を握るのが頂への雪道に。
かがやくサーナイトの特性をどのタイミングで消すのかが、重要になりそうです。
このデッキは間違いなく強いです。優勝候補筆頭と言っても過言ではないかもしれません。
非ルールデッキに対して若干不利がついてしまう点がどう響いてくるか。
ロスト型ギラティナVSTAR
こちらの構築はミラージュゲートによってギラティナVSTARにエネ加速することをコンセプトとした構築。
ミラージュゲートは非ルールポケモンにもエネ加速可能なため、カビゴンとかがやくゲッコウガといった多彩なアタッカーを採用できる点が強みです。
ロストゾーンが7枚たまるまでの間はウッウがダメージを稼いでくれるのが強力。
落とし損ねたポケモンに対してはヤミラミのダメカンばらまきで対応できます。
アルセウスギラティナとの最大の差別化はギラティナVSTARのVSTARパワーのスターレクイエムが使える点。ロストインパクトの連発が難しい中でスターレクイエムは非常に有用です。
幅広い戦術を武器にロストゾーンの支配者が頂点を目指す。
Tier2
ミュウVMAX
スターバース環境の開始と同時にTIer1の座に君臨し、CL横浜2022では優勝も経験したデッキタイプ。
しかしパルキアVSTAR、レジギガス、ギラティナVSTARといった強力なポケモンが続々登場したことによってTier2の立ち位置となってしまいました。
それでもパックが発売されるたびにミュウVMAXのデッキ自体は強化を受け続けています。
何より回り始めたら手がつけられなくなるデッキパワーは他の追随を許しません。
「ロストアビス」ではロストシティ、ロストスイーパーを獲得。
「白熱のアルカナ」ではセレナ、Vガードエネルギーを獲得と今大会のミュウVMAXはこれまでと全く違ったデッキに。
また、ミュウVMAX、ミュウV、メロエッタとアタッカーを使い分けることで相手の思い通りにサイドを取らせないようにできるため、プレイヤーの練度次第で弱点・不利関係なくあらゆるデッキと渡り合うことができるのも強みです。
数多の環境デッキを跳ね除けて再び頂点に返り咲けるか注目です。
レジギガス
シンプル型
ネジキ採用型
前回大会のPJCS2022で優勝したデッキタイプです。
相手の対面に合わせて弱点をつけるアタッカーを準備してサードレースを進めていけるのが強み。
オーロラエネルギーをいかにうまくトラッシュに送れるかで、構築とプレイング練度が試されます。
一度盤面が作れてしまえばその制圧力は圧倒的。
コオリッポなど特殊な対策カードがなければ突破は困難でしょう。
「ロストアビス」発売後はネジキを採用し、レジ系以外のアタッカーを無理矢理登場させる構築も開発されました。
国内大会2連覇を達成できれば、レシラム&リザードンGX以来の快挙。
ポケモンVだけではない、非ルールポケモンの活躍からも目が離せません。
ロストバレット・LTB
多彩なアタッカーを駆使して戦うことからロストバレットもしくはLTB(ロストツールボックス)と呼ばれるデッキタイプ。
キュワワーとアクロマの実験でロストゾーンにカードを貯めていきながら序盤はウッウ、中盤はカビゴン、終盤はヤミラミ、かがやくリザードンとアタッカーを変えていきサイドを取り進めていきます。
カビゴンとかがやくリザードンは特に強力。
ポケモンVSTAR相手には基本的にツーパンもしくはワンパンで落とす事が可能。
レジデッキと同じくらい注目を集めている非ルールデッキの新星です。
Tier3
アルセウス裏工作
アルセウスVSTAR/インテレオン(うらこうさく)/かがやくサーナイト
アルセウスVSTAR/インテレオン(うらこうさく)/かがやくリザードン
「アルセウス裏工作」と呼ばれるデッキタイプ。CL愛知2022の優勝デッキでもあります。
現在はかがやくリザードン型、かがやくサーナイト型に分かれています。
攻撃性能・防御性能ともにとても優秀なデッキで、ライコウVやそらをとぶピカチュウVMAXといったサブアタッカーも採用できたりとカスタマイズ性が非常に高く、練度を高れば高めるほどデッキが答えてくれるのが魅力です。
一方その高い防御性能ゆえ、25分で勝敗がつかず両者敗北となるリスクも孕んでいます。
使用者はパルキアやギラティナほど多くはないと思いますが、大会で当たったら対戦相手はアルセウスのプロフェッショナルである可能性が高く本当に油断できないデッキです。
ハピナスV/ミルタンク
ハピナスVの高耐久・高火力とミルタンクの特性で相手にサイドを取らせずに盤面を制圧するのがコンセプトのデッキです。
ハマれば強いことは間違い無いのですが、ミュウVMAXとギラティナVはミルタンクの特性を貫通してダメージを与えることができるのと、裏工作のインテレオンがミルタンクへのアタッカーとして有効なためいまいち環境で勝ち切れていない印象です。
と言いながらも、毎回決勝トーナメントにはハピナスミルタンクが入っているため、間違いなくこのデッキのプロフェッショナルは存在します。
Vガードエネルギーという強力な特殊エネルギーが新たに登場しており、侮れないデッキとなっています。
ヒスイゾロアークVSTAR
最大打点ベルト込み330ダメージが出せる効果力ワンパンデッキ。
しかし打点を出すためにはバトル場のヒスイゾロアークVSTARにもダメカンを乗せねばならず、逆に相手にワンパンされてしまうという耐久面が課題でした。
しかしかがやくサーナイトとVガードエネルギーの登場で状況は一変。火力を維持しながら耐久面を上げることに成功しています。
このデッキに関しては純粋に強化を受けているので、Tier3は少し低く見積りすぎているかもしれません。
アルセウスVSTAR/そらをとぶピカチュウVSTAR
今年の世界大会の優勝デッキタイプ。WCS2022ではトップ4のうち3デッキがアルセウスそらピカでした。
まさにパルキア環境の結論とも言えるデッキ。
CL横浜2023の環境ではどうなのかというと、やはりギラティナVSTARに対して不利を取ってしまっている印象です。
しかしこのデッキにもVガードエネルギーが入っており、対策は講じています。
世界の頂点に立ったデッキが横浜でもその実力を発揮できるか期待です。
さいごに
いかがだったでしょうか?
カードプールがかなり増え、デッキも複雑な動きをするものがかなり増えてきた印象です。
大会当日は高度なプレイングが光る熱い試合が展開されそうで非常に楽しみです。
環境のデッキリストを眺めてて思うのは「Vガードエネルギー」の採用の多さですね。
このカードをいかに攻略できるかが、勝利の鍵となりそうです。
ちなみに個人的な優勝予想は「アルセウスギラティナ」です。
皆さんの優勝予想はなんですか?
最後までご覧いただきありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。アローラ〜!!